♪♪415通信 第85号♪♪
2005年4月3日発行


【音取り進む】

 2月・3月の練習でパレストリーナのミサはクレドまで,バッハのカンタータ45番は,終曲のコラールはもちろん,1曲目の途中(158小節)まで,音取りをしています。今年は,パートで分かれて音取りしていますので練習回数が少なくても,どんどん進んでいきます。4月の練習で一通りは取ることになると思います。目標としては,6月の練習くらいまでで音に関しては大丈夫といえるくらいにしたいですね。
 パート練習の分け方は,女声と男声という分け方のみならず,外声と内声,高声と低声というようにいろいろ変えておりますので結構楽しめます。パート練習を単なる音取りと思わずに楽しめるようになったら,かなりの合唱通かもしれません。(ホンマかいな?)

【歓送迎会】

 4月2日(土)に「アジアンキッチン」において,21名(+2名,これは2次会のみ)の参加で行われました。山本栄子さんはご都合で来られず残念でしたが,坂本ご夫妻,新しく入られたソプラノの舩場さん,バスの岩田さん,器楽の吉村さんを囲んで親交を深めることができました。新しい方はうちの雰囲気がわかっていただけましたでしょうか。嫌になったりしてませんよね?会場手配をしてくださった,坂本卓さん,幹事代理の左近さん,幹事としての頭角を現した村田さん,お世話になりました。

【音取り用CD販売】

 1部500円です。藤井さんにご注文ください。

【第20回記念演奏会CD】

 1部2枚組500円です。これも藤井さんにご注文ください。

【マタイ受難曲(03年12月 カンタータ協会)のCD】

 4月1日に発売されました。1部3枚組で6300円。団員価格で4410円になります。前回元の値段をよく調べずに団員価格3500円と掲載しておりましたが,間違いです。申し訳ございません。注文された方の分は有馬が持っています。まだ要られる方は,お聞きしておきます。

【カンタータ協会より依頼有り】

 先日カンタータ協会の玉垣さんから12月18日(日)に定期演奏会を行うのだけれどクリスマスオラトリオの前半に加えてもう一つカンタータを考えているので,協力してほしいとの依頼がありました。うちの演奏会は10月中に終わり,その時分はオフになります(と勝手に決めておりますが)ので,希望者は是非参加して協力をと思います。協会さんには,うちのクリスマスオラトリオの際に,田辺さん,原田さんにお世話になっております。また今年のうちの45番については,あちらも最近演奏したばかりなので,協力を呼びかけてくださるとのことでした。使い回しという言い方は当たらないかもしれませんが,個々人の研鑽にもなりますので,お互いに出演の場を提供し合うというのはいいことだと思います。12月の指揮は佐々木先生ですから,いい勉強になると思いますよ。毎月第1,第3金曜日,19:30〜岡南教会で練習されています。こちらの練習計画も,あちらに知らせてもらうようにしておきたいと思います。

【団員動向】

 テノールの奥井さん,三朝の方から岡山勤務に戻られることになりました。これで,練習に通いやすくなりますね。
 ソプラノの岡野さん,テノールの栗原さんが,復帰されます。また,一緒に音楽作りに励みましょう。
 テノールの守屋さんは就職のご都合で,下関の方へ行かれます。とりあえず1年間ですが,できる範囲内で練習にご参加いただければと思っております。
 本番のオルガン伴奏者は,元OPE団員の山本みずゑさんにお願いすることにしました。山本さんは,この春から,ご主人のおつとめの関係で岡山に帰ってきておられます。今から合わせるのをとても楽しみにしておられます。よろしくお願いします。

【器楽通信(2)】

5月7日(土) 15:30〜18:00 芳田公民館 実技室

特にこの曲を練習するということは今のところ決まっていませんので、演奏してみたい曲の楽譜等がありましたら、ぜひお持ち下さい。

【銚子便り (第14便)】
− 悩ましきもの −

 銚子に来て早くも新しい年を迎えようとしている。こちらでの生活もだいぶ落ち着いてきた。銚子に来た当初からかなり長い間ヘルニアに悩まされていたため、大学の校務はもちろんこなしてきたが、OPEを除けば何もしないで過ごしてきた。ヘルニアの好転とともにそろそろ趣味の虫も騒ぎ始めてきている。

 前にも書いたが、ボクはかなり趣味が広い(どれも中途半端ではあるが)。
 これまでかなりの時間を費やしてきたのは楽器制作を含む日曜大工であるが、マンション住まいの身としては、やりやすい環境とはいえない。ボクの部屋はマンションの最上階であるので、ロフトと称する中二階の納戸部屋がついている。これがあったのが、今のマンションを選んだ理由でもある。そのロフトを見るなり、ボクは思った。と、同時に娘が言った。「ここ鉄道模型にぴったり!」

