◇◆◇ 2002.2.20 ◇◆◇

◇◆◇ 闘牛場とタホの谷巡り ◇◆◇
 朝起きると,また熱が上がっているようで体がとてもだるかった。昨日寒い中ヌエボ橋が暮れていくのを眺めていたせいかもしれない。
 EIKIが朝ご飯の買出しにいってくれた間,テレビをつけるとオリンピックのフィギュアスケート女子SPがやっていた。ユーロスポーツと言う番組なのでスペイン語ではなく英語だ。思わず見入ってしまった。
 近くのカフェで買ってきてくれたのは焼き立てのクロワッサンとハムをはさんだフランスパンのサンドイッチ。クロワッサンがとてもおいしかったが,どうもこちらのサンドイッチはおいしくない。パンがフランスパンで固いうえに,ハムが1枚はさんであるだけで味気ない。トマトやレタスもはさんでほしいところだ。
 フィギュアの放送もいい所だったが日本でビデオも取ってあるし,と出かける準備をする。チェックアウトを済ませ荷物を車に積みこんで,まずはパラドールすぐ横の闘牛場に行く。
 スペインと言えば闘牛も有名だが,3月から10月がシーズンなのでこの時期闘牛はやっていない。冬場は牛も動きが悪いのだろうか。
 闘牛が見れるわけではないのに1人4ユーロとは高い気がするが,せっかくなので中に入ってみた。中央の砂場がきれいに整地されてある。闘牛が始まればスタンドは人々で埋まり,熱狂的な雰囲気の中,牛と人との戦いが繰り広げられるのだが,今は静寂そのものだ。
 ロンダの闘牛場は1785年に建てられたものでスペインの中でも最古の闘牛場のひとつであり,映画「カルメン」の舞台にもなっている。中には闘牛博物館があり,闘牛の歴史を示す資料や闘牛士の衣装などが展示されていた。

静寂に包まれた闘牛場 闘牛博物館
牡牛のはく製と闘牛士の衣装,ムレータ

 ヌエボ橋を渡り,グアダレビン川沿いに旧市街側の石畳の坂道を下っていく。しばらく行くとサルバティエラ宮殿があり,その前にローマ橋が架かっていて新市街側と結んでいる。新市街と旧市街とを結ぶ橋はヌエボ橋,ローマ橋,アラブ橋の3つだ。
 今度はローマ橋を渡り,新市街側の白い家の間の階段,坂道を上って行く。所々谷に張り出したテラスがありとても眺めがいい。それにしても,よくこんな所に家を建てたものだなあと思う。

ヌエボ橋からローマ橋を眺む サルバティエラ宮殿下
ローマ橋に続く門とロンダの町
タホ谷に突き出すテラス

新市街 白い家並みの一角で ↑テラスからローマ橋 同じくテラスからヌエボ橋

 ここまでアンダルシアらしいお土産をまだ買っていないので,お土産屋さんに行ってみる。セビリアがそうだったが,大きな都市に行ってしまうとお土産屋が分散してしまって欲しいものを見つけるのに苦労する。次ぎに向うグラナダも結構大きい都市なので,ここロンダで買ってしまうことにしたのだ。
 私が欲しかったのはアンダルシアらしい焼き物。コルドバで見たような手書きで絵付けしたかわいいお皿が欲しい。パラドールの近くのお店でちょうどかわいいお店があったのでそこでお皿,タイルのネームプレート,タイル絵のロンダの風景画を購入した。
 スペインに来てたいていのお店がユーロ表示もしくはペセタとユーロの併記がされていたが,このお店はペセタのみの表示。ユーロには慣れてきたが,ペセタでは日本円に換算できない。いくらくらいかなあと思っていると,電卓をたたいてくれた。この電卓がユーロとペセタの2段表示の優れもの。ユーロに移行してまだ2ヶ月余り。各国こんな電卓が出まわっているのかな?

フレアがかわいい絵皿 本当はローマ字で名前入り ロンダの風景

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