ハーバート･レイク

　今日はコロンビア大氷原へ行く１日ツアーに参加。やってきたツアーバスに乗り込むと，運転手は昨日と同じジョージだった。
　バスは，バンフとジャスパーを結ぶハイウェイを走る。昨日はランチに立ち寄ったレイク･ルイーズに今日も止まったが，昨日のツアーほどの時間はない。
　このレイク･ルイーズ･ジャンクションからジャスパー間はアイスフィールド･パークウエイと呼ばれていて，ロッキー山脈の峰々に平行し，美しい湖や雄大な氷河を眺めながら走ることができるゴールデン･ルートだ。
　最初に見えたのはハーバート・レイクだ。撮影のため一瞬停まってくれたが，次に現れたヘクター･レイクは一瞬にして通り過ぎてしまった。

　しばらく行くとクロウフット氷河が見えてきた。ここは観光スポットとなっているらしく，バスも停車し，しばらく時間をくれた。パーキングには他にも観光バスがたくさん止まっている。
山の斜面にカラスの足を横向けにしたような氷河が伸びている。昔はちゃんと足らしく３本の氷河があったそうだが，下の１本に当る氷河が消滅してしまったので，今ではＶ字型のようになっている。クロウフット氷河が流れ込んでできた湖がボウ･レイク。

　バスはボウ峠を登り，ペイト･レイクの展望台へ。
　上から眺めるペイト･レイクの色は何とも言えない美しいコバルト･ブルー。
　たくさん湖があるが，それぞれ表情が違うので飽きることはない。
　バスは再びコロンビア大氷原に向かって出発したが，その途中にもウォーターファウル･レイクなどの湖やロッキーの山並みが続き，ぼーっと車窓の風景を眺めるだけでも十分楽しい。

　お昼頃，コロンビア大氷原に到着。コロンビア・アイスフィールド・センターでまずはランチ･タイム。この後スノーコーチ･ツアーがあるのだが，モニターがあってそこに時間が表示されるので，その時間に集合すればいい。
　一人でランチを食べようと席を探していると，同じツアーに参加していた日本人の４人家族のおばさんが誘ってくれた。結構時間があったので，食後集合時間を気にしつつ，センター内のお土産屋さんをウロウロして時間を潰す。
　コロンビア大氷原は325k�uもあり，この大氷原からいくつもの氷河が流れ出ている。このうちの一つアサバスカ氷河の先端の部分に行くことができるのがこのツアー。大きなタイヤのスノーコーチ(雪上車)に乗って，氷河の上に降り立つことができる。
　センターから氷河の方を見ても，吹雪いているようで視界が悪かったが，まさにその中に行ったので，手袋や帽子を持っていたけれど寒くて仕方がない。あと何日かでこのツアーもシーズンオフになるというのも分かる。
　周りは真っ白で何がなんだかわからないし，足元はもちろん雪で滑りそうなので危なっかしい。今日のツアーのハイライトなのに，そうそうに引き揚げたのだった．．．。

　帰りには氷河に大きく削られた地形が印象的なビッグヒル展望台や再びボウ･レイクに立ち寄りつつバンフへと戻った。運転手のジョージには，昨日もお世話になったのでバスを降りるときに渡すチップをちょっとはずんだ。２日間楽しいツアー，ありがとう♪
　まだ明るい時間だったので，町中をブラブラしてお土産などを買う。今日の夕飯は，カスケード･プラザのファースト･フードコーナーで。