♪♪ 415通信 30号 ♪♪
1999年3月28日発行


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【415ニュース:強化練習】 

かねてから計画中の強化練習の概要が下記のように決まりました。

期日:平成11年5月4日〜5日
場所:岡山ふれあいセンター(岡山市桑野715-2、086-274-5151)
日程:5月4日:13:00 集合(現地)、地図などは後日配布

5月4日
13:00〜17:00 練 習
17:00〜18:30 移動、準備
18:30〜21:00 懇親会
21:00〜無制限 二次会

5月5日
10:00 集合(現地)
10:00〜12:00 練 習
12:00〜13:00 昼 食
13:00〜16:30 練 習
17:00 解散(現地)

費用:会場費および食事代(懇親会・朝食)で3、500〜4、000円程度
宿泊:木賃宿、豪華民宿、女性の宿
希望によっては宿泊せずに、練習と懇親会の参加も可

練習内容は、今後技術部で検討していきたいと思いますが、可能であれば発声の指導をお願いしてみようと思っています。近い内に参加申し込みを募りますが、できるだけ多くの方の参加を期待しています。
なお、7月の合宿は7月10・11日、因島と決まりました。詳細については、次号で。

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【今後の練習予定】

4月と5月の練習予定です。3月から本格的な音楽作りの練習に入っています。これからしばらくの練習が大変ですが、演奏会に向けて大切なところでもあります。新年度には入りお忙しいこととは思いますが、ぜひ都合をつけてご参加下さい。なお、5月1日の練習はありませんので、お間違えのないようにご注意下さい。

4月03日(土) 合唱:18:00〜20:50 京山公民館
4月11日(日) 器楽:10:00〜12:30 芳田公民館実技室
合唱:13:00〜16:30 芳田公民館実技室および美工室
4月17日(土) 合唱:18:00〜20:50 京山公民館
4月25日(日) 器楽:10:00〜12:30 芳田公民館実技室
合唱:13:00〜16:30 芳田公民館実技室および美工室
5月04日(火) 合唱:13:00〜17:00 強化練習(岡山ふれあいセンター)
5月05日(水) 合唱:10:00〜17:00 強化練習(岡山ふれあいセンター)
5月09日(日) 器楽:10:00〜12:30 芳田公民館実技室
合唱:13:00〜16:30 芳田公民館実技室および美工室
5月15日(土) 合唱:18:00〜20:50 京山公民館
5月23日(日) 器楽:10:00〜12:30 芳田公民館実技室
合唱:13:00〜16:30 芳田公民館実技室および美工室
5月29日(土) 合唱:18:00〜20:50 京山公民館

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【練習記録】

2月28日 芳田公民館 器楽の部10:00〜12:30、合唱の部13:00〜16:30

出席者:器楽4名、ソプラノ6名、アルト4名、テノール6名、バス4名、総数22名
器楽の部:演奏曲の検討、一部の曲の試演
合唱の部:ヨハネ受難曲第1曲前半中心、第3曲。

3月6日 京山公民館 合唱の部18:00〜20:50

出席者:ソプラノ6名、アルト6名、テノール7名、バス3名、総数24名
合唱の部:ヨハネ受難曲第1曲後半中心、第2曲b、第2曲d、第5曲。

3月14日 芳田公民館 器楽の部10:00〜12:30、合唱の部13:00〜16:30

出席者:器楽7名、ソプラノ5名、アルト4名、テノール4名、バス4名、総数24名
器楽の部:演奏曲の検討、一部の曲の試演
合唱の部:ヨハネ受難曲第11曲、第12曲b、第14曲。

3月20日 京山公民館 合唱の部18:00〜20:50

出席者:ソプラノ5名、アルト3名、テノール7名、バス3名、総数20名
合唱の部:ヨハネ受難曲第15曲、第16曲b、第16曲d。

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【「ヤァ!ヤァ!ヤァ!! オルガンがやって来た」<TAKA−C>】

