こっちもショック!不二家事件


 東京では初雪も観測されないうちに、春一番が吹いてしまいました。梅の花がきれいに咲いて、めじろの姿もみられます。2月中ばの三連休に帰省して、誕生日を家族と祝ってきましたが、秋田もまったく雪が積もっていませんでした。雪のない二月の秋田なんて生まれてはじめて!寒くないのはありがたいけれど、やっぱり妙な感じ。子供の頃に読んだSF小説を思い出します。地球全体の気温が上がって、皆、少しでも寒い地方へ移動して助かろうとしているけれど、次々と困難が襲ってきてもう絶体絶命・・・と思いきや、実はそれは主人公がみていた夢で、本当は地球が氷河期に入って人類は滅亡間近だった、という話。タイトルは忘れたけれど、怖かったなあ。

 さて前回、「あるある大辞典データ捏造」事件について書きましたが、もうひとつショッキングな事件ありました。それは不二家の期限切れ原料使用問題。シュークリームを買って食べていたわけではないけれど、ペコちゃん好きの私としては寂しいな。実は私、その昔劇団養成所を卒業して、アングラめいたお芝居をしていたころは「眠森ペコ」と名乗っていたのでした。ああ、恥ずかしい!!でも自分でつけた名前なのです。ほっぺたが赤くて、ペコちゃんに似てますよね?今でも。さすがに苦しいかな?さらに当時から睡眠時間が長いので有名だったので、眠れる森の美女とひっかけて。(そういえば、今年の誕生日も過ぎましたが、睡眠時間は短くならないなあ。久しぶりにお休みの今日も12時間眠ってしまった!)なんたって劇団の名前が「突撃!オムライス」でしたからね。若かったなあ・・・遠い目。そして雑誌の「ぴあ」の公演案内に「眠森ペコ」という名前が載って、大喜びしたのでした。雑誌に自分の名前が載るなんてはじめてだったので、その号のぴあはずっととっておこう、と思ったのですが、いつのまにかどこかへいってしまいました。はじめて人前で歌ってギャラをいただいたときも、このお札はずっと記念にとっておこう!と思ったのに、いつしか生活費と消えていき・・、思い出つくりは苦手です。

 まあ恥ずかしい青春の思い出はさておき、そういうわけでペコちゃんには愛着を持っていたのでした。なまものがダメで、子供味覚の私としては不二家レストランはファミレスと並ぶお気に入りでもあったし。お仕事前にばっちりお化粧して、一人で不二家でご飯を食べていると大分まわりから浮いてはいますが・・・。最初今回のニュースをきいたとき、一日くらいの賞味期限切れなら大丈夫じゃない?なんて思いましたが、出るわ出るわ、いくらなんでもこれはまずいですよね。かわいいペコちゃん、ポコちゃんのためにも、不二家はがんばってほしいです。カントリーマアム、ネクター、レモンスカッシュも美味しいんだから!

 ところで、事件ではないけれど不思議に思っていることがひとつ。それは藤原紀香さんが自分より知名度の低いお笑いタレントさんと結婚して好感度があがったといわれていること。青年実業家や有名俳優ではなく、自分より格下(←こういうふうに報道されていた)のタレントさんを選んだところがいい、とのことですが、私にはわからない。世の中の人の大半は有名なものや人が好きなのに、すでに有名である紀香さんがひとり勝ちしちゃ面白くないってこと?青年実業家でも、人間的にすぐれた人もいるでしょうし、お笑いタレントでも性格的にモンダイのある人もいるでしょうし。職業じゃなくて、問題はその人本人なんじゃないの?誰(何の仕事をしている人か)と結婚するかによって自分の人気にも影響するなんて、芸能人はほんとうにたいへんですね。


大越 康子