◇◆◇ 2004.10.9 @ ◇◆◇


◆ウブドでじゃらんじゃらん◆
 7時半過ぎにHIYOが起きたので,着替えて朝食会場へ。朝食会場には私達の他にもう一組がいただけで,他に2つほどテーブルがセッティングされているだけ。もしかして泊まっている人が少ないのかな。3人のスタッフのうち,一人は昨日のカフェ・アルマのお姉さん。もちろん私達のことを覚えてくれていました。
 朝食はビュッフェ形式なのだけど,あまり品数がなく選択の余地がありません(^^;。とりあえずパン,サラダ,ミーゴレン,フルーツ,卵料理はオムレツにしてもらって一通りお皿に取りました。HIYOはまたもやオムレツを少しとパンを少し食べただけでした。
 朝食会場はステージのようになっていて,ここでショーが行われたりするようです。周りはライステラス,なのだけど稲が植わってなくてただの水たまりになっていて,カエルがゲロゲロ鳴いていました(^^; 池には蓮の花が咲き,たくさんの彫刻が目に付きます。赤いハイビスカスが飾られている彫刻があったり,階段に一段ずつプルメリアの花が飾ってあったりと芸が細かい(^-^)
 今日は朝の涼しいうちにウブドの町中を散策して,昼からホテルのプールで遊ぶ予定。ココカンホテルからプリ・サレン王宮までシャトルバスが出ているのだけど,時間が決まっていて朝だと9時の次は10時。ご飯を食べてゆっくりしていたら9時前になっていて,慌てて部屋に戻り出かける用意をしたけれど,9時を回ってしまいました。そんなに時間通りに動いてないだろうとタカをくくって,レセプションに行ってみるとすでにバスはいなかった...。次は10時か〜と思っていったん部屋に戻ろうとしたら,受付のお兄さんが「ちょっと待って」と誰かに連絡してくれています。そして運転手さんが現れて,別の車で送ってくれることになりました。ラッキー。

 プリ・サレン王宮で降ろしてもらったら,まずは道を挟んで向かいにあるツーリスト・インフォメーションへ。今晩のレゴン・ダンスのチケットを取るのです。人がたむろしていて,カウンターには人がいません。まだやっていないのかなと思ったら奥から人が出てきました。
 ウブド周辺では毎日何箇所かでレゴン・ダンスバロン・ダンスケチャ・ダンスなどが行われています。土曜日は宿泊しているアルマのオープンステージでもショーがあるのですが,子供達のダンスということだったので,どうせなら本物のダンスを見たいと思いました。私にとってバリのダンスといえば,独特の手や目を動きをさせながら踊るイメージ。それはレゴン・ダンスで,本日三公演あるうちウブド王宮で行われる「ビナ・ルマジャ」というグループのダンスを見ることにしました。チケット代はRp50000,日本円で600円ほど。こんなに安くでバリ伝統のショーを見られるなんて素晴らしいことです。
 しかしこの時こちらに来て現金を支払うのが初めてで,桁の多いルピーに一瞬戸惑い,あー現金が足らないと思ってしまいました。そして慌てて両替の場所を聞いて歩き出したのですが,よく考えてみたら全然現金が足りていたので,引き返して二人分のチケットを購入しました。

 その後はウブドのメイン通り,モンキーフォレスト通りじゃらんじゃらん(=お散歩)。いっぱいお土産物屋さんが並んでいるのだけど,HIYOを乗せたベビーカーを押して歩くのに障害となるものが二つ。
 まずは歩道。一応両側に歩道があるのだけど,結構ガタガタでいきなり穴が開いていたり,工事していたりで本当に歩きづらい。ボーっとしてたら,ベビーカーがガックンと引っかかってしまうのです。
 もう一つは「タクシー?」と声をかけてくる人々。道で会う人がみなタクシーの運転手なのかと思うほど,ちょっと歩けばすぐにタクシー?タクシー?と声を掛けられて本当にうざい。ベビーカー押して歩いていると,余計に車で移動したほうが楽だし声掛けてくるのかなあ。別にしつこく言ってくるわけじゃないのだけど,そこここで声を掛けられるのが鬱陶しかったです。
 バリの人々はチャナンと言うヤシやバナナの葉の上に花などを乗せたお供え物を,家や庭先などに供えます。道路にもいくつか供えてあったのだけど,EIKIがベビーカーで蹴散らかしていくので,「これってお供え物だから,踏んだりしないほうがいいんと違う?」と言うと,EIKIは「そうなん?でも,バリの人らも踏ん付けてたけど。」だって(^_^;A 現実的な話,このお供え物,みんな毎日十個とかかなりの数を供えたりするようなのだけど,その後は結構ゴミになっていたりして...。まあ自然に帰るものばかりだけど。
 お土産物屋さんで,よく目に付くのが木彫りのバリ猫。ちょっと首を傾げた感じがなんともかわいいのだけど,バリってそんなに猫がいるのかな。どっちかと言うと,犬のほうがよく見かけたけど。でも,バリ猫の他にカエルやブタの置物もあったのに,犬はなかったなあ。

