朝起きると・・・すごい筋肉痛。悲しい。突然たくさん歩くとやっぱりだめみたい。でも,頑張って昼までに次の目的地,ツェルマットまで行かなくては・・・。
インターラーケンのほうに出てきて振り返ってみると,三山の向かって一番左のユングフラウが見えるけれど,やっぱりちょっと遠い。せっかくだったらやっぱりグリンデルワルトまで足を伸ばさないともったいない気がします。
シュピーツ,ブリークで乗り換え。ブリークは大きな街でした。乗り換えの時間が30分近くあったのでちょっとうろうろしました。おいしそうなサンドイッチを見つけたので買い込んで,山岳鉄道BVZに乗りました。BVZの乗り場は駅舎の外。
ブリークからフィスプまでは,シュピーツから来た時通った線と川をはさんで平行に走っていました。電車はずんずん高度を上げていくけれど,マッターホルンは全然見えない。結局ツェルマットに着く直前になって姿が見えました。
ツェルマットの駅前通,バーンホーフ通りはにぎやかでたくさんのお土産屋さんもあります。そこをどんどんまっすぐ歩いてシュルーマッテン・ゴンドラリフト乗り場へ。フーリでロープ・ウェイに乗り継ぎシュバルツゼーに向かいました。面白かったのが,ロープ・ウェイのおじさん。30分発のロープ・ウェイは満員になってもう乗れないのに全然出発しない。でも,針が動いて30分になった瞬間ベルがなって出発。時間に正確なのね。
シュバルツゼーから見たマッターホルンはちょっと雲に隠れていました。その左手にはモンテ・ローザやリスカムなども見えました。
ちょっと雲の中の マッターホルン |
後ろからどんどん雲が沸いてくるみたい |
羊がいっぱい,ちょっと足の踏み場が ないくらい糞もいっぱい |
シュバルツゼーからシュタッフェル,フーリへとハイキングをしようと思ってたけれど,筋肉痛でそれどころではありませんでした。それに,ちょっと残念なことに,シュバルツゼー周辺の草はもう茶色くなってしまっていて,瓦礫の多いこの場所はちょっと荒涼とした雰囲気になってました。ちょっと時期が遅かったのかな。グリンデルワルトの緑を見た後では,ちょっとイメージじゃないと思ってしまう。グリンデルワルトが女性的だとすれば,ツェルマットは男性的。山もつんととがって険しく,周辺も荒々しい感じでした。
フーリへ戻るゴンドラの中から下を眺めていると,羊の親子が寝ている。そしてちょっと離れたところに子羊が一匹・・・!?なんかちょっと違う。ゴンドラを降りて確かめにいくと,それはマーモットでした。お昼寝していたらしいマーモットは私達に気づくと慌てて草むらに隠れてしまいました。でも,もう一匹いたんです。いったん隠れた巣穴から顔を出したところを写真に収めました。他にもまあるい巣穴がありました。
わかるかな 走るマーモット |
ツェルマットの街から見た マッターホルン |
バーンホーフ通りの一番マッターホルン寄りにあったレストランで,山を眺めながら夕食にしました。この日はマッターホルンの先端に雲がかかったまま,全姿を拝めずじまい。もうちょっとで見えそう・・・というところで,また次々と後ろから雲が沸いてくる。
ツェルマットでのお宿はシェーネッグホテル。スネガ行きのケーブルカー乗り場のすぐ近くに入り口があるんだけど・・・。不思議なことに,地下のトンネルをくぐりエレベーターで上に上がると,ホテルのフロントにつきます。そう,このホテル丘の上にあって,もし下から普通に丘を歩いて登ると20分ぐらいかかりそうなところに建っているのでした。その分景色も抜群。ツェルマットの街を見下ろすような感じです。
部屋は残念ながらマッターホルン・ビューではなかったのだけど,新しいこのホテルは内装も素敵でした。(マッターホルン・ビューにしてほしいといったら,40SF<約2400円>アップだと言われました。まあ,部屋から見なくてもいいかということで,あきらめました。)
ツェルマットの街は省エネが進んでいるのか,車はすべて電気自動車で,一般の車は入れない。この電気自動車,小型で薄っぺらい車体だけど,ま四角なためスペースに無駄がなく,結構中は広いです。また,ホテルの客室フロアの廊下の電気は,スイッチを押さないとつかないので,普段廊下は真っ暗。押してもしばらくすると消えてしまいます。最初は誰も泊まってないのかと思ってしまいました。
シェーネッグホテル地下道の入り口 |
ボタンを押すと門が開く |
テーブルにはサービスの ワインとフルーツが |