マスクと片付けの日々


 早いものでもう三月です。三寒四温の今日この頃、お元気でしょうか?
私は、私にしては忙しかった二月を無事に乗りきって、ほっとしているところです。今日は久しぶりのお休み。ためてしまったお礼状やメール書きをして、ゆっくり片付けをしていたら、もうすっかり夜になってしまいました。今年はまだ梅の花も観にいっていないし、読みたい本もたくさんあるけれど、まずはお仕事、と言い聞かせて作業に励んでいます。発声練習も作業、ライブの宣伝も作業、譜面の片付けも作業・・・、なかなか終わりません。ともあれ、風邪もこじらせずにここまでこられてひと安心。前にも書いた、酢卵(飲み続けて早丸三年です!)、ゴマ油うがい、酢+塩での鼻うがいのほかに、この冬はもうひとつ、いい方法をみつけました。それは、濡れマスクをして眠ること!ガーゼのマスクを水(ぬるま湯だともっといいらしい)で濡らして、鼻にあたる部分を折り曲げて息ができるようにして、つけて眠るだけ。喉の乾燥を防いでくれて、朝起きたときに喉がイガイガしたりしません。効果てきめん!「夜眠るとき用マスク」として売られている製品もあるみたいですが、私の場合、この安上がりな方法で十分みたい。でも、これでますますマスクをしている時間が増えたなあ。一年のうち、秋〜春、11月から4月いっぱいくらいは外に出るときはマスク姿。慣れてはいるものの、マスクなしの身軽さにも憧れるのです。まあ仕方ないですね。

 マスクといえば、このあいだ、近所のお茶屋さんで二枚いただいたんでした。どうして、お茶屋さんでマスクをもらったかって?愛飲している「はぶ茶」を買いに行ったのですが、その日は私の前に女性のお客様がいて、そこの奥さんとお茶を飲みながらおしゃべりしていたのです。そこにいつもどおりマスクをした私が「このあいだ売り切れてたんですが、はぶ茶入りましたか?」と入っていったのです。「あらあら先日はすみませんでした。今日は入ってきてますよ。はぶ茶、今よく出てるんですよね」と奥さん。「そうそう、胃腸にいいってきいたわ」ともう一人のお客様。「お茶をどうぞ」と奥さんが美味しい緑茶を入れてくれたので、私がマスクをはずすと「花粉症ですか?私もずっと大丈夫だったのに、つい先日からくしゃみがとまらなくなって」とお客様。「いえ、予防なんです」すると奥さんが「そうそう、マスクしてると予防のほかに、あったかくていいですよね。私もこのあいだ使い捨てのを箱で買ったんだけど大きくて、紐のところを結んで使ってるの。あ、たくさんあるから、よかったら差し上げます」と言って、下さったのでした。どこの誰ともわからないのに、あたたかいお茶を入れてくれて、マスクまでくださって、たわいないけれどちょっとおしゃべりもできて、なんだかほのぼのとい〜い感じでした。昔、おばさんたちが立ち話をしているのを不思議に思ってみていたけれど、気がつけば、私もそういうことができる年齢になっていたのですね。ちなみにはぶ茶が本当に胃腸によいのかどうか、はわかりません。くせがなくて飲みやすいのと、コーヒーや紅茶、緑茶だけだとカフェインを取りすぎるかな、と思って、出かけるときも水筒に入れて持っていっています。これは節約とムダなペットボトルや缶のゴミを出さないために始めたのですが、習慣になると気持ちよくて、忙しくて持参できずに、缶コーヒーなどを買うと帰ってイライラするくらいです。

 水筒だけじゃなくって、生活全般ムダなものは持たずに、すっきりさせたいな。整理したいものは長年たまった譜面やMD、カセットテープをはじめ、た〜くさん。名刺ファイルは年賀状を書くときにだいぶ整理したけれど、パソコンのアドレス帳は増える一方。ちょうど3月だし、新年度にむけていろいろ片付けようっと。(私の仕事に年度なんて関係ないけど、気分ね!)このホームページもWhat‘sNew?の写真のコーナーなど、大分更新していないので、ぽつぽつとではありますが、作業していきたいと思っています。どうぞ長い目で見守ってくださいね。つれづれも月に一回更新なので、今回のは2月分です。近いうちに3月分も書きます。書きたいこともた〜くさん。では、また。


大越 康子