気分転換の方法


 お約束どおり(?前回のつれづれ参照のこと)今日はもうひとつ書きます。私はよく人に「気分転換には何をしますか」と質問します。その理由は私自身が気分転換が下手で、気がかりなことがあると、自分のなかで一応の解決策が決まるまで、ずっと考え続けてしまうので、何かいい方法があったら真似したいな、と思うからです。これまでに、いろいろな答えがかえってきて、なるほど、と思ったので、以下に紹介します。

・読書
 これは私も大好き。でも最近はじっくり小説を読んでいないなあ。芸能界や音楽界には興味ないけれど(スミマセン)、文壇のゴシップなど裏話は大好きで、はまっているのは「文学賞メッタ斬り」という本。日本の文学賞の成立事情から選考過程、内幕、賞の格や権威などを網羅している文学賞ブックガイド。シリーズが3冊出ています。面白い本を探すために買ったのですが、この本自体が最高に面白く、寝る前に少しづつ読んでいます。かといって、小説を書いて文学賞に応募したいとかいう気持ちはまったくないのですが。歌のモットーは「明るく、さわやかに」やっている私ですが、読む小説はノワール系も好きです。いや〜な気持ちになって落ち込んで、あ、でもこれは小説なんだ、と元気よく実生活に戻っていける気がします。小説の読み方として間違っている?でも、気分転換にはなっていますよね?
・映画を観る
 「IN CINEMA」という映画音楽集のCDも作ったくらいなので、好きなのですが、これまたしばらく映画館には行っていません。冬は風邪が怖いし、夏は冷房が効きすぎているし。そして何より、音が大きすぎて。映画館ではいつも軽く耳栓をしながら観ています。
・スポーツクラブへ行って汗を流す
 これはものすごく気分転換によさそう。昔、学生時代は原宿にあったエアロビクススタジオに通ったこともありました。当時はエアロビクスが流行りはじた頃だったと思いますが、それですぐにスタジオに通ってみるなんて、勇気があったなあ。今は、毎日発声のための柔軟体操をするくらいです。
・好きな音楽を聴く
 これは某ミュージシャンからの答えでしたが、自分の演奏の録音ではダメだそうです。確かに自分の録音は減点法で聴きますからね。逆に「大越さんのCDを聞く」と言ってくださった方、ほんとうに嬉しいです。ありがとうございます!夏のお薦めは2002年発売のボサノバ集「Adua De Beber」です。まだの方、ぜひ聴いてくださいね。
・お酒を飲む
 飲むとすぐにゆでだこのように真っ赤になり、寝てしまうので、効きめなし。カルピスやコーラのほうが美味しいと思う。
・ショッピング
 お金と時間を自由に使えるなら、きっと効果抜群でしょう。限られた時間と予算で、いいものを探さないと、と思うと逆にストレスに。行って嬉しいのは、本屋さんと文房具屋さん。レコード屋さん(とは今は呼ばないの?)でCDを探すのは苦手で、インターネットで調べてから注文することが多いです。ドレスショップも、いいのをみつけないといけない!と思うと気が重い。試着するのにも体力が要るし、汚さないように気を遣うし。。ドレスを買いにいくときは仕事のつもりで行きます。
・掃除
 えら〜い!そういえばこのごろ、「掃除力で運を上げる」みたいな本もいっぱい出ていますね。運気が上昇するかどうかはわからないけれど、きれいにかたづいた部屋にいたら、気持ちもすっきりして元気になれそう。とは思うものの、実は整理整頓は大の苦手。誰か、私の譜面と音源資料と、ドレス類をすっきり片付けて〜。
・長風呂
 うんうん、これも前はよくやりました。毎日違う入浴剤を入れたりして、結構凝っていたかも。このごろは大型サイズの入浴剤を使っているので、毎日同じです。春に「さくらの湯」が安くなっていて、2つも買ってしまったため、なんと昨夜までさくらの香りの湯につかっていました。もう梅雨入りしたというのにね。今日からはクールな感じのフローラル香りののお湯です。

 と手軽に出来そうなものばかり並べてみましたが、いかがでしょうか?最近これはいいな!と思ったのが、普段と違うメイク・髪形にしてみる、というもの。メイクのほうは、専門の雑誌もあって、各種化粧品も充実、メイクテクニックもたくさん紹介されてますが、私の経験では、自分で大分変えたつもりでも、気づいてくれる人はまずいません。そこで髪形。少しづつですが、伸ばしていることもあり、先日カールの仕方を変えてみました。すると、その日会った人から「とってもいいですね。十歳は若く見える」との嬉しいお言葉が。調子にのって次の日もやってみましたが、今度は誰からも何の反応もなく、がっかり。でもめげずにまたやってみよう。今晩はフローラルの涼しい感じのお風呂だし。手間要らずでお薦めの気分転換法があったら、教えてくださいね。


大越 康子