 何を隠そう(隠す必要もないが)ボクは○年来の鉄道模型マニアでもある。高校生の頃まではいくつかの車両を作ったし、娘が生まれてからの一時期はレイアウトなるものに挑戦し始めたこともあった。しかしその後は、公務が忙しくなったこともあり、その筋の雑誌の購読と、思いを巡らせるにとどまっていた。こういうのをその道では「安楽マニア」という。安楽いすにどっぷりと座り込んで、行動しないマニアという意味である。その安楽マニアから抜け出してみようかな。という虫が騒ぎ始めたのである。

 ご存じの方もあろうかと思うが、鉄道模型にはいくつかの流れがある。まずはゲージ(レールの幅、すなわち縮尺の違い)である。現在の主流は1/150-160の縮尺のレール幅9mmのものでNゲージと称している。次に1/80-87の縮尺でレール幅16.5mmのものでHOゲージであるこれらに加えて各種のものがあるが、主流はこの2つである。当然のことながらNゲージの方が小さい。
 もう一つの流れは模型の材質であり、プラスティックのものと金属(主に真鍮)のものである。プラ製のものはいくらかおもちゃっぽいが、機械による大量生産ができるので、なんと言っても安価だ。金属製のものに比べると1/10程度で手にはいる。金属のものは手作りが多いこともあって高価である。ただし、キットも販売されているし、ゼロからの自作も可能である。Nゲージはほとんどがプラスティック製なので安価である。これに対してHOゲージは、これまでほとんどが金属製であり高価だ。ボクの欲しい蒸気機関車C57などは25万円もする。なかなか手が出せなくなっている。
 ところが最近、プラスティック製のHOゲージの製品が出回るようになってきた。これだと3万円くらいだから比較的手軽に手が出せる価格である。見栄えは落ちるが、安さは魅力である。これでも始めてみようかなと思っていた矢先に、何とttゲージというのが現れた。レール幅は9mmだが、縮尺は1/120で、ちょうどNゲージとHOゲージの中間で、値段も中間で金属製の機関車が10万円ちょっとである。

 さぁ、どれにしよう。大いに悩む昨今である。春くらいには、どれかに決めて我が家に鉄道模型が登場していることと思う。どれにしたかは、また今度の便りで。
 もっとも、悩み続けて手を出せないでいる可能性もある。これまでにも何度かそうしたことがあった。悩ましきかな、人生。人間は悩みながら成長するといったところか(これ以上成長はないだろうが)。

【今後の予定】

(合唱)

4月17日(日) 13:00〜17:00 京山公民館 第2講座室
5月7日(土) 18:00〜21:00 京山公民館 第2講座室
5月22日(日) 13:00〜17:00 京山公民館 第2講座室
6月4日(土) 18:00〜21:00 京山公民館 第2講座室
6月18日(土) 18:00〜21:00 京山公民館 第2講座室
6月26日(日) 13:00〜17:00 京山公民館 第2講座室
7月9日(土) 18:00〜21:00 京山公民館 第2講座室
7月16日(土) 18:00〜21:00 京山公民館 第2講座室
7月24日(日) 13:00〜17:00 京山公民館 第2講座室

*6,7月の練習は3回あります。
*6月26日の練習は坂本先生が来られます。
*8月に土日を使った強化練習を入れる予定です。

(器楽)

5月7日(土) 15:30〜18:00 芳田公民館 実技室

【編集後記】

 先日,岡山フィルハーモニー管弦楽団の演奏会でステージに立つ機会があった。曲目はモーツァルトの「レクイエム」。大学の卒業間近な時期に,一度歌ったことのある曲である。(だから,出演要請を受けたのだが,これを言うと,歌ったことのないotonosamaを道連れにしたのはひどい話ということになる・・・すみませんでした小野さん,遅いか・・・)また,初めてオケ伴で歌った曲でもある。
 モーツァルトと言えば大学の合唱部仲間にモーツァルト研究家と言えるほど大ファンの男がいて,その影響を受け大学時代はかなり作品を聴いていた。奈良の大学だったので,彼のメロディを聴くと今でも大和路の風景がオーバーラップして来るほどである。中でもレクイエムは,大学の寮を2年生で出るときに,ある音楽好きの先輩が記念にとカラヤン指揮のこの曲のレコードをくださり,一度は歌ってみたいと思っていた曲である。オペラを除いては,圧倒的に器楽曲ばかりが目立つモーツァルトの作品群の中で遺作と言われていることもあってメジャーなこの曲 。彼にしてはおどろおどろしい感じのする出だしの曲想はそれだけに印象深い。曲半ばで筆を置いたという曰く付きの「ラクリモサ(涙の日)」は,内声の動きが実に繊細で,テノールやっててよかったとつくづく思う曲の一つである。
 で,今回はこの曲を20数年ぶりに歌ったのだが,驚くべきことに,ほとんどよく覚えているのである。一部の細かい動きで神経を使う部分を除いては,オケの動きを眺めたり,ソリストの演奏を楽しんだりと余裕を持って臨めた。やはり,若いときに取り組んだことはなかなか忘れないものなのだろう。OPEで2,3年前に歌ったはずなのに覚えていないということさえある最近の自分がそれだけ年をとったかということか。

(雪嶺)


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2005/07/22 18:41