マレー鉄道に憧れて - Pulau Pinang -

-3日目:飽食の日々-
エレガントな朝ごはん

朝は、昨日もバフェを腹いっぱい食べたサーキースコーナーで食べれます。
飲み物と卵・肉料理はオーダーで、あとはシリアルとパン、そしてフルーツや各種トッピング、チーズなどが選べるのだけど、昨日のローンパインに比べるといささか貧弱、というか種類がない・・・ちょっとがっかり。
カプチーノにスクランブルエッグ&ベーコン・ハムをオーダーすると、小さなハッシュドポテトがついてやってきた。

天気もよいし、いい朝。今日はプール日和だわ〜!

それにしても、お部屋に戻ってびっくりんご。これは夕方の話にいきなり飛んでしまうのだけど、アメニティの内容が昨日と違う・・・女性用アメニティと思われた籠に、今日は女性シャンプーとコンディショナーが。
昨日はバスエッセンスとボディローションだったじゃないか!
ちなみに今日はなぜかバスエッセンスとローションがついていない・・・男性用シャンプーさえない・・・
謎過ぎるE&Oのルームサービスである・・・

食い物の種類は少ないが、トッピングは激烈種類がある・・・
グラノーラや各種チーズ、そして各種ブレッドたち
イタリア人気分でカプチーノ
ごく平凡な朝食・・・
スクランブルエッグに、ハムとベーコンをつけてもらった
なぜかアメニティの内容が女性用シャンプーに変わってるじゃないか!
白亜の宮殿のプールでリゾート気分!

ペナンの海はキレイではありません。まして、雨季ともなれば、なおさら。
なので、今日は待ち焦がれていたプールでの休日!水着を下に着込んで、早速プールなのだ。
白亜の建物の下で、あさってからの行程を考えながら、いつしか眠ってしまったようです〜。
その間悠海タンはペナンの街角徘徊に・・・。

この日はなんか宿泊客がめちゃくちゃ多くて、家族連れも多かった。チャイナ系の家族が目立ったな〜。
プールは既に子供の遊び場・・・一応大人の雰囲気のホテルなので・・・子供・・・できればいないほうが快適なのですが。

美しい建物・・・
プールは小ぢんまりしてるけど建物が芸術品ですな〜
海に面してます〜
結構波が高かったよ
プールの床のタイルがかわゆい
Tiffin ハイティー

日曜だけやっているという、サーキースコーナーのハイティーへいきました。
で、行ってびっくり〜。
いわゆる英国風スタイルのお茶セット(スコーンやサンドウィッチ)ではなくて、なんとバフェになっているのです。
これがE&O的ハイティーなのかなぁ?
けど、お菓子だけでなく、かなり食べ物が豊富でビックリしました〜!
その場でワッフルとか焼いてくれるし。アイス・カチャンもその場で削ってくれます。

そうそう〜私、アジア風カキ氷というか、「とうもろこしのペースト」とか「豆」とかをかけたカキ氷がずっと気になっていながらチャレンジできなかったので・・・チャレンジしてきましたよ〜。
最初に、いろいろな具を入れました。オレンジ風のゼリーとか、とうもろこしや豆。
で、なにやらイチゴっぽいシロップがあったのでかけて、ついでにミルクもかけてもらっていちごミルクにしてみた。
悠海タンは、あやしげな亀ゼリー風の物体を入れてもらってたんだけど、
なにやら、ルートビアの味がする・・・めっちゃ薬草ちっく。シロップも薬草ちっく。まずい・・・
で、私のいちごミルク。・・・一口食べて・・・謎・・・一瞬別の世界に行ってしまったかと思ったら、
悠海タンが「それ、ローズじゃない・・・?」って・・・確かに、これはバラのシロップ・・・。
何で、バラをシロップにするんじゃい!?
何で素直にいちご味にしないんだ!!
私の作成した「イチゴミルク」は「バラミルク」だったよーです・・・。コーン?豆?・・・ふっ。
私はやっぱ普通の日本のいちごミルクが好きだと再確認した。

そうそう〜ワッフルも焼いてもらった。大きいワッフルなので、「カットしてクォーターサイズでおくれ」とお願いしたのだけど、届いたのは「クォーターサイズに切り分けられたワッフル」でした。
でもピーナツバターがかかってて美味しかったけどね〜!
それにしても脈絡のないバフェでしょ?寿司の具がめちゃくちゃ変・・・。
にんじんとかの野菜を(酢かどうかはわからない)飯で巻き、青いぶつぶつのあるマヨネーズペーストみたいなものに、ピンクのでんぷが振りかけられている物体・・・これはあまりにも・・・(絶句)

