ペンタトニックの筒

ドミナントは?

仲間はずれ

さて5つの機能にドミナントがいません。でもドミナント的な機能がこの世に存在するという確信もあります。そこで、「ドミナントは仲間外れとして存在する」と思うことにします。よくよくドミナントの特殊性を考えると、5つのモードと関係ない外の世界から来ると思うのは、それはそれでスッキリしてるなと自ら納得。

含まれない「音程」と含まれない「音」

さて「ドミナントは不安定感だ」という説を聞いたことがあるので、不安定感->安定感を作り出すには、といくつか安易にドミナントの例を考えてみました。
「ペンタトニックが機能で基本だ」と思ったので、これに含まれない「音程」を出せば外の世界な感じがすると想像。調べてみると、短2度と増4度と長7度の3つが存在します。また、解決先のペンタトニックに含まれない「音」は、外の世界な感じがすると想像。12-5=7音存在しますが、そのうち短2度と増4度と長7度の「音程」関係にある2音はと調べると、いくつか発見しました。
これに「ドミナントは4度進行する」に従って、例えばmajorペンタトニックのIコードに4度進行するルートを基本に考えると、

の3つがドミナントの基本例。あら不思議、結構いい感じじゃない(M7はちょっと型破りだけど)。

マイナーだと

だとすれば、と調子に乗ってマイナー・コードに対するドミナントの基本例も探検しました。majorペンタトニックのVImコードと思っても、minorペンタトニックのImコードと思っても、その他のモードのマイナー・コードと思っても一緒で、

の3つがドミナントの基本例。メジャーでもマイナーでも、ペンタトニックそのものは転回すれば同じなので、違いはボトム・モーションてことになりますね。

ペンタトニックの地図と空飛ぶドミナント

ペンタトニックによる5つの機能を、平面に書いた音楽の地図みたいなものだと思うと、ドミナントは「空飛んで着地」というイメージです。

サブ・ドミナントからジャンプ->空飛ぶドミナント->トニックへ着地

という感じでしょうか。空の飛び方は、それはそれは自由で奥行きのディープな世界が広がってまして、今ここでは地上の地図のハナシに専念です。地上だっていろんな走り方ありますしね。

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