カラフルな雑貨がずらりバリ猫の置物


 HIYOがいるのでなかなかお店に入ってゆっくり見ることはできなかったのだけど,どんな物が売っているのか眺めつつブラブラ歩いていると,バリニーズの親子がやってきました。女の子が立ち止まり,HIYOの顔や頭を触って興味津々。「何歳?」と,子連れだと海外でも日本と同じように道端でも会話がすっと始まるのが嬉しい。女の子は2歳。かわいらしい髪飾りを付けていました。
 さらに行くと今度は小学生の集団に遭遇。学校の建物から出てくる出てくる...。小学生が横断する通りはすっかり麻痺してしまってました。私達も取り囲まれて身動きができなくなり,しばらくその場で小学生たちを観察。何やら箒らしき物を手にした子供がたくさんいます。バリの小学校ではマイ箒?を持参してお掃除でもするのでしょうか?道端の屋台に寄り道している子供達もいました。
 モンキーフォレスト通りは,さらに南に続き,通りの名の由来であるモンキー・フォレスト,すなわちサルのいる森があります。しかしそこまでには坂道もあり,思っていたより距離もありそうなので,HIYO連れの私達はここで引き返すことにしました。王宮前まで戻ってきて向かうはパサール・ウブドと呼ばれる市場です。
 2階建ての建物に,カゴや更紗や雑貨のお店がたくさん入っていて,なんだか混沌としています。あんまりみんな熱心に呼び込みをしてくるわけではないので,ぶらぶら眺めて歩いていたのだけど,細い通路を通ろうとした所でお姉さんが子供用の服を持ってHIYOに合わせたりして呼び止めてきました。その服はちょっとHIYOには大きかったのだけど,お店に香辛料が並べられているのを見てちょっと立ち寄ってみることにしました。
 今朝の朝食の時に,紅茶やコーヒーのカップにシナモンスティックが添えられていていい香りだなと思ったので,まずはシナモンスティックに目が行きました。そしてサフラン,バニラビーンズも。他にもペッパー類やコーヒーなどいろいろあったのだけど,この3つとバリ猫の置物を買おうと思い交渉です。お姉さんは水色のパレオも持ってきて,「これも買って」と言い,いくらか聞くと,「自分で値段をつけて」と言ってきます。初めてのお買い物。値段の相場が分かりません。うーんと悩んでどれくらいか聞くと,全部でRp200,000と言ってきました。マーケットはかなり吹っかけてくると聞いていたので,とりあえず半額を提示。それはダメダメみたいな感じだったので,別にパレオはいらないからもっと安くしてなどいろいろ交渉しているうちに,結局はRp100,000で取引成立(パレオも買うことに)。おまけにとカエルの置物をHIYOにくれたので,やっぱり高く買ってるんだろうな(笑)。渡したお札をお店の柱にパシパシ当てて神様に感謝の行為をしていました。本当は私に感謝してもらわないといけなかったんじゃない!?

 先ほどは結局行かなかった両替だけど,初日に少ししか両替していないのでやはり両替しておくことにしました。ウブド市内ではどことも1円=Rp81と看板が出ていました。やはり空港よりレートはいいようです。
 そしてホテルに歯ブラシがなかったので,スーパーで歯ブラシと歯磨き粉を買うことにしました。バリの歯ブラシはブラシの部分が大きくて,私が普段使っているものの2倍ほどあるものばかり。口が大きいのか,ちまちま磨くのが面倒なのか...(^_^;A いろんな種類,値段の歯ブラシがあったけれど,一番安い物を2本選び,これに小さな歯磨き粉,ミネラルウォーターを買って約60円。やっぱり物価安いなー。
 スーパーでもバリ猫とかのお土産品も少し置いていて,ちゃんと値札が付いているので,こういう所で相場を確認してから市場や通りのお店なんかに行って値段交渉するのがいいんでしょうね。ちなみにバリ猫の置物は高い値段を言われたわけではないようだけど,パレオや香辛料の値段が不明なので,全体ではやっぱり高く売りつけられたんだろうな。

バリの女の子とウブドの小学校
パサール・ウブド パレオ,バリ猫の置物,サフラン等


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