盆踊りとレコーディングの夏


 残暑お見舞い申しあげます。夏休みシーズンですが、いかがお過ごしでしょうか?私も今日(8月13日)から秋田に帰ります。いつもながら飛行機は怖いですが、仕方ありません。帰京は新幹線なので、行きだけの辛抱だ!ガンバロウ!(って何を?)

 今日は飛行機に乗る前に、とても大きなお楽しみがあるのです。昨年からずっと読んでいる新聞の連載小説が、今日、ついに最終回を迎えるのです。宮部みゆきさんのミステリーで399回!我ながら、毎日よく読んだなあ〜と感心。しかし、明日の一回でどう終わるんだろう?大体の顛末はわかったのですが、これだけの話をたった一回分の文章の締めで、すんなり納得させてもらえるのでしょうか?前に読んだ他の作家の新聞連載ミステリーも、なんだか拍子抜けする終わり方だったので、ちょっと不安ではありますが、とにかく夜が明けたらコンビニに走ることにしましょう。(留守にするときもあるので、購読ではなくて、毎日買っているのです。余計な広告チラシもたまらないし快適。)でも前回も書いたけれど、この次は渡辺淳一さんの恋愛もの。あらすじが紹介されていたけれど、興味がもてないので、きっと読まないでしょう。日々の楽しみがひとつ減ってしまったなあ。

 さて、この夏はうちの近所の盆踊りを2つ、見にいきました。ひとつは大学の構内で行われた、大掛かりなもの。大きな櫓のうえに大太鼓。学生さんによる出店もたくさん。それがとっても安くて、わたあめが50円!焼きそばが300円!フランクフルトが100円!春に千鳥が淵にお花見に行ったときは、それぞれ500円、500円、300円だったような・・・。さらに、ここの大学の出身ということで、元・巨人軍の中畑清さんがゲスト出演。司会をしたり、皆と一緒に踊ったり、パワー全開で大活躍。テレビで見るよりも、大きな方なんですね。そしてテンションの高いこと、高いこと!ぱあっと、その場を盛り上げてくれます。ほんとにお祭りにはもってこい。浴衣コンテストもあって、一等の商品は自転車だったらしいですが、始まる前に帰ってきました。傾向と対策を調べて、来年の出場に備えるべきだったでしょうか?浴衣はかわいいのがいいのか、古典的なのがいいのか、それとも審査委員長の(?)中畑さんの好みに合わせるのがいいのでしょうか?第一、私は浴衣をもっていないのです。高校のとき(何年前だ!)家庭科の授業で自分で作って、その後、お芝居をしてきたときは日舞のお稽古で着ていたんだけどなあ。う〜ん、遠い夏の記憶だ・・・。

 もうひとつはご近所の小学校の校庭での小さな盆踊り。こちらは「町内会」といった趣き。一応、櫓もあるけれど先のものに比べたら小さいし、出店もちょっとだけ。でもやっぱり安くて、わたあめ50円!冷やした缶ジュースも50円!小学校で行われるせいか、家族連れがいっぱい。なんだかほのぼのしています。子供の頃、町内会の盆踊りに行ったなあ、なんて思い出しながら、夜風に吹かれるのも乙なものです。この町に住んで3年になるのに、どうして去年までは行かなかったんだろう?仕事で出かけていたのかな。別に一緒に踊るわけでもないのだけれど、やはり日本人はあの盆踊りのビート(?)に感ずるものがあるのでしょうか?早くも来年も行きたいなあ、などと思っているのでした。

 9月前半で、CDのレコーディングとジャケット撮影が終わる予定なので、そうしたら、少しゆっくり過ごすつもりで、9月はレギュラー出演以外のステージはお休みです。貧乏性なので、何もしないでいるのはいけないことのように思ってしまうのですが、実は何もしないで、ぼうっとしているのは最高の贅沢なのではないか、という気もしてきました。さっきの中畑清さんは、お仕事だから、人前だからああいうふうにハイテンションでいられるのでしょうか?それとも根っから、ああいう明るい方なのでしょうか?芸能人とはああいうふうに、自分ひとりでも周りの雰囲気を変えられるだけのパワーを持っている、というか、持っていなくてはいけないんだなあと実感。私は芸能人とは違うけれど、、人前でステージに出るということは、多少なりとも近いものが求められているはず。だとすると、天然でそういう力を持っているわけではないので、多少充電しつつ活動していかなくてはいけません。まずは、残りわずかとなったレコーディングを頑張らねば。録音は大変ですが、うまくいったときは最高の幸せを感じる瞬間でもあるので、(スタッフの皆様、この場を借りて感謝!不器用な私をうまく盛り上げてくれて、どうもありがとうございます)もうじき終わってしまうのは、とてもさびしいです。そんなわけで、9月はステージが少ないので、ご都合のよろしい方は、8月25日の座長公演、御徒町アリエスにぜひいらしてくださいませ。今回はセクシー&ゴージャス系のドレスでお待ちしています★まだまだこれからが夏本番なので、どうぞお元気で!


大越 康子