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Bene vixit, qui latuit

著 書 著 作

 

コンサルティング活動を開始してまもなく、仕事のプロセスと成果を知識として残し、いろいろな方々に読んでもらおうと思ったのがきっかけで本を書くようになりました。単独で書いたり、クライアントや仕事仲間と共著したりしています。出版させていただいた本のすべてが増版・増刷されているのはうれしい限りです。コンサルティングも数多くの現場をこなしていると、個別解ではなく汎用性のある一般解のようなものが見えてきます。ものを書くためには求知窮理への静かな情熱を温めることが必要ですが、ここ10年くらいは会社経営で忙しく本を書く時間があまりとれなく、2年に1冊くらいのペースで書いてきました。今後はもっと頻繁に書いてゆきたいと思います。

 

    「創造するリーダーシップとチーム医療」、日本医療企画、2010年(単著)

(社)日本医療経営実践協会(日本医療企画)の依頼で書き下ろした総説的な教科書です。
チーム医療によるイノベーション創発がこの本の中心テーマです。人的資源開発、組織行動マネジメント、リーダーシップ、アントレプレナーシップ、医療社会起業といったテーマを渉猟しています。副題の「医療イノベーションの創発」がこの本の補助線です。

 

■「実践オープンソースCRM入門」、翔泳社、2006年(共著)

オープンイノベーション研究の一環として書いた本です。ソフトウェア産業におけるMOT研究、ラディカル・イノベーション研究の嚆矢。業務アプリケーション領域では初めてとなるオープンソースプロジェクトを産学官連携で立ち上げた経験をまとめてあります。オープンソース・ソフトウェアは、プロプラ寡頭勢力にとってラディカル・イノベーションです。また、思想的にはマイクロソフト社に代表される営利独占主義への対抗文化であり、共産主義的かつ自由主義的です。この本は、ソフトウェアのトランザクションコストがオープンソースプロジェクトによって劇的に低下する現象を分析しています。自律分散的に開発を行うオープンソース・ソフトウェアの実態、活用方法などをまとめてあります。

 

 

■「クリニカルラダー:人材開発システム導入」、日総研出版、2006年(共著)

サービス・イノベーションを実践し看護の「知」と向き合う本です。サービスサイエンス実践の書。医療、看護現場に埋め込まれた暗黙知を形式知に表出させる技法の集大成です。看護に関わる技術、技能、知識を形式知として体系化し、伝承し、進化させ、あわせて人材評価、人材開発を行うための方法論の決定版です。日本を代表する優良病院=倉敷中央病院の皆さんとワイワイやりながら楽しく一緒に書き上げました。類書はほとんどすべてがこの本を下敷きにしているようです。クライアントと一緒に本を書くというのは、知識の定着、共有化など非常に得るものがあります。看護人材評価でコンピテンシー理論を応用した学術的な内容の本です。ただし分かりやすいと評判です。

 

 

■「看護経営学:看護部門改造計画のすすめ 第4版」、日本看護協会出版会、2005年 (単著)

財団法人日本看護協会の依頼で書いた本です。看護を経営学の視点から論じたテキストブックがなかったので、看護経営学という体系を構築しました。政策分析、医療経営学をベースにして、看護のための人的資源戦略、組織行動戦略、事業戦略を論じています。全国の医療機関で筆者が展開しているコンサルティング技法・方法論を詳述しています。

   

             

■「図解でわかるeラーニング入門」、日本能率協会マネジメントセンター、2001年(共著)

知識の伝達、共有、体得をネット上で展開するためのeラーニングについての入門書です。人的資源開発とサービス・イノベーションが融合する領域としてeラーニングを位置づけています。学習方法をデザインするというインストラクション・デザイン、ラーニング・デザインまで敷衍しています。共著者は、当時の仕事仲間の浜田正幸(多摩大学准教授)、新目真紀(名古屋工業大学博士課程後期)。共著者全員がその後アカデミアに進むとは思ってもいませんでした。まあ、皆さん長いお付き合いで面白い方々です。温故知新。

   

 

■「クリティカルパス実践ガイド〜成果責任医療への道〜」、医学書院、1999年(単著)

日本の医療サービスには標準工程や説明責任の思想が欠如していることに憤りを感じていました。経営工学などでは、あたりまえに使われているPERT(Program Evaluation and Review Technique)方法論をベースに書き上げた一冊です。医療サービスの「見える化」のための方法論をまとめたこの本のエスプリは、成果責任医療への道と「パス」をかけているところです。その後、クリティカルパスは日本でもブームになっています。

