◇◆◇ 2002.2.19 PARTU ◇◆◇

◇◆◇ スペイン一のカテドラル ◇◆◇
 アルカサルでさまよっていて気付くと10時半を回っていた。次は隣のカテドラルへと思ったら,門が閉まっている。入り口が違うのかと建物の周囲を半分くらい周ってみたがどうやら入り口はあっている様。警備の人がいたので聞いてみると次は11時開門だという。時間制だとは書いてなかったが入場制限でもしているのだろうか。
 11時までカテドラルの向かいにあるカフェでひとやすみ。レアチーズケーキを発見したので注文したらとても大きな一切れだった。チーズがパサパサしていてあんまりおいしくない。
 11時になったので入り口の方に行ってみると既にチケットを買う人の行列が出来ていた。
 セビリアのカテドラルはスペイン一の大きさで,世界的に見てもローマのサン・ピエトロ寺院,ロンドンのセント・ポール寺院に次ぐ大聖堂である。 1248年にフェルナンド3世がセビーリャを奪還すると,モスクはキリスト教のカテドラルとして使用されるようになり,1336年の大地震でダメージを受けた後,1401年から100年余りをかけて改築された。
 内部には礼拝堂が沢山並んでいて,それぞれ絵や彫刻などが飾られている。天井がとても高く,上のほうの窓がきれいなステンドガラスになっていた。

アルカサルの入り口前から見た
カテドラル
ヒラルダの塔とカテドラル 免罪の門から見た
オレンジの中庭とカテドラル

カテドラルには主祭壇,旧祭壇
聖パブロの小祭壇,聖ペドロの小祭壇
乙女の小祭壇などたくさんの祭壇があるが,これは???
会議室のドーム型天井
見上げると聖母マリアの絵が
大聖堂参事会の会議室の一角
石造りの静かな部屋
ステンドガラス自体の形も面白い

 カテドラルの内部から,ヒラルダの塔に登ることができる。ヒラルダの塔はもとは12世紀にモスクのナミレットとして建立されたもので,大聖堂改築の時に鐘楼として使用された。16世紀に なって,最上部にブロンズの像が付け加えられ,この像がヒラルディーリョ(風見)と呼ばれヒラルダの名前の由来となっている。
 塔の内部は緩やかなスロープになっていて,昔は王が馬に乗って登ったといわれている。塔の小窓から街やカテドラルの敷地内が見えるが,とりあえずてっぺんをめざす。四角い塔の1辺ごとにスロープになっていて,それぞれのスロープに番号がふってある。34番目が見えたら,最後ちょっと階段を上がれば塔の上に出る。
 そこはちょうど大小28個の鐘がある部分で,セビリアの町を見下ろしている時に,一つの鐘が突然鳴った。朝アルカサルに入るのに並んでいる時,9時半の鐘の音を聞いたが,いくつもの鐘がぐるぐる回って大きな音を立てていた。もし今ここでそんなことが起こったら,頭の真上でガンガン,鼓膜破れそう...。
 塔からの眺めは最高で,隣のアルカサルの様子もよく分かった。

ヒラルダの塔
先端のブロンズ像だけでも
高さ4m,重さ1288kgもある
塔内部のスロープ
番号が34になれば到着
ヒラルダの塔の鐘
正時には派手に鳴るのでご注意

塔からのセビリア市街の眺め
真中に見えるのはマエストランサ闘牛場
やっぱり大きなカテドラル こちらも大きなアルカサルの敷地


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