お花見にはいらっしゃいましたか?さすがにもう散ってきてしまったけれど、今年は桜を観られる期間が長かったような。今年は勢いがつきすぎて、3月20日過ぎに千鳥が淵に行ってみたら、やっぱり早すぎ。花は一割も咲いていませんでした。あらら。でも人出は多かったですよ。屋台もたくさん出ていたし。中国風おやきシャーピンとたこ焼きを食べよう!とお昼も食べずに出かけたものの、花がないと食欲もわかず、やめてしまいました。いつも靖国神社にいる芸をする猿も見かけなかったなあ。もっとも、このサル、いつでもまわりに人垣ができているというだけで、たいした芸をするわけではないのです。ただお花見のうきうきした気分と、とっても合っているのでしょうね。手前に置かれた帽子のなかには、かなりの金額の投げ銭が!いいなあ。私もあそこで路上ライブしてみようかなあ。と真剣にバンド編成やミュージシャン、曲目まで考えはじめる私・・・。
さてさて、またしてもすっかりご無沙汰、久しぶりの更新になってしまったのですが、いかがお過ごしでしたか?こちらは日々いろいろ、尽きることなくモンダイが起こり(?)、怒ったり、笑ったり、あきらめたりしながら過ごしています。怒ったり、が先にきてしまうあたり、まだまだ修行が足りないですね。でも怒りたくなることも多いんですよ。最近いちばん「エエッ?}と思ったのは、ライブをやっている某お店の更衣室に、カレンダーとその日の出演者、お客様人数と売上金額の書かれた表がでかでかと貼ってあったこと。お店だから記録をつけるのは当然でしょうが、出演者も着替える場所に掲示する?ジャズクラブではなくて、ホステスさんもいるいわゆるクラブに歌いにいくと、更衣室にホステスさんの名前とそれこそ売上金額グラフがはってあるのを思いだしました。(あと「金曜は同伴デー!がんばりましょう」とかも書いてあったりするけどね)はじまる前にご挨拶したママさんも思いっきり不機嫌だったし。でもミュージシャンは素晴らしかったし、お客様もたくさん来てくださったので救われましたが。まあ私にはご縁がなかったということでしょうね。やっぱり上機嫌で歌いたいし、そのためにこちらでできる準備は全部していくのだから、ヤル気を奪われてしまうようなところには行きたくないです。と考えて、これまでもせっかくきた出演依頼を断ったこともあり、我儘でいけないかなあ、と思う反面、自分がリラックスできて、魅力的でいられないようなライブはしたくないのです。ずいぶん前はライブの本数が多いほうがスゴイ、みたいに思っていたけれど、いまはきちんと準備して自分でも最高に幸せな時間を過ごせるステージにしたい。そして、それは(私には)そうそう数多くできることではない、と考えています。
楽しく、嬉しいことのほうも書きましょう。(トシをとると愚痴っぽくなっていけません)最高に嬉しかったのは、昔、私の父の部下だった方が、秋田から東京に出張にいらした際にライブに寄ってくださったこと。もう遅い時間だったのに、キレイな薔薇の花を持ってタクシーでかけつけてくださって、お名前をきいてビックリ。三十数年ぶり?秋田の実家で私が歌っているときき、インターネットでスケジュールを調べてのご来店でした。信じられない!!当時は私も弟も小さくて、ずいぶん一緒に遊んでいただきました。きけば、父は仕事以外にも、キャッチボールや卓球などを一緒にするために、朝早くから呼び出していたのだとか。上司の困った趣味?につきあわせてしまって申し訳ありませんでした。父に代わって、この場でお詫び申し上げます。またこの方が現在は五十代というのに、信じられないくらいお若いのです。なんだか時間の感覚がおかしくなってしまうくらい、懐かしく不思議で嬉しい夜でした。同じ夜は二年ぶりにお会いする、こちらは大阪在住のお客様もみえて、売上金額表でウツウツしていた気持ちもどこへやら。たくさんの方に見守られている幸せを感じ、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
もうひとつ嬉しかったのは、音楽の話ではないのだけれど、昨年から応援しているフィギュアスケートの中野友加里選手が、東京で行われた世界選手権で5位になったこと。さらに、世界ランキングでは3位になったのです!おめでとうございます☆ああ、ゆかりん!(←いきなりベルばら調)地道な努力の末に、去年よりもますます上手できれいになって。上位の浅田、安藤両選手にジャンプの大技でこそかなわないものの、演技力は最高。特にショートプログラムの「SAYURI」には魅せられました。地元開催ということでプレッシャーも大きかったでしょうが、無事に5位に入賞してほっとしていたところ、ある日、某スポーツ新聞に「十代の若手も多いし、納得のいく演技ができれば来季での引退も考えています」という記事が載り、ビックリ!確かに、体力的にも金銭的にも、いつまでも続けてはいられないスポーツなのでしょうが、上り調子の今、引退だなんて・・・、と何も手につきませんでした。結局、中野選手応援ブログの管理人さんが本人に確かめてくれて、誤報とわかったのですが、ほんとうに心配したよ〜。中野選手の健気な頑張りに励まされているのは、私だけではないはず。これからも素敵な演技をみせてほしいです。でも最高な状態でやめたい、という気持ちもわからないでもないのですけれどね。とりあえず来季は続けて、トリプルアクセルを決めてほしいな。それにしてもあの誤報はひどい。テレビ番組の捏造が騒がれているけれど、新聞だって。マスコミなんてそんなものよね、だから嫌なんだ、プンプン!とまた怒ってしまうのでした。いかんいかん、修行が足らんなあ。
大越 康子
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