PART2
帰りはキュランダ高原列車の旅。駅にはやしの木などがあって,熱帯の雰囲気があります。列車の中は木でできていて椅子が硬かったです。
沿岸部のケアンズまで続くキュランダ鉄道は19世紀後半,物資運搬のルートとして開拓されました。人力で熱帯雨林を切り開き,鉄道を敷設する作業は困難を極めたようです。
オーストラリアの熱帯雨林は,その言葉から想像されるジャングルとは違います。雨季と乾季があるからでしょうか?実はこの時期オーストラリアは雨季でバロン滝も2,3日前の雨のせいで増水していたようです。でも,多いときは列車に水がかかるほどすごいらしい。オーストラリアでは晴天に恵まれていたのだけど,日本に帰って一週間後くらいにケアンズの映像がテレビで流れていて,洪水でカンガルーが流されていました。私達ってすごくツイてたのかも。
バロン滝をはさんで反対側に世界最長のゴンドラ,スカイレールが見えます。熱帯雨林を空中散歩するかのようなスカイレールだけど,とても自然との融合ということが考えられていて,鉄柱も木を極力切らず,最低限の本数が立てられているだけで,色も緑色が使われているとのこと。(実際乗っていないのでそこまで見えなかったんだけど。)
キュランダとケアンズの中間地点ぐらいから,景色は熱帯雨林から徐々にさとうきび畑に変わっていきます。この辺りは砂糖の産地なのでした。