今日は移動日。まずはバスでカルガリー空港へ。
　カルガリーと言えば，'88のカルガリーオリンピックの場所だ。
　だから寒い所なんだ，ということでもないだろうが，窓の外が雪景色に。
　昨日，おとついのロッキーの観光地を周った時でも，雪が降っていたのはコロンビア大氷原に行った時だけだったので，なぜこんな所で雪が降るのかと驚いてしまった。
　しかしこの雪で大変なことになるとは思ってもいなかった．．．。

　空港内のお店で時間を潰し，１時間ほど前に搭乗ゲート前へ移動。
　ところが，搭乗時間になってもゲートが開かない。画面を見ると「Delayed」と出ている。え〜，飛行機遅れるの〜と思ったけれど仕方がないので，大人しく待つ。
　けれど３０分経っても，１時間経ってもゲートは開かない。
　雪のため飛行機が飛べないらしいのだ。このまま飛ばなかったらどうする？
　待合スペースには何もないので，時間を潰す当てもなく，横に座ったご婦人が連れていたふさふさのペルシャ猫をかまいながら不安な時間を過ごしていた。
　結局１３:４５発が，１６時頃発となって，やっと飛行機に乗り込むことができた。
　けれど乗ってからもしばらく飛んでくれなかったので，待ち疲れた私は眠ってしまい，気付いた時には空の上，となっていた。

　この日，もともとトロントへの到着時間が，夜の７時過ぎと遅めだったので，今回の旅行で唯一宿を予約していた。トロントのダウンタウンにあるＹＨだ。これだけが救いだった。
　あとは空港バスで市内に行こうと思っていたのが，まだ走っているかどうかだけ。
　結局トロント空港に着いたのは夜の１０時前。急いで空港バスの乗り場に行くと，まだバスはあるようだった。
　助かった．．．。
　ＹＨ近くの通りでバスを停めてもらい，運転手が指差した方に少しあると無事ＹＨがあった。
　夜１１時過ぎ。既に就寝している人もいる部屋にそっと入り，空いているベッドに荷物を降ろす。何にもしていないのにひどく疲れた１日だった。