「ピアノ-弦-設計入門 (Design)」から データをファイルに保存出来る様に改訂しました。
java -jar Design.jar (もしくはクリックで起動します。)
画面左 Graph ボタン:Wireデータの線グラフを表示します。
画面は縦が対数グラフで横はキーの並びです。
ピンク色/
白線は弦の長さ[mm]を表します。
黄色は打弦点の長さ[mm]です。
紫色は周波数[Hz]です。
灰色はインハーモニシティの
基準値[cent]です。
シアン色は計算された
インハーモニシティ値[cent]です。
理想のインハーモニシティ値は
『18%を越さない』とされているのでその閾値を
暗灰色で表示しています。
長さ・周波数の目盛は左端でインハーモニシティ値の目盛は右端で
示されます。
Wire ボタン:ピアノ弦の製図画面を表示します。
画面は黄色の線で
打弦点を表します。
オレンジ色の線グラフは張力(kgf)で
暗青色の線グラフはセレクターで選んだ
データです。
Cent ボタン:セント値を表示します。 (v0.6)インハーモニシティ値を加え無くしました。
< > | > <ボタン:
[Graph]で表示幅を2倍 | 1/2倍にします。
[Cent]でセント値の高さを増減します。
画面上 Save ボタン:
データを右窓のファイル名で保存します。
[Graph]ではインハーモニシティ値(.icd)として
保存されます。
[Wire]ではセレクタで選択されているデータ値(.dat)が保存されます。
# Design data # GTension[Kgf] 88 2 1 108.9255 ... 88 76.2581
保存はテキストデータ形式で #は注釈行
1行目にデータの行数・変数の数
2行目以下にキー番号・データ値を並べます。
[Wire]で[-data- OFF](データの表示をOFF)の時は 弦データ(.mwd)として保存されます。
10,46,29 1350.0,22.0,2.5 ... 52.0,13.5,0.0
1行目に
1本巻線終了弦番号・2本巻線終了弦番号・芯線開始キー番号
2行目以下に 弦長・番手・巻線太さ(芯線の場合は 0)です。
[ design.icd ]: [Save]時のファイル名は変更が出来ます。
[cent] ラベル:セレクタなどで切り替えて保存する
データの単位を示します。
弦データ(.mwd)の時は (wire)と表示されます。
[ Stress ▼] セレクタ: [Wire]で線グラフで表示するデータを選びます。
又 そのデータが[Save]時に保存されるデータになります。
[(GTension)]の時は「張力 [kgf]」のみとなります。
Set ボタン:カーソルで選択されている弦のデータを 右の窓に入力されたデータに設定します。
Length[ ]:弦長[mm]を入力します。
Gauge[ ]:番手[#]を入力します。
Copper[ ]:巻線の太さ[mm]を入力します。
テキスト表示欄:[ 49(A)440.0[Hz] (1/8.0=51.25[mm])
(0.5734)0.5734[cent] ]:
[Graph]では「キー番号<名>周波数 (打弦点比 = 弦長[mm])
(インハーモニシティ基準値)インハーモニシティ値[cent]」
[ 49(A)440.0[Hz] 77.8003[Kgf] 102.8447[kgf/mm2] ]:
[Wire]では「... 張力 [kgf] (セレクタで選択されたデータの値)」
[ 49(A)440.0[Hz] 410.0,17.0,0.0 ]:
[Wire]で[-data- OFF](データの表示をOFF)では
「... 弦長,番手,巻線太さ」の弦データを表示します。
[ 49(A)440.0[Hz] 0.57[cent] ]:
[Tune]では「... セント値」を表示します。
画面右 -wire- ON / OFF トグルボタン: [Wire]で弦の製図の表示をON/OFFします。
-data- ON / OFF トグルボタン: [Wire]でデータの線グラフの表示をON/OFFします。
Type ボタン:[Wire]で弦表示の上下を切替えます。
-middle-[ 0 ◆] スピナー: [Wire]で芯線の表示位置を左右に移動します。
-bass-[ 0 ◆] スピナー: [Wire]で巻線の表示位置を左右に移動します。
画面下 スクロールバー:
[Graph][Cent]では表示画面の位置を移動します。
[Wire]では製図の表示サイズを拡大/縮小します。
Curve / Straight トグルボタン: 設計方法と[Tune]シミュレーションを [Curve]曲線と[Straight]直線に切替えます。
Tune / Clear トグルボタン: Tuningのシミュレーションを行うか セント値を全て0(但し インハーモニシティ値は残ります。)にします。
Beat: 1.0ラベル: 右スライダーでの`うなり'の数を表示しています。
スラーダー: [Tune]時に`うなり'の数を変更します。(0.0〜3.0)
v0.6['16/10/11]
[Cent]表示からインハーモニシティ値を加え無くしました。
v0.5.2['13/12/06]
弦データの表示に「Density:弦密度」を加えました。
又その表示を線からドットグラフに変更しました。
Wire.javaを変更しました。
v0.5.1['13/03/06] 幾つかボタンを移動しました。
[Cent]ボタンを追加しました。
[Tune]ボタンの動作を[Clear]とのトグルボタンに変更しました。
cssファイルを別にしました。etc.
Tuningのシミュレーション(TuningFormula2.java)を
catenary型に改定しました。
v0.5['08/06/04] [Curve]曲線での設計・Tuningを加えました。
v0.4['07/06/05] Tuning部分を別のクラス
(TuningKeyboard.java)にしました。
弦計算部分を別クラス(ScaleCalculation.java)にしました。
v0.3['06/11/11] 傾き(Grade)を表示するようにしました。
小改訂(Wire.java v5.1.1)
v0.2.1['05/10/11] 小改訂
v0.2['05/08/18] 弦の総張力を表示するようにしました。
v0.1.1['05/07/03] 計算方法を変更しました。
v0.1['05/05/01]
【弦設計の方法】
A49とC88では芯線の・C1とC28では巻線のデータを変更する事で その間の弦の再計算を行います。
「ピアノ-弦-設計入門 (Design)」とほとんど同じですが 芯線で「基準のインハーモニシティ値」に合わせて 番手をそろえていた所を A49とC88で設定した インハーモニシティ値から計算する様に変更しました。
例えばインハーモニシティ値を一定とする様な
極端な設計をする事も出来ます。
(左図はインハーモニシティ値で右図はTuning値です)
又逆に,インハーモニシティ値をオーバー気味に 設計する事も出来ます。
そして,芯線のみでインハーモニシティ値を理想的(?)に 設計する事も出来ます。
一応 Tuningもそれらしく出来るように見受けられますが 勿論それらはあくまでも仮想的なシミュレーション値であって どのような音になるのかは 分かりません。