X月X日
天気は下り坂。何も出来ない。こんなことで焦ってはいけない。何もしないことにする。とは言いながらしなければいけないことが多い。まず大掃除。長く使っていない部屋を明け、積もったほこりと格闘する。次いで寝具の整理。蜂退治。蜂の巣が5つもあった。
燻製の下ごしらえでは最後に蒸すことがある。蒸し器がないので鍋を使っている。ありあわせの鍋なので落としぶたの寸法が合わないのが気になっていた。変寸のものも売っているが気に入らない。自分で作ることにする。雑貨屋ですし巻きのミスを買ってきて、鍋の大きさに合わせてのみで落としていった。糸かがりもうまくいき、何とか格好なった。こんなことがうれしい。さっそく使ってみる、快調。今日は天気が悪いので熱板で強制乾燥。 |
X月X日
本格的な雨、出かけるので気持ちがあわただしい。まず豪華朝食。次いで薫製下ごしらえの続き。今日は大きなブロック肉なので緊張する。
雨のなか慎重に出発。友人宅の落語会をのぞく。10人位。まあまあの熱演。これだけ近いと芸も良く分かる。素直に楽しむ。終わった後、友人と昼食。
互いの近況を交換。彼は最近マンションの管理人を始めた。裏話が聞けて面白かった。我々の話の定番は健康の話。お互いに無理が利かなくなったことを自覚しだした。話の中で地域の話題を仕入れる。帰りは雨が上がっていた。まず温泉による。そのあと食糧補充のため買い物。必要なもの以外は買わない。
夕方帰庵。夕食後燻製つくり。明日は窯が焚ける。 |
X月X日
終日曇天。早朝から薫煙作業。作業は窯つくり、火起こし、製品の準備とすることが多い。今回はササミの味付けで新種を試してみた。8時ころから開始することが出来た。窯の方式もほぼ固定し、コントロールもうまくなった。
薫煙は温度と煙の出具合を監視するだけの極めて退屈な時間だ。そこで土器焼きをすることにする。これは昨年博物館で手に入れた子供用のセットだ。土器の成形は終わっている。これを説明書通りに設置して火を点ける。なんとなく頼りない。火の回りも不十分な気がする。心配でいろいろ補助燃料を入れる。これも終わり、昼過ぎの真黒な土器が無事出来上がった。たたいてみると温度はそんなに上がっていない。でも焼けているようだ。研いて完成。マアマアの見栄え。夕食は肉じゃがを作る。残りを冷凍。食後、燻製などの後片付けをする。 |
X月X日
初めて青空を見る。気分が軽くなる。朝読書、昼前から外出。ススキの穂、はぎの花と景色はもう秋だ。まず買い忘れた食料を仕入れ。温泉に行くと今日は休み。こうなると入りたくなる。少し遠い別のところに行くことにする。ここはいくらでもある。やはりお湯は気持ちが良い。ゆっくり帰ってくる。洗たく。
夕方絵の練習。相変わらずヘタクソだ。葉っぱの絵を描いていて、本物が見たくなり、散歩。いろんな形の葉っぱがあるものだ。気持ち良い。小屋の回りを歩いていたら駐車場に太い木が生えている。これを切る、ついでに周りを草刈り。夜は読書。持ってきた本を読み終わる。 |
X月X日
昨屋到着した、弟一行の観光につきあう。まず、美術館。東山魁夷の記念展が来ている。混雑を考えると、東京ではとても行く気にならないが、地方なら観たい。まず善光寺を目指す。道が良くなり、快適。市内もほとんど渋滞なし。展覧会は良くそろっている。製作過程の展示が面白かった。唐興大寺の障壁画も収穫。まじめに美を追求した人であることを改めて感じた。美術館を出ると雨。それもあって善光寺はパス。
小布施に抜けて栗おこわ。このあたりは完全に観光モード。周囲をぶらつくがどおって言うことはない。そのあと、観光客の行かない温泉へ。好評。夕食はキノコ焼きに決め、スーパーに寄って材料を仕入れる。
夕食は残り物の野菜とキノコを鉄板で焼く。これがなかなかの美味。シイタケだけ地元のものでないのが残念。 |
X月X日
下界は豪雨で出ておいるとのこと。朝食は残食整理そのもの。傑作は昨日の残りキノコのたまごとじ。なかなかの出来栄え。弟一行がまず出発。
これで、小屋閉めの作業が始められる。時間があるので急ぐことはない。一つ一つ片付けていく。まず台所。一人と違い使った食器が多い。次いで寝具。ここまで来ると掃除、掃除洗濯が出来るようになる。次いでゴミ焼き。思い切り保持燃料を使うのがポイントだ。うまく行く。後は水、電気、戸締りだ。陽が照りだし暑い。途中で物産店でお土産調達。シイタケ、リンゴ、まんじゅう。
車を返して街を散策。いつものように古本屋まで歩く。目新しいものはなかった。疲れたのでコーヒー屋で一服してから駅に戻る。予定の列車は5分ほど遅れているが問題なく走っており、ほっとする。 |