 オルガンと私たちを乗せたクルマが、北方の交差点を過ぎ、先生のお宅に近づいてきました。予定は13時頃到着でしたが12時過ぎに着いてしまったのは意外でした。高速道路ではオルガンを乗せている為、普段のような速度で走行できないと思っていたのです。しかし高速道路の方が一般道よりもオルガンに安定感がありました。多分高速では走行中の速度の変化があまり無いからでしょう(慣性の法則??)。普通の道路の方が、オルガンが「ギシギシ」いって、おっかなびっくり運転をしたのが実際です。
 先生のお宅のインターフォンのボタンを押しますと、先生、奥さん、そして理科大学の先生のゼミ生さんに迎えられました。
 オルガンを持ち上げる特製の金具で私のクルマから降ろし、中里さんが今回特別に作って下さった台車に乗せました。と言うことは、金具、台車ともカスタム・メイドなのですね。先生のお宅の引き戸を外し、敷石の上に木版を置いて台車を押しました。先生、中里さんをはじめ男4人がかりでの搬入です。この時の様子を知っているのはOPEのメンバーでは私TAKA−Cですので、今年…今後のオルガンの搬出人員のうち、2名(先生とTAKA−C)は決まってしまいました。オルガンの場所は先生のお宅の洋間…チェンバロのある部屋です…と決められ、30分くらいで「でんっ」と運び込まれました。オルガンは新品ではないので細かい傷があるにはあるのですが、私はかえってその方が貫禄というか趣があって好きです。
 搬入が終わったところでMさんと、このオルガンを11月に弾くであろうYさんが2人一緒にいらっしゃいました。Yさんは「楽器の搬入なんてそんなにあるもんじゃぁないから、絶対に見に行く!!」と力が入っていたのですが、予想以上に私たちが早く着いてしまったので、残念ながらその様子は見ることはできませんでした。…Yさん、ごめんなさい。
 ようやく今日のメンバーがそろったところで、奥さんが用意された美味しい昼食(ちらし寿司)とMさん達のおみやげ(ケーキ)を楽しくいただきました。
 そこでも中里さんの楽しいお話をうかがう事ができました。その時、私は1つ問題を出しました。さて、中里さんはおいくつなのでしょう。MさんとYさんは、中里さんとは初対面。38歳、43歳…と声があがったのですがこれがびっくり。
 私も30代後半だと思っていたのです。ところが、岡山での車中でお子さんの話になり、「一昨日(1月28日)オルガンをTAKA−Cさんのクルマに運んだ時に、私の息子がいたのですよ」とおっしゃって、はて、小中学生くらいの子がいたっけなと思い返したのでした。私は中里さんの年齢を勝手に思いこんでいますので、そのくらいの子供がいると想像したのです。ところが、そんのような年恰好のお子さんは見当たりませんでした。「あの1番背高かったのが私の息子です」。えぇーーーっ!!。「大学3年で水泳をやっています」。な、中里さん!!、それではおいくつなんですかぁ??。「先生とあまりかわらないんですよ」。…( ゜゜;)。
 そんな話をしていまして、いよいよ調律がはじまります。調律までに時間をとっていたのは、別におしゃべりをするためだけではありません。オルガンを(振動や温度、湿度に)落ち着けるため時間をとったのです。
 1月30日ですのでまだまだ寒く、オルガンを入れた部屋に暖房と、温度が均一になるように扇風機をまわしましたが、その部屋の窓が開いていたのはご愛嬌です。先生は中里さんの調律の様子をご覧になっていましたが「自分でするにはまだまだ難しい」と思われたようです。
 2時間余りが過ぎたでしょうか。「終わりました」と中里さんがにこやかに私たちのいる部屋に来られました。いよいよ音出しです。鍵盤が弾けない男性陣は鑑賞のみで、奥さん、Mさん、Yさんが交代で弾かれました。Yさんは「ピアノの感覚が全然違う!!」と大変驚かれていました。また「是非この曲が弾きたい」と楽譜を持参して来たのも彼女です。
 ポジティーフオルガンはパイプは絶対に手で触ってはいけないそうです。それだけで音がずれるのです。理由は手の温度、体温の為です。本当にデリケートな楽器だと実感します。また低い音は木のパイプだそうです。ですので微妙に音色が変わります。
 調律も終わり、大変なごり惜しかったのですがそろそろ中里さんをお見送りする時間が来ました。東京に工房があるそうなので、今年の演奏会が無事終わったら必ずうかがうことを約束してお別れしました。
 こうしてこのオルガンも、私たちの大切な「仲間」となったのです。(了)

