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試運転





○灯入れ

 コイル切り替え回路やBFO回路などまだ未配線の部分があるが電源と信号の通過する主
要な部分の配線が済んだのでバラック組の状態でいったん通電試験を行う.この段階で発生
するトラブルをつぶしておくと後の作業がかなりラクになる.
わくわくとドキドキの入り混じった瞬間である.ここが自作の楽しみの第一のピークになる.

まだスピーカーが付いていないのでOPTの2次側に3.5Φのジャックを仮付けして外部SPに
つないだ.コイルはMF帯用で試験することにし.2セクションバリコンのステーターを各パート
ごとに並列接続して恐る恐る電源SWをいれる・・・

ヒューズの溶断もなくヒータがほんのり灯りはじめる. 手早くヒーター電圧,B電圧をチェックす
る. 発煙.....なしっ!







 しばらく待つと突然 「ラジオ深夜便」が聞こえてきた.感激の一瞬である.この感覚を味わう
ためにコツコツ組み立てをやってきた.

 簡単なトラッキング調整をとったが下限が560kHzまでしか下がらない.このコイルは430p
F用のコイルパックから取り外した物だが使用しているバリコンは2セクション合計でも380pF
ほどしかない.この件は初めからわかっていたことなのでこのままとした.関東では594kHz
のNHK第一が受信できれば実用上は差し支えない.




○パネルの取り付け




 前面パネルを取り付けボリュームやスイッチ類を取り付ける.ようやく受信機らしくなってき
た.バンド切り替えスイッチやモードスイッチが固定されたのでそれらの配線を行う.

メインダイヤルのツマミはこのMD−101を初めて知った30年以上前から好きになれなかっ
た.今回は別に用意したアルミの削りだし品を使用してみた.本当はツバ付きのデザインが好
みだが秋葉原中探しても発見できなかった.



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○配線の仕上げ

 モードスイッチ周辺ははどうしても配線が混んでしまう.8回路3接点のスイッチを使ったので
 USB も対応可能とした.実際は水晶が入手できるまでは AM/ LSB (CW) 用となる.使用し
た接点は BFO電源,水晶,検波回路,AGC時定数,デイスプレイ表示,の5回路だった.





 各ステージのコイル切り替え回路の配線を行う.今回はコイルパックを使用せずBC帯用と
SW帯を2回路2接点のリレーで切り替えることにした.そのためバンド切り替えはロータリースイ
ッチではなくトグルスイッチによるリレー電源の on / off で行う. 写真はANTコイル切り替部.



RF コイル切り替え部





OSCコイル切り替え部



 ほぼ配線の終了したシャーシ内部,左上に伸びている未完了の配線は増設予定のCWフィ
ルタ用リード.現在のところフィルタのインピーダンスマッチ用トランスが未入荷なので取り付け
ていない.





○大チョンボの修正


以下の写真でお気づきだろうか.加工の巧稚は別にして決定的なミスをやってしまった.
これではコアの下部側の調整が不可能です. しばらくトランジスタ用のIFTばかりいじっていたのでウッカリしてしま
いました. ミニドリルでコツコツ修正し,事なきを得ましたがましたが,とんだ回り道をしてしまいました.

  


調整・仕上げ


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