|
今日で４月も終わり。またしても月末ぎりぎりになってしまいました。連休真っ只中のよく晴れた日曜日です。空は青く晴れ渡り、風はさわやか。いかがお過ごしでしょうか。ゴールデンウィークは毎年秋田に帰省しているので、東京で過ごすのははじめてかもしれません。ふだんはできないお部屋の大掃除などして、気分爽快。今日は次のＣＤのレコーディングに目黒のスタジオに行ってきました。１ｓｔＣＤ「Ｏｎｌｙ
Ｙｏｕ」を録った日も、晴れて風の強い日だったなあ。今度の作品も「Ｏｎｌｙ
Ｙｏｕ」と同じように大ヒットしますように・・・、などと思いながら。それで、謝らなくてはいけないのですが、１月のこの「つれづれ」の中で「次のＣＤ発売は夏ごろを予定」と書きましたが、遅れて秋になりそうです。時間がかかっても、納得のいく作品にしたいので、どうぞご了承、そしてご期待くださいませ。
さて、そのＣＤの収録候補に、映画「００７カジノロワイヤル」の挿入曲「Ｔｈｅ Ｌｏｏｋ Ｏｆ Ｌｏｖｅ」があがっています。そうそう、ハードボイルド物とはちょっと路線が違うけれど、００７も昔からの憧れだったっけ。００７というよりも、毎回登場するヒロインが素敵☆中学生だった私は「女スパイになるにはどうしたらいいのか？」と友達に相談していたものでした。すると友達いわく「美貌と知性と寝技（！）が必要なんだから無理」ときっぱり。中学生で「寝技」とは！友達も私も、別に不良でもなんでもなく、フツーの田舎の中学生でしたが。それにあの派手なアクションを見る限り、私に最も欠けている「運動神経」が必須でしょうね。やっぱりダメみたい。せめてＴｈｅ Ｌｏｏｋ Ｏｆ Ｌｏｖｅを歌って、００７のサスペンスフルな気分にひたることにしましょうか・・・。それにしてもあの「寝技」発言の友は今頃、どうしているのやら？
他に連休にしたことといえば、本屋さんでたくさん買い物をして、真っ先に読んだのが女優の水野真紀ちゃん（もう「ちゃん」って感じではないかなあ）の「にんぷ読本」。私が妊婦になったわけではないので、ご安心（？）を。「お見合い放浪記」というテレビドラマを観てから、真紀ちゃんのファンになり、著書も全部読んでいるのです。これまでのエッセイでも、彼女の一生懸命さに感心していましたが、今回のお子さん出産のエピソードは壮絶！出産の痛みの話はよくきくところではありますが、もう涙なしでは読めないほど辛そう。それほど、辛い思いをしたあとでも、赤ちゃんに「やっと会えたね。いい人生にしましょうね」と語りかける彼女はまさに聖母☆母は強し！虫歯が痛いくらいで、根をあげている私は足元にも及びません。出産後、女優の活動は少々控えているのかもしれませんが、今後もますます応援します。また「お見合い放浪記」みたいなコメディに出てほしいなあ。
買った本はベストセラー小説が多いけれど、読み始めたのは伊坂幸太郎さんの「終末のフール」、奥田英朗さんの「町長選挙」。「町長選挙」のほうは、直木賞受賞作にも登場したの精神科医・伊良部が主人公。売り切れで、なかなかみつからなかったけれど、やっと増刷ができたようです。やっぱり常軌を逸していて、最高に面白い〜。読んでスカッとした気分になれるのはしあわせ。「終末のフール」はまだ途中。ひとつひとつのエピソードが最後にどう繋がっていくかが楽しみ。眠る前の読書タイムが楽しみなこの頃。
こんな調子で連休後半は大掃除の続き、読書、映画と絵を観に行って、お休みあけからは、またレコーディングとライブの準備です。あんまりかわりばえのしない日ですが、「終末のフール」にもあったようにToday is the first day of the rest of your life(by Charles Dederich)。「今日という日は残された日々の最初の一日」。元気で、そして水野真紀ちゃんを見習って、一生懸命過ごすことにします。
 大越 康子
|
