油断大敵


 全国のつれづれファンの皆様(って3人くらい?)、こんにちは。ご無沙汰してしまってすみません。2ヶ月以上も書かずにおりました。このままフェードアウトか、と思われてしかたないくらいですが、いえいえ、がんばって今日は2か月分を書いて挽回(何を?)しようというわけです。

 ホームページでしかお会いできない方にはご心配おかけしましたが、おかげさまで元気でそれなりに忙しくやっています。ただひと月くらい前に大風邪をひきました。いつもは「アヤシイな」と思ったらすぐに病院にかけこむのですが、今回はあまりのだるさに病院に行くのも億劫になり、先のばしにしたのが悪かった。喉は腫れ上がり、水を飲むと耳まで響いて、痛いこと痛いこと。できるだけ抗生物質は飲まないようにしていたのですが、今回は飲まずに早く治すのは難しい、とのことで、一年半ぶりに服用。すると、びっくり!熱はないのに、顔だけが妙に赤く、熱く、腫れてしまいました。怖いっ!化粧で隠そうとしても、腫れた顔はどうにも出来ず・・。うちにいるときは、冷えピタを頬に貼る始末。2日たって、喉の腫れが少しひいたところで、抗生物質を飲むのを辞めたら、すぐにもとに戻ったので、やはりそのせいだったと考えられます。それにしても、以前飲んでいたのと同じ薬なのに、しばらく間をあけたせいかこんなことになるとは。やはり抗生物質恐るべし、です。しかも、最近はその抗生物質も効かない感染症があるのだとか。怖いですね。

 でもこれはなんとなく、人間界での出来事にも似ているような気も。何か困難なことが起こると、それに対処しようとして、試行錯誤した挙句、だんだん楽にクリアできるようになる。すると、また何か違う問題が起こって、それを乗り越えようともがく。やっと越えられたと思うと、またまた次が・・・という感じで、何の心配もない日々なんてない気がする。かといって、絶体絶命というような苛酷な状況に陥ったこともないのだからよしとしなくてはいけないのかもしれないのですが。とにかくそんな毎日なので、<病原菌>対<薬>も<困難>対<人生>みたいに思えてしまうのです。
 もう少しもう少し、と越えていって、でも最後は病気か何かわからないけれど、越えられない何かに負けて、人生は終わるのでしょう。負けて、というのは間違いかな。もうここまで頑張ったからいいよ、ということで終わるのかも。いいよ、と言ってくれるのは神様?私は何かの宗教に入っているわけではないのだけれど、神様というか運命をきめる存在はあると思っているので。最後のそのときまでは、ふりかかってくる何かを越え続けなくてはいけないのでしょう。

 というと何やら大問題を抱えているように思われるかもしれませんが、私の不安というのは、今度会うことになっている人が神経質そうだから注意しなくちゃ、とか、まあそんなレベルなので、ご心配なく。困難というより、面倒なことや人にどうやって対処するかという感じです。でもこれまたよく考えてみると、注意するのは自分が嫌われたくないからですよね。もうどうでもいいや、と思う相手には注意なんてしないはず(私は人から嫌われることが怖くないので)。我慢してまで、人に合わせてやっていくか、そんな疲れることはしないで一匹狼でいくか、というところでしょうか。私は限りなく一匹狼タイプだと思いますが、それでも、生計をたてていくためには注意しなくてはいけないことが多々あり、これが夜道に缶カラを蹴飛ばして帰るゆえんです。しかし、努力の甲斐あってか、それともトシをとって多少のことには驚かなくなったのか、面倒ごとに巻き込まれる回数も減ってきている気がします。あ、でもこうして油断するとまた何が起こるかわからないので、気をつけて、と。


大越 康子