  

 

■「看護経営学 - 看護部門改造計画のすすめ-第3版」、日本看護協会出版、1999年(単著)

政策分析学の観点から見ると、日本の診療報酬制度には一貫した論理がなく場あたり的な政策誘導、短期的利益配分の脆弱な道具のような状態にあります。この改訂版では、診療報酬制度が与える看護へのインパクト分析に重点を置きました。この改訂版では非営利組織の経営学を強調しています。

 

■「続・看護経営学 - 超実践編 - 」日本看護協会出版会、1997年(単著)

多くの読者の要望に応え、さらに実践的な看護部門運用ノウハウを思いきって公開しました。とくに目標管理の方法論は全国の医療機関で使っていただいています。続編として病院経営、看護経営の変革技法を具体的に書いてあります。非営利組織における医療サービス・マネジメントのGrounded Theoryとして書きました。病院の現場のみならず、看護系大学、大学院でよく読まれているようです。

 

■「成果主義賃金導入マニュアル」、日本能率協会マネジメントセンター、1996年(共著)

Hay Consulting Group在職中にコンサルタント仲間と、ワーッと書き上げた一冊。全国の優良企業の人事部の方々に読んでいただいています。飛行機や新幹線の中でMac5200(化石?)をたたいて書きました。人的資源管理、組織開発、賃金管理領域にMeritocracy思想を強烈に展開した具体論が満載です。

 

 

■「耐震構造人事への改造方程式」、総合労働研究所、1997年(単著)

労働法学研究会報に連載していた論文をまとめて1冊にしました。社会学的な内容ですが、なぜか、法学関係の媒体から出ています。仕事内容、個人能力、賃金の3要素がミスマッチングを起こしつつある事象を分析しています。会社共同体の崩壊、成果主義人事制度の上滑り現象、会社と個人の関係の変化、不況の長期化、勤労意欲の減退、変革を疎外する日本的人事魔界など、日本の産業社会はだいたいこの本で予言した通りの展開をたどっています。

 

「第1章:崩れゆく会社主義システム 」松下博宣

「第2章:会社主義人事に隠蔽されてきたミスマッチの三角形」松下博宣

「第3章:日本の選択ー長期継続雇用か年功賃金かー」松下博宣

「第4章:錯綜する「ジョブ」と「職務」の幻想 」松下博宣

「第5章:日本的職務と職能資格制度のコスト 」松下博宣

「第6章:成果と自己責任原則を人事・組織に摺り込め 」松下博宣

「第7章:アカンタビリティ・マネジメントのすすめ 」松下博宣

「第8章:ジョブデザイン新時代」松下博宣

「第9章:SOHOの時代がやってきた 」松下博宣

「第10章:ネットワーク時代の人事、雇用論 」松下博宣

 

ちなみに、この連載をしているうちに資本主義の本質を理解、体現するためには株式会社の社長になるのが王道であると遅ればせながら達観し、起業を果たしました。

 

つづきの第11章は「アントレプレナーの倫理と資本主義の精神」として東京農工大学大学院のMOTアントレプレナー講座で講じています。不思議な感じがします。

 

■「看護経営学 -看護部門改造計画のすすめ-」、日本看護協会出版、1994年(単著)

看護を経営の視点から論じたわが国初めての書です。看護経営学という題名はそのものずばりで実務的な学術書として書きました。本書をもって日本の看護界に経営学がもたらされました。学問的良心をもって書いた「看護経営学」は熱狂的に看護界に受け入られました。正直、15年以上も読み継がれる本になるとは思っていませんでした。事業戦略、組織行動戦略、人的資源管理戦略の3つの軸から徹底的に看護部門の後進性を書き連ね真摯な改革を提案しています。

 

■「看護危機を乗り切るナーシングストラテジー」、日経B.P.社、1991年(単著)

大学院卒業後知り合った日経BP社の方と語らって書いた1冊です。全国の医療機関の看護部長に質問表を送付して回答結果を多変量解析にかけMajor Findingsをまとめ、(1)政策提案、(2)看護部門の現場への提言、(3)看護師のワークスタイル変化の提言、をしています。本格的な医療・看護分野での日米比較調査です。モノカキデビューとなった1冊です。あと、この本からご縁をいただきNHK教育番組にも出演しました。そして講演にもよく呼ばれるようになりました。思いで深い1冊。アメリカから持ち帰ったMacPlus(アンモナイト?)で書きました。

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