現在地: 表紙 > スキー > バッジテスト受験記(3級) その2バッジテスト受験記(3級) その2
検定は10時半からです。
集合場所に行くと、1級受験者は2名、2級は3名、3級は私一人でした。3級は早速検定、1級と2級は事前講習です。3級担当者の先生は、私よりもちょっと年配の男性でした。そばに太った怖そうな先生がいて、「あの人が担当だったらどうしよう。。」と思っていたのですが、違ってほっとしました。(実際はやさしいのかもしれませんけど。。)
「じゃ上に行きましょう。」
と先生に言われ、一緒にペアリフトに乗りました。
3級を受ける人はあまりいないようで、リフト係のおばさんが私を見て、先生に「この緑のゼッケンは何級なの?」と聞いていました。
リフトの上では、先生に(このゲレンデの)急斜面パラレルができないことと、小回りがほとんどできていないことを話しました。
ふと、ゲレンデに目をやると、青いゼッケンをつけた人たちが滑っているのが見えました。ものすごく上手です。「急」の部分も小回りで美しい弧を描いて降りています。
「あの方々は何級の受験者ですか?」(私)
「2級です」(先生)
げっ
2級を受けなくて良かった。私があの中にいたら、完全に場違いです。私が見て「2級を受けてみようかな?」と思ったビデオの受験者の方々とはかなり違っていました。こりゃ、あと5年は無理かも。。凹
「まずは、1本足ならししましょう。ゆっくり滑るからついて来てください。」
と先生に言われ、1本ノンストップで降りました。「ゆっくり」と言われたのに、私にとっては、この斜面で「最高新記録」のスピードで、どんどん離されてしまいました。
「こ、これで、ゆっくりなんですか?(ゼェゼェ)」(私)
「ゆっくりでしょ(笑)」(先生)
・・・ショック
意外とキビシイかも。。
今度は、練習タイムです。一番上の緩斜面で小回りをするように言われ、タイミングの遅さとストックのつき方を直されました。
「ストックを大回りのときみたいに外から回さないで、リングをサッと前に出してください。」
3級の小回りだから、中回りくらいでもオッケーかも? という甘い考えはあっさりと却下され、キッチリ小回りのリズムを要求されました。
・・・マズい。。
「切替で上に伸びているので、もっと前に」
とも言われました。そうか。だから暴走しちゃうのね。。自分では前に伸びているつもりなんだけどな。ともかく、もっと前、もっと前だよ!(と自分に言い聞かせています。)
フォールラインを絶対にはずさない(「上体は谷を向いたまま」)ことも要求されました。もう、こうなると、私の「限りなく中回りに近い小回り」は、通用しなさそうです。
今度は大回りの練習です。先生は私の苦手な「急」の部分の前で止まりました。
3級だから急斜面は検定では使わないよね、きっと。
・・・と思いきや・・・無情にも、
「総合滑降はココを使います。」
とのこと。。・・・うー、ほんとにマズい。。なんとかしなくては。だいたい当日になって、「なんとかしよう」なんて付け焼刃じゃダメじゃないの。でも、
「ストックをつくときに、体を進行方向じゃなくて、フォールライン方向(谷)に開いてみてください。」
と言われ、そのとおりにすると、あっさり「急」の部分が楽に降りられるようになり、先生にも
「全く問題ないじゃないですか。」
と言われました。
(^−^)
よし、ちょっと希望が見えてきたぞー。この部分さえ滑れれば、あとはだんだん斜度は緩やかになってきます。こういうちょっとしたことで変わるから、スキーっておもしろいですよね。
*〜*〜*〜*〜*〜*
実際の検定は、講習中に「次は採点します。」と言われて進みました。
【パラレルターン大回り(中級用斜面)】
緩→急→中→平の斜面のうち、下半分の「中→平」の部分で行われました。
みさかスクールの先生に「右ターンが長い」と言われた(自分でも感じていました)ばかりなので、数を数えながら、1、2、3、4、の「4」で切り替えて、弧の形はともかくとして、左右同じ長さで滑りました。(4拍子だと流れるカンジにならないので、実際にはタッタタッタの8分の6拍子で滑りました。)
上下動も、上体が折れないように気をつけて、足首と膝を意識して、できるだけやりました。まあまあできたと思います。
【パラレルターン小回り(中級用斜面)】
大回りと同じ場所からスタートしました。でも、その直前に「ここを降りといたら、あとが楽だから行きましょう。」と「急」の部分で小回りをやらされました。もちろんできません。はぁ〜死ぬかと思った。。
実際の検定では、
●上体の向き(フォールライン方向を向いたまま)
●ストックのタイミング・つき方(回さずに、まっすぐ前へ)
●リズム(早く)
だけをやり、足のほうはめちゃくちゃでした。。弧もエッジングも体重移動もナシ。ほとんど直滑降に近かったと思います。だいたい普段小回りなんて(疲れるから)ほとんどやっていなかったんですよね。これからは小回りばかりやらないと。
【総合滑降(上級者用斜面)】
今度は「中」の部分からではなく、さっき滑れるようになった「急」の部分からスタートです。
「できれば、なるべく、いや、絶対に(笑)、リズム変化を入れてください。」(先生)
リズム変化も普段はやりません。仕方ないから、小回りから始めて、暴走してきたら大回りでごまかす作戦で行くか。。
と思っていたら、またもや無情にも、
「大回りでスタートするように」
と言われてしまいました。
で、なんとか、大回り→小回り→中回り→停止
をして、終了。
2時間の検定で、マンツーマンでみっちり教えてもらえるのかと思いきや、
「じゃ、これで全部見せていただきましたので。」
と、あっけなく1時間で終わってしまいました。
「合格発表は30分後の12時にスクール前で。じゃ。」
えー今教えてくれー。。