けど、アイスクリームやにんじんのポタージュなど〜
まともなものもありました。
やっぱ、ここでもマレー・インド系のものはたいてい美味しかったです。インターナショナルセレクションは避けるが吉。

悠海タンと話をしてたら止まらなくなってしまってかなり長居したような気がする。
やっぱ東南アジアはエアコンがきつい。七分袖のジャケットを着ていたのだけど、鳥肌が立ったのでそろそろ退散・・・。

いきなりランチをこんなにチョイスしてみた。
ケーキも種類がすごかったのでこんなに取ってきた。
ワッフル・・・クォーターサイズちょうだいって言ったのに!
アールグレイですわん
アイス・カチャン
マレーシア風カキ氷

いろいろな具をミックスする。とうもろこし&小豆に挑戦!

お口直しはモカアイスクリームにチョコレートソースをかけた
にんじんのポタージュ
日本食があって、これは手巻き寿司なのだがこんなまずそうな手巻きの具はないと思う
巻き寿司も、かなりまずそう・・・日本文化を誤っている!
夕焼けのE&Oホテル

かなりハイティーで長居してしまったけど、部屋で一休みしたあと、夕陽を眺めにいきました。
なんか昼下がりから、妙に外がうるさかったのね〜。
何かと思ったら、ホテルのすぐ横にホーカーセンター崩れのような飲食店の集まった建物があるんだけど、
そこで、コンサートを開催しようとしている様子・・・。
中華系の男性歌手なんだけど、ここ数日のうちに、ペナン各地でコンサートのはしごをして、
今日、このE&O会場(と書いてあった)が最後のしめくくりのようです。
スタッフだけでなく、地元の若い男女が集まって、かなりにぎやかだったかな・・・
ステージは風船が飾られ、ネオンやミラーボールなんかも輝いてて、大音響で音楽を流して・・・若者に人気の歌手なのかしら・・・?

ペナンの夕陽はなんとなくさりげない。
でも、夕陽がおりた後は、ホテルの庭園に灯りがともりはじめ、エキゾチックな雰囲気にかわっていきました。

夕日が西の山に沈んでいく・・・
フランジパニの花が一輪・・・
ビンロウ樹の向こうに見える夕陽がはかない・・・
真っ赤に染まりました
ホテルの横ではコンサートが開催される様子
外灯がぽつぽつと灯る
見えないかもしれないけど、今日は三日月が・・・
海のかなたに、たくさんのフェリーが行き交っているのが見える
E&Oホテル自慢のアンティークエレベータ

E&Oホテルは昼間より夕暮れのときのほうがキレイ。
そうそう、建築当時からあるのだけど、今はめったに使っていないEVに乗せてもらいました。
このエレベータの雰囲気が最高です。古き英国統治時代に心がタイムトリップしていくようです〜。
E&Oに行ったときは、ぜひバトラーさんにお願いして乗せてもらってね!!^^

これが、普段使われていないアンティークのエレベータ
このハンドルで階数を操作するのです。
ドアは2重の鉄格子で2方向に開きます
ホテルのロビーはドームになっている。幻想的だわ・・・
愉快な執事君たち、ありがとう♪

部屋に戻ったら電話がかかってきた。
お〜この声は・・・ハーディ。

彼は去年のペナン旅行で、一緒に遊んでくれたE&Oのバトラー。(ちなみに結婚してます)
相棒のザーロイ氏は既にフロントで出会っていて、彼に連絡してくれたらしい。
1年ぶりだけど2人とも変わってなくて、とっても元気です。
「おひさし〜ハーディ〜。再会できて嬉しいわ〜!早速だけど手伝ってもらいたいことがあるのよ!」
私はとりあえずハーディとロビーのコンシェルジェデスクで明日からの行程を決めるのを手伝ってもらうことにした。
私は英語がほとんどしゃべれないのだが、彼は日本語がまったくできないので、やむを得ず英語で・・・。
「お勧めの地域ってドコ?」
「ペナンだよ!ファクハーストリート!」
「ザーロイ、それは私にずっとE&Oに泊まれってこと?」
「その通り!毎日がパラダイス!」
「・・・・・・・」
「ランカウイは?」「日本人が休みだから混雑してるのでいや」
「でも、ランカウイとペナンの間の無人島はきれいだよ」
「昨日聞いたよ〜でも雨季だからマレー半島に行きたいの。ボルネオはエアーが高いのでクアラトレンガヌに興味がある」
「クアラトレンガヌよりゲンティンハイランドはどうだい?」 「あ〜カジノの町?私ギャンブルしないの」
「ジェットコースターがある」「一人で乗っても楽しくないよ・・・」(本心:マレーのジェットコースターなんて怖くて乗れん)

