YouTubeで記憶の旅

 早くも12月になりました。すっかり寒くなりましたが、お変わりありませんか?私は今年最後のジャズクラブ・アリエスでのメインライブを無事に終えて、ほっとしているところです。今回は阿川泰子さんの往年の大ヒット曲スキンドゥ・レ・レにも初挑戦してきました。数十年来の憧れの曲を歌えて、感激〜☆終わってほっとしていますが、今週も仕事やリハーサルが続くので、気が抜けて風邪をひかないようにしなくては。年末はゆっくりできそうなので、それまでもうひと頑張りです。

 さてライブやメールでもさんざんお知らせしていますが、私のPV(プロモーションビデオ)をYouTubeでご覧いただけるようになりました☆
新CD「Call Me」のタイトルソングをスタジオで歌い、また電話でおしゃべりしている様子などが見られます。10月末のある日に、いつもお世話になっているバンリュウジスタジオで、きゃあきゃあ言いながら楽しく撮っていただきました。たくさんの方から「見ました〜」という連絡をいただいているのに、数日前から再生回数が増えないのはどうしてなの??パソコン音痴の私には謎ですが、ともあれいつものステージ風景とはちょっと違う感じをお楽しみいただけたら嬉しいです。お時間ある方、是非ご覧下さいませ。

 それがきっかけでYouTubeにはまり、いろいろと懐かしい音楽を探すうちについに見つけた宝物。NHK少年ドラマシリーズのタイトル曲集。子供の頃、平日の夕方6時頃に15分づつ放送されていた子供向けの連続ドラマです。「タイムトラベラー」「なぞの転校生」「つぶやき岩の秘密」etc.ジャンルとしてはSFが多かったと思う。佐野洋原作の「赤外音楽」というのもあったなあ。そして私が今回みつけて感動したのがこれ。「夕映え作戦」のテーマ

 山田隆男主演のタイムマシンもののSFでしたが、こんなにカッコイイ音楽だったとは!少年ドラマというよりは、イメージ的にもっとハードボイルドな、たとえば天地茂とかがでてくる(私も古いなあ・・)刑事ドラマって感じがします。ああ、それにしても懐かしい。次にみつけたのは、大好きな松田優作主演の「野獣死すべし」のテーマ。←これは音楽のみで、画像は映画と無関係のようです)そうそう、これジャズなんですよ。当時の私はそんなことは知らずに、このクールで大人っぽい感じに惹かれていたんですが。あと「野獣死すべし」のポスターに、松田優作が共演の小林麻美をお姫様抱っこしているシーンがあったはず。あれも憧れだったなあ。というか、自らの体重・体形を省みずに、今でも憧れてるんですが☆

 こうしてみると少女時代に触れた音楽や小説が、その後もお気に入りになったということがよくわかる。理系でもないのに、どうしてSFが好きなんだろう?と自分でも長らく疑問に思っていたけれど、少年ドラマシリーズにワクワクした記憶が残っているんでしょう。ハードボイルドが好きなのも、きっとこのあたりの角川映画の影響なんだろうなあ。

 そしてYouTubeでみつけた、なつかしくも最高にカッコイイアニメソングの決定盤がこれ。「新・オバケのQ太郎」 。いやあ、これには参りました。なんてファンキーなんだ!!これも子供のころに毎週見ていたはずなのに、このサウンドのよさがわからなかったのね。ベースとドラムのカッコよさは異常なくらい?ボーカルの声もかわいいし、語呂がよくて、歌ってると止まらなくなりそう〜。さすがにアニメソングなので、自分のステージではできなさそうですが、なにかお遊び的機会があれば歌ってみたいなあ。とにかくおとといから何度も聞き返したので、歌詞も完璧に覚えちゃったのです。聴くと元気がでるので、これからも景気づけの一曲として、朝に聴くつもりです。

 古いスタンダードを歌うと、「ああ懐かしい〜」と言って喜んでくださるお客様がいますが、こういうことなのねえ、、と実感できました。その歌だけでなく、それを聴いていた頃の自分や周囲の記憶が蘇るのが嬉しいし、なんとも心地よいのです。これからもお客様に喜んでいただける思い出の曲を、そしてスキンドゥ・レ・レのように、自分が昔聞いて好きだった曲も、レパートリーに取り入れていくつもりです。
 今年はつれづれを毎月書けなかったので、年末までにはもう一回書きたいな。
皆様、どうぞ風邪などひかずに、素敵なクリスマスシーズンをお過ごしくださいね☆


大越 康子