朝起きるとすばらしいお天気でした。外に出てみるとくっきりとしたマッターホルンが見えました。ホテルの朝食は7:30からとちょっと遅い目だったので,まだかなあとのぞいてせかしてしまいました。レストランからもマッターホルンがきれいに見え,ビュッフェ形式の朝食がさらに豪華になった気分でした。
 では,朝のマッターホルン4連発!!



朝日があたるマッターホルン
★LOOK★


ツェルマットの街はまだ暗い
★LOOK★



昨日より雪が増えているような・・・

駅に向かう道からの眺め

 今日はゴルナーグラートに向けて出発。ゴルナーグラート鉄道に乗り込みます。駅は電車を待つ人達で混雑。みんな進行方向の右側がいいと分かっているので席は争奪戦です。団体の観光客がやたら多かったです。
 リッフェルベルクを過ぎた辺りからは,瓦礫の中を走っているような感じでした。氷河で削れた岩石なのでしょう。
 ゴルナーグラートからの眺めは,目の前にゴルナー氷河が広がり,その後ろにモンテ・ローザ,リスカムなどが手の届きそうな近さに見え,右手の少し遠くにマッターホルンが見える,360°のパノラマです。前日やはり雪が降ったらしく,展望台にはうっすら雪が残っていました。ハイジの「ヨーデフ」みたいな犬がいて,記念写真を撮っていました。その犬にカメラを向けたらすごい怒られました。商売道具なのね。



モンテ・ローザとリスカム

リスカムと双子のカストール,ポリュックス
★LOOK★

東壁が見えるマッターホルン
ちょっと不恰好かな

 ゴルナーグラートから一駅戻って,ローテンボーデンで降りました。ここには逆さマッターホルンで有名なリッフェルッゼーがあります。しかーし,肝心のマッターホルンに雲がかかってきたではありませんか。待っても待っても雲は途切れるどころかどんどん増えていきます。(この後,晴れることはなく天気は崩れていったのです。)リッフェルゼーともう1つ,少し下ったところにも小さな湖(水たまり?)があります。どちらも小さくてそんなに湖自体がきれいなわけではありませんでした。
 当初はまたローテンボーデンからリッフェルアルプまで電車に乗るつもりだったのですが,リッフェルゼーを見るために結構駅から下っていたし,次の駅のリッフェルベルクまでは近そうで,たくさんの人達が歩いていたので歩くことにしました。やっぱりこちらも下草が枯れて茶色くなってしまっていたのが残念でした。歩いている途中またマーモットを発見しました。日本人のおばさんが「マーモセット」と言っていたのが笑えました。


一応逆さマッターホルン!?

どこにいるかわかるかな

リッフェルベルクの駅

リッフェルベルク付近から見た
マッターホルン  ★LOOK★

 次にリッフェルアルプまで戻って,スネガまでのハイキングをすることにしました。実はリッフェルアルプとスネガはフィンデルン川を挟んで反対側にあるので,最初から見えていて,もし橋か何かあったらとても近いのです。(それだと全然ハイキングの意味がないけど)リッフェルアルプ周辺は森林限界より下なので,木が生えていて,緑と白い山とのコントラストがきれいでした。リッフェルゼーの周辺ではたくさんいた団体の観光客もここまではこないのか,ハイキングをしている人はまばらでした。でも,せっかくだったら私はこちらのハイキングのほうがお勧めです。




グリュンゼー近くのレストランでランチ

 まっすぐ歩いて1時間ぐらいでグリュンゼーに着きました。湖はとても澄んでいて,小さな小魚がたくさんいました。少しだけ引き返して,フィンデルン氷河に向かって歩いていくとフィンデルン川に橋がかかったところがあり折返し地点です。


晴れているとマッターホルンが
見えるんだろうか

女の人がえさをやると小魚が
いっぱい寄ってきた


フィンデルン川は氷河の川独特の色

 コースを折り返し,グリンジゼーへ向かいます。道はどんどん登っていきます。こんな上のほうに湖があるんだろうか・・・と思いつつ歩いていると,今まで標識にグリンジゼーと書いてあったのに突然表示が消えています。どこかで道を間違えたんだろうか・・・と不安になって,ちょっと盛り上がった道の横を登ってみると,下に湖が見えました。なんだ,ここかー,ちゃんとグリンジゼーって書いておいてよねと思いました。よく考えてみるとこのコースには名前のついた湖がたくさんあるのに,湖の名前が書いた看板みたいなものは全然ないんです。もう少しで道を引き返すところでした。
 グリンジゼーも逆さマッターホルンがきれいらしいのですが,残念なことにマッターホルンは真っ暗な雲の中でした。確かにリッフェルゼーと違って湖の周りに木も生えていて,緑とマッターホルンの白とがきれいに映るんだろうなあと思える景色だけに残念。
 グリンジゼーを後にしコースを進むと,ちょっと危険な道。道は細く,横は谷。下のほうにモスジゼーが見えました。フィンデルン川と同じような不思議な色の湖です。スネガに近づくと,マッターホルンも近づいてきました。これは晴れていたら,ものすごい感動もの。本当に残念でたまりません。



マッターホルンが見えるとすばらしいのに


反対側の空は晴れているのに

グリンジゼーを振り返る
ちょっと危険な道

すごいマッターホルン・ビューだよ,
本当は

 スネガにはライゼーがあり,ここも逆さマッターホルンが見えるらしいのですが,もうマッターホルンどころか今にも雨が降り出しそうな天気になってしまいました。朝はあんなに晴れていたのに山の天気は変わりやすい。ここから,ゴルナーグラートの展望台が見えました。
 スネガの地下ケーブルは5分程でツェルマットの街に到着。料金所は一箇所のようで,ケーブルを降りてから料金を払いました。



ちょっと物思いにふけってみたりして…

雲の中のマッターホルンと
ライゼー


ゴルナーグラート展望台

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