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【「オルガンとの対面」<E.Y>】

1月30日、待ちに待ったオルガンのお嫁入りを見に、先生のお宅へお邪魔しました。ところが、邸には過去4、5回はお邪魔したことがあるはずなのですが、明るいうちに行ったことがなかった為、道がわかりませんでした。前日の夜、TAKA−C君からの電話連絡のあと、Mさんに案内していただけるよう手はずを整えました。
 昼過ぎに到着した時は、もう所定の場所に収まっていました。部屋の壁の色にマッチしていて違和感が全くありませんでした。でも、かなりの重量感があり、鍵盤がすごく小さく頼りなく見えました。いつも練習しているピアノは88鍵で、オルガンは54鍵なので、弾いてみると不安な感じがしました。(足りなくなることはないはずなのですが)鍵盤は、白黒が反対になっていましたが、私は手元を見ながら弾く事はないので、特には気になりませんでした。
 最初に弾いた時、鍵盤が重いような気がして、私に弾きこなせるのかなあと思いましたが、調律後は軽くなったようにも思えました。
 専門がピアノなので、鍵盤楽器というと、弦があるように思ってしまうのですが、どちらかというとリコーダーの類であることのギャップがなかなか埋まりませんでした。みんなでヨハネのコラールを歌った時は、すごく楽しかったのですが、同時に本番での責任の重さをひしひしと感じました。
 実は、昔からバッハの曲を弾くのはあまり好きではありませんでした。でも、ヨハネ受難曲が決まった時から、図書館でバッハや、キリストについての本を借りて読んだりして、ほんの少しですが理解することが出来たように思い、この機会を与えて下さった先生に感謝しております。
 2・3月がピアノの代講があったり、受験生のレッスンをしたり、子供の保育園の入園準備などで忙しくしていますので、今はあまり練習していませんが、子供が保育園に行き始めたらオルガンで練習できるようになると思います。強化練習、合宿など、とても楽しみにしていますので、これからもよろしくお願い致します。
 尚、私の事を「図々しい、何者だ」と思っていらっしゃると思いますが、個人的質問をいつでも受け付けております。
 11月まで長いようで短いと思いますが、楽しく練習に参加したいと思います。  以上

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【演奏会見聞録】

 2月に3回の演奏会に出かけました。2月10日の東京混声合唱団、2月12日のタブラトゥーラ、2月26日のバロック音楽の夕べ、の3演奏会です。このうち、前号で間に合わなかったバロック音楽の夕べをご紹介します。

バロック音楽の夕べ G.F.ヘンデル〜魅惑のソナタ集
出演:アンサンブル アントロネット:1999年2月26日、オリエント美術館

 この演奏会は、OPEの第15回演奏会でガンバの演奏をお願いしている下山恭正氏の岡山古楽振興会が主催するコンサートである。出演したアンサンブル アントロネットは、リコーダーの濱田芳通氏、ガンバの石川かおり氏、チェンバロの西山まりえ氏の3氏によるアンサンブルで、今回の演奏会では、ヘンデルのリコーダーと通奏低音のためのソナタが4曲、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタが1曲、チェンバロソロによるシャコンヌが1曲演奏された。リコーダーのソナタは、リコーダーを嗜む者にとっては身近な曲であり、ほとんどの者が一度は挑戦したことのある曲である(編集子は、討ち死にしてしまったが)。やや過剰に思えるほどに装飾を施した、素晴らしく華麗な演奏であった。
通奏低音のガンバは、がっしりしたやや骨太の音の力演であった。チェンバロは、下山氏の解説によれば、1千万円の楽器だそうで、見かけも美しく音も繊細で華麗な楽器であった。確かめてはいないが、おそらく鴉の羽軸のプレクトラム(弦をはじく爪)が用いられているものと思われる。なお、リコーダーを演奏した濱田芳通氏は、日本で(おそらく世界でも)数少ないツィンクの奏者であり、今回のプログラムでツィンクの演奏がないのが誠に残念であったが、アンコールでグリーンスリーブスがアルト・ツィンクで演奏された。
誠にしみじみとした、柔らかい音色で、味わい深いものであった。

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【これから予定されている演奏会】

 現在情報を入手している、岡山で開催されるOPEに関連した分野の演奏会を紹介していきたいと思います。情報をお持ちの方は、ご連絡下さい。

岡山市民合唱団「鷲羽」第27回演奏会4月29日(木)16:00開演、岡山カトリック教会
鷲羽とコール・ユー・ブンゲンによる教会音楽。ルネサンス曲ではアルカデルトと パレストリーナのモテットが演奏される。

バロック音楽の夕べ 古楽アンサンブル「ラ・フォンテーヌ」
5月1日(土)19:00 開演、岡山市立オリエント美術館

バロック・オーボエ、リコーダー、バロック・バス ーン、チェンバロ、バロック・チェロによるアンサンブル。

バロックブラス・オブ・ロンドン+岡山バッハカンタータ協会
6月10日(木)19:00 開演、岡山市民文化ホール、11日(金)19:00開演、大阪フェニックスホール

カンタータ協会はバッハのカンタータ118番(モテット?)とガブリエリのモテットを歌う。

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【編集後記】

 今号では2篇の投稿原稿を掲載しました。編集子としては大助かりです。今のところ手持ち原稿が0.5篇(もうすぐ投稿予定)あります。演奏会見聞録、これからの演奏会、への投稿も歓迎します。 <蛙>


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2002/01/20 10:45