◇◆◇ 2002.2.21  PARTU ◇◆◇

◇◆◇ アルカサバとヘネラリフェ ◇◆◇
 アルカサバは,アルハンブラ宮殿内では一番古く,ローマ時代の砦の跡にモーロ人が880年頃から要塞を築いたもので,現在の形になったのは13世紀頃。今では廃墟となっているが,全盛期には24もの塔があったといわれている。
 ここはアラブの軍事技術を結集した難攻不落の要塞であり,迷路のような狭い通路の跡や,今は閉鎖されている地下道,そして敵を攻撃するのに使ったと思われる巨大な卵のような石がいくつもあった。
 今も現存するベラの塔に登ると,グラナダ市内,アルバイシンの家並み,そして遠くにシエラ・ネバダが見える。

アルカサバ ベラの塔 迷路のようなアルカサバの要塞

ベラの塔からアルバイシンの眺め グラナダ市中心部
大きなカテドラルが見える

 ヘネラリフェは,13世紀に造られたナスル朝の離宮。糸杉や,きれいにかりこまれた緑の生垣と池や噴水の水が宮殿とは又違った美しい空間を生み出している。離宮とアセキアのパティオは工事中で中に入ることが出来なかったが,庭園だけでも十分楽しめるところだった。
 アルハンブラ宮殿の敷地内には15世紀に建てられたフランシスコ派の修道院を改装したパラドールがある。やはり建物が重厚感があっていい感じだ。スペインの中でも人気のパラドールで,値段は高いが私達も泊まってみたいと思っていた。しかしオフシーズンの2月でも1ヶ月前では満室で予約することが出来なかった。
 かなり残念に思っていたので,気分だけでも味わうためにパラドールでお茶をすることにした。ちょうど時間もお昼前なのでコーヒー,紅茶と,ミックスサンドを頼む。味とかは別に普通だけど(^_^;),やっぱりこのパラドールで食べてるって言うのがいい。パラドールのグッズにはすべてPと王冠からなるパラドールのマークが入っている。もちろんティーカップにもお皿にもマークが入っていた。朝のグラナダ,しかも石造りのためかなり寒くて体が冷えていたが,ここで温まることが出来た。

ヘネラリフェの庭園 生垣の刈り込みが面白い

ヘネラリフェから見る
アルハンブラ宮殿とアルバイシン
Parador de Granada



HOME Travel Abroad BACK NEXT スペイン旅行のTOP