延々、悩む時間が続いた。サービスのオレンジとパッションのドリンクを「僕たちからプレゼント!」とおどけながら出してくれるシン君もやってきて4人で悩む時間が続く・・・。
「キャメロンハイランドはいいところ?」「うん、いいところだよ!とても楽しい」
「じゃぁキャメロンハイランドに行こう。マレー鉄道で行きたいのだけど、チケットは取れるか心配・・・」
「僕が手配してあげる。ホテルも!」
「でもせっかくなのでペナンにもう1泊してから行くわ〜!じゃぁ、今から言うのを全部手配しておいてね!
その1: マレー鉄道はあさっての夜発。マレー鉄道オフィスで予約をしてほしいの。セナンドゥランカウイの2PLUSのロウワーベッドね!
その2:1泊追加してね!貧乏なんで、ダウングレードしてデラックススイートでお願い。私一人ね。 レイトチェックアウトはできるかしら?うん。18時?問題ないわ〜。ありがとう!
その3: キャメロンハイランドのホテルを電話で手配しておいてね!
その4:航空券のリコンファームをしてほしいの。私、香港でペナンからクアラへの行程をキャンセルしたから帰りに席がないと困るから。
これだけ4つ。お願いネ♪」
「クアラルンプールにも行くんでしょ?ホテルは手配しなくていいの?」「うん、とりあえずクアラはコンファームしてるから大丈夫〜」
「友達はこれから大丈夫?」「うん、彼女はこれからバリにいくの」
「オッケ〜〜〜〜。じゃぁこの4つのお願い、全部やっておくよ〜。とりあえず航空券を貸して」「部屋にあるので取りに行ってくるわ〜」

まったくすばらしいバトラーたちだ・・・と、このときは思った、のである。(笑)
(ちなみに昨夜のバトラーはとても優秀だった)

しかし、ハーディ・・・航空券を見て裏表ひっくり返して・・・フロントの女性スタッフにどうやればいいのか聞いているが・・・
・・・大丈夫か?

そして、部屋についてきたハーディを追い返して、ちょうど出てきた悠海タンと外へ出かけることにしてみた。

相変わらずのハーディ
彼は初対面のシン君
コンシェルジェデスクで行程の相談中〜
おお、ドリンクがサービスされた・・・おいちぃ♪
夜中の徘徊

悠海タンと屋台にいこうと思ったのだけど、ハーディが「ガーニーのホーカーセンターはもうそろそろ閉店だよ」というのでショック!わざわざタクシーで行くのもなんなので、、、歩いて近くのホーカーセンターにいってみることにした。
コタ・ラマ公園の近くには、夜なのにたくさん人がたむろっていたり、サッカーやジョギングをしていたり
なんだかとても怪しげでした〜。
で、図書館とかの白亜の建物が、七色に変化するライトアップで照らされていて〜〜〜
ある意味、強烈でした。紫やピンクはキレイだったけど、赤いライトアップは血の館のようでホラーチック!!(爆)

ホーカーセンターについてはみたのだけど、ここはかなり地元色が強くて、
売っているものは、ロジャックが多かった。あとナシゴレンとかね。
半分近くが店じまいをはじめていたようで、食べれはするのだけど、、、美味しそうなものが見つからず・・・
徘徊だけでかえることになってしまいました・・・
悠海タン・・・これだけは本当に悔やんでいる。遅い時間にごめんなさい。

これは図書館・・・ライトアップが刻々とさまざまな色に・・・
うが〜、血の館じゃ〜!
怪しげなローカル屋台
あまり種類はなかった
夜のE&O

夜のE&Oのライトアップは図書館なんかの悪趣味七色ライトアップとは違って単色。(笑)
でも、雑踏の中に聳え立つ、いきなりキレイな白亜のホテルっていうのは、なかなかいい感じでした!
回廊のワイヤーフレームがすごく芸術的なの。いいよね〜。
この雰囲気だけは、シンガのラッフルズの色を濃く受け継いでいるんだよね〜!

美しくライトアップされたE&O
噴水もキレイよ〜
ビンロウ樹で彩られたエキセントリックな正門
屋外の回廊も実に芸術的!