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バッジテスト受験記(3級) その1



実は・・・今シーズンに入る前までは、「今年は2級を受けてみよう」と決めていました。

なぜそう思ったかというと、スキー雑誌の年間購読キャンペーンでおマケにもらった「2級検定ビデオ」を見て、ちょっとあつかましいのですが、受験者のレベルが自分と似ていると思ったから。

でも、今シーズンは検定内容の改定があって様子がわからないし、冷静に自分の滑りを見てみると、相変わらず「スキーに見えない」ので、やっぱり2級は場違いのような気がしてきたのですが、かと言って何もしないのも、いつもの年と同じになってしまうのでイヤだったんです。

サーキットだと「タイム」が出るけど、スキーは上達の目安があいまいなので、自分のレベルを表す客観的な「数字」が欲しいという気持ちもありました。

で・・・ガーラ湯沢とカムイみさかでレッスンを受けたときに、先生と二人でリフトに乗る機会があったので、

「検定を受けてみたいんですけど、何級なら受かるでしょうか。

と聞いたところ、お二人とも「3級」と言う答が返ってきたので(ちょっと凹)、ちょっと複雑な心境ではありますが、2級はあきらめて3級を受けてみることにしました。「受からない検定」にお金を払うのも、もったいない気もしますし。。

さて、

「バッジテスト」と言うと、巷では2級や1級が有名(?)だと思います。

友達に「3級を受ける」と言うと、だいたい不評です。。

「まだそんなレベルなの?」

とか、

「3級なんて、はじめてスキー履いた人でも受かるんじゃないの?」

なんて言われちゃう。でも、違うんですよー。ぼーっと滑っていたら受かりません。足が揃っているだけで「私ってウマい!」と思っている人も受からないと思います。今年の改定で、特に「3級以上は難しくなった。」と先生も言っていました。(憧れの1級には「不整地」が加わり、一生無理かも。。と思うようになりました。)

なんでも、カービングスキーの普及で、簡単にターンができるようになったことから、暴走スキーヤーがゲレンデにあふれていることが、今回の改訂の背景にあるのだそうです。

で、どう改定されたのかというと、3級は今までは確か、

「シュテムターンと基礎パラレルターン」

だったと思いましたが、今年から

「パラレルターン大回り」
「パラレルターン小回り」
「総合滑降」


になりました。

補足ですが、2級以上で要求される技術用語も変わりました。今まで、

「カービング」
「スキッディング」


と表現されていたことは、

「トップコントロール」(カービング系の滑り?)
「テールコントロール」(テール押出しのずらし系?)
「トップ&テールコントロール」(ひねり系?)

の表現に変わりました。

先日習った、カムイみさかスクールで、「できているのは中回りまで。」と言われた私にとって、今回の改訂で「小回り」種目が加わったことは大きなプレッシャーでした。

*〜*〜*〜*〜*〜*

いよいよ当日です。

受けたのは、ホームゲレンデの富士見高原スキー場。応援団をぷ〜ちゃんに乗せて、一人でこっそり行きました。



「がんばってねー!」(応援団)

このスキー場は、「緩→→中→平」の斜度変化があって、私にとって「急」の部分(26度)は、とてもきつく、普段まともなターンができないので、ここで受験するのはちょっと心細かったんです。緩斜面のカムイみさかか、玉原スキーパークで受けようか、とも考えたりしました。

でも、2級の目標を3級に落とした上に、斜度まで楽をして、仮に受かってもうれしくないので、あえて苦手な急斜面があるココで受けることにしました。検定が平日で、3級は午前中の検定であることも、私にとっては好都合でした。

3級は、講習検定といって、講習中に採点してもらえるので、気楽に受けることができるのもありがたいです。受験料は3,000円。半日スクールと同じ金額なので、お買い得感もありますよね。

いよいよ、スキー場に到着。駐車場からゲレンデを見上げると、いつもと違っています。1級検定の「不整地」用に、普段はないコブ斜面ができていて、整地のほうは幅が狭くなっていました。

早速着替えて、検定の申し込みをして、ゼッケン(1番!)を背中のポケットにしまい、いつもより念入りに準備体操をしてから、リフトへ。

疲れない程度に5〜6本ほど滑ってから休憩していると、そばに座っていた中年のご夫婦が私のゼッケンを見て、

「受験するの?がんばってね。」

と言ってくださいました。



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