◇◆◇ 2002.2.19 ◇◆◇

◇◆◇ 迷宮アルカサル ◇◆◇
 今日は朝食がついているということだったので食堂におりていく。パンやジュースが並んでいるぞ,と思ったら,パンとジュースとシリアルしかない!クロワッサンと固いフランスパンにジャム,バター,ネクターが朝食。これじゃ朝食がついているといってもタダみたいなものだろう。
 朝食後チェックアウトを済ませ,荷物は預かってもらってアルカサル・カテドラルの見学に行く。アルカサルの塀はホテルの目の前にも続いているが,入り口へはサンタクルス街を抜けて行く。
 アルカサルは9:30から,カテドラルは10:00からなので,まずアルカサルに行く。まだ開館前なのに結構人が並んでいる。団体客と個人客の列は別で,個人の方が先に入ることが出来た。一人5ユーロ。入り口にたぶんパンフレットがあったのだと思うが取るのを忘れた。
 アルカサルはもともと8世紀にイスラム教徒によって建てられた城だが,その時代の部分はわずかしか残っておらず,キリスト教徒がセビリヤを奪還してからのものがほとんどであり,ここにもイスラム教徒とキリスト教との争いの歴史が見られる。残忍王と呼ばれたべドロ1世がムハデル様式のこの建物を完成,のちに時代とともに手が加えられていったので,様々な時代の建物や庭園の様式を見ることが出来る。
 パンフレットを取ってこなかったので,どれがどの建物や庭園か分からず出口近くまで来てしまったのでお土産物屋においていたアルカサルの地図を見,もう一度辿ってみる。順路が特に示されていなかったので,さっき見逃していた間などがあった。
 また,ここの庭園は本当に広い。しかも庭園ごとに雰囲気が違い,生えている植物も違うのが面白い。ホテルから見えていたアルカサルの塀は本当に一番端っこのほうのようだった。

大使の間のアーチ
石造りの門には穴がいくつもあいていて
白い鳩の巣になっていた
アルカサルの中核をなすペドロ1世の宮殿
なんだか外見は中国っぽくない!?
ムハデル様式の傑作 大使の間 
カラフルなモザイクタイルと
壁一面に刻まれたアラベスク模様は圧巻

乙女のパティオの一角
レースのような彫刻がすばらしい
どこの間?
天井がとても高い
大広間
18世紀にマドリッド王立タペストリー工場で
作製された「チュニス征服」を題材とした
一連のタペストリーが飾られている

グロテスクのギャラリー
小石,石灰石などを張り付けた人工洞窟風の
装飾「グロッタ様式」は「グロテスク」の語源
貴婦人の庭園
ヤシの木が異国の雰囲気を醸し出す
どの庭園の入り口か忘れたけど
アリスの国に繋がってそうでしょ?


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