♪♪　４１５通信　２０号　♪♪
１９９８年２月８日発行

【総会とパートリーダー会開かれる】　

１月１７日にパートリーダー会が、１月２５日に平成１０年度の総会が開かれました。今回の総会では本年度の活動計画を承認しました。　総会といっても練習の途中の話し合いみたいなものですが、会則によれば毎年一回は総会を開くことになっていますから、本来は大切な会議です。皆さんもご意見があれば総会で活発な議論を行なってください。もう今年の総会は終わってしまったって？大丈夫です。会員の要求により開くことができますから。と思ったらなっていませんでした。いやはや、この会則は改正の必要がありますね！

【今年度の活動計画決まる】

　上記のパートリーダー会と総会で今年度の活動計画が決定しました。今年度のOPEの活動計画は下記の通りです。
県立美術館CDコンサート出演 日時：３月２１日（土）14時〜
曲目：ルネサンス小曲集（独唱と器楽）
 　　　聖木曜日のレスポンソリウムより
　CDコンサートへの出演は、OPEの元会員であり現在県立美術館にお勤めのＹさんのご尽力で実現したものです。昨年の秋にお話があり、参加の方向で検討を進めてきました。お話があったときには決まっていなかったのですが、岡山県の経費削減の一環でCDコンサートも今年度一杯で終了することになったそうです。従って、我々の出演するコンサートが最終回となります。期せずしてトリを飾ることになりました。是非とも恥ずかしくない演奏をしたいと思います。

第１３回演奏会 日時：１２月６日（日）16時〜
会場：岡山カトリック教会聖堂
曲目：聖金曜日のレスポンソリウム　T.L.de ヴィクトリア 
　　　ルネサンス器楽曲集
　　　カンタータ140番「目覚めよと呼ぶ声が聞こえる」　J.S. バッハ
　今年の演奏会は、練習期間が少なめです。極力都合をつけて練習に参加しましょう。　「聖金曜日のレスポンソリウム」は、昨年に続いてヴィクトリアの＜聖週間聖務曲集＞に含まれるもので、イエスの処刑をテーマとしたものです。イエスの逮捕から裁判までを歌った「聖木曜日のレスポンソリウム」に比べ、より悲壮感の漂う内容となっています。ともに６曲からなり、その声部構成は全く同様となっています。
　カンタータ140番は三位一体節後第27日曜日のために書かれたもので、バッハのカンタータの中でも特に良く知られた傑作とされてます。コラール旋律を元にして作曲されたいわゆるコラール・カンタータで、元になったコラールはフィリップ・ニコライ（1556〜1608）が書いた名高い＜目覚めよ、とわれらに呼ばわる物見らの声＞で、マタイ伝第１節〜第13節にある10人の乙女達の話からその題材が取られています。ここでは、キリストを花婿に、信仰者の魂を花嫁にたとえて、その契りの喜びが歌われています。バッハはライプツィヒの聖トマス教会に着任２年目の1724〜25年の一年間コラール・カンタータを書き続けました。一昨年の180番のカンタータもその内の１曲です。しかし、三位一体節後第27日曜日は、復活祭が特に早い年にのみある日曜日で、バッハのライプツィヒ時代には1731年と1742年の２回しかなく、この曲は1731年11月25日のこの日のためにつくられたものです。なお、カンタータ140番では、ソプラノとバスのデュエットが２曲もあることから、坂本尚史がソロを担当し日下不二雄さんが指揮者デビューをすることも併せて了承されました。聖金曜日のレスポンソリウムは従来通り坂本尚史が指揮する事になります。

【新会員参加】

　今年度から新たにMihoさんが参加されます。岡山カトリック教会の会員で、昨年暮れのカトリック教会深夜ミサでご一緒し、OPEが気に入ってくださったようです。パートはソプラノです。また、器楽の部ではリュ−トのTanomuraさんが手伝ってくださることになりました。これまでに増して幅のある音楽構成ができるようになりました。
　なお、Tanomuraさんが出演するマンドリンと10弦ギター・リュートによるコンサートが、２月２７日（金）19時から岡山市中川町の使徒教会チャペルで行なわれます。入場無料！だそうですのでお時間のある方はお出かけ下さい。

【CDコンサートまでの練習計画】

　３月２１日のCDコンサートまでの練習は以下の通りです。しばらくは器楽の部が毎回入ります。また「悪魔の飽食」にご参加の方も多く、お忙しいこととは思いますが極力ご出席下さい。お待ちしています。

【編集後記】

　昨年10月以来、久しぶりの415通信をお届けします。新年度はじめの恒例？により会則と名簿を掲載しました。もっとも、本当は忙しくてなかなかスペースを埋めることが出来ず、窮余の一策と言ったところです。今年は編集子にとって新年早々から慌ただしい年になってしまいました。音楽面でも、ちょらす定演、カンタータ協会、CDコンサート、「悪魔の飽食」岡山公演、カンタータ協会のロ短調（岡山・東京）、OPE、クリコ定演、と例年に増して盛り沢山な年になりそうです。本業の方はぼちぼちと言ったところですが、校務の方では忙しくなりそうな怪しい雰囲気があります。皆様もお忙しい年でしょうが、お互い健康に注意して人生を楽しみましょう。今年もよろしくお願いいたします。（蛙）

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2002/01/20 10:48