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2001年秋,石和温泉に出張した折 駅近くの古道具屋さんでみつけた ST管スーパーです. 購入当初 ハム音はなるがサッパリ受信できず,「ラジオ工房」 さんのHPを参考にレストアしました.もっとも平滑回路の増強とカップリングコンデンサの交換程度なのでやったことはほとんどただの修理.装着されていたマジックアイの発表年,社名の変更履歴 ( 後の富士通ゼネラル ) から1953年(昭和28年)製と推定しています.BCLラジオは何台かありますが現在のところAM放送用としては 我が家で最高の音質のセットです.ただし入手難のST管のエミゲンが怖いので電源をいれることはあまりありません.
「ラジオ工房」 さんのHPにアップされている1952年のカタログに卸値 10600円,小売値 14800円とあります. |
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1942年製.実に66年前に製造されたラジオで拙宅にある品物中最古のグッズです. 第二次大戦中,物資の節約のため全メーカーが同一の回路・筐体デザインでリリースした戦標船のラジオ版です. 1945年8月15日敗戦の日に流された玉音放送は多くの国民がこのタイプのラジオで聴取しました. 当然のことながら入手時は通電不能状態でしたのでレストアを施しました.(2008.8.10)
レストアの様子はこちら→ |
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TRIO COMMUNICATIONS RECEIVER R-300 |
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ケンクラフトブランドのBCL受信機キットQR-666の完成品版です.マーカーでメインダイアルを校正しスプレッドダイアルで同調する正統派のめんどくささが良い.ただし音質は国内屈指のオーディオメーカーのものとは思えず冒頭のST管ラジオの方がはるかに良い.
→内部写真 |
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R-300に先立つこと3年ほど前にトリオから kencraftブランドでリリースされたリグです. R-300の姉妹機という位置づけですが使用部品はかなり異なります.ケースの設計以外はまったく別のリグではないかという印象です.音質はR-300より帯域が広く素直で聞きやすい.1973年発売 →内部写真 |
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往年のBCLなら誰でも知っている,泣く子もだまる クーガー2200です.BFOがややFズレしていてLSBが聞きにくいですが現役で活躍中. |
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これまた往年のBCLなら誰でも知っているスカイセンサー5900. 250kHzのマーカーがフィルム目盛上の中間点になるところがあり周波数読み取りで戸惑いましたが前オーナーよりいただいたメンテナンスマニュアルによりトラッキング・ダイヤル位置調整をして良好な状態にもどった. |
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1985年にRLの"赤本"を見て以来いつかは・・・とねらっていたリグです.
HJ誌NO.106掲載の矢澤OMの記事によればS30年ころ,郊外の40坪の土地付き住宅の相場が45万円.いっぽうこの受信機は30万円だったそうです.当時は世界一高価なラジオといったところでしょうか・・・機会があって入手できましたがまだ未整備で極上のタッチのはずのダイアルがスリップします.これからゆっくり手を入れていくつもり. とにかく重くて(約30kg) でかくて (48x27x44cm) 体力がないと触れない機械です.なおこの機体のリリース年は1953年で奇しくも冒頭のST管ラジオと同年.
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真空管軍用受信機のカローラといったところでしょうか.とにかくこのジャンルでは最もポピュラーな機械です.他のHPでそのスジの人はみんな持っている受信機と表現されていました.ベトナム戦争のころまで現役で使用されていたようです.2004年11月にやっと手に入れることができました.コリンズの設計ですが多くのメーカーで生産されており,これはEAC製.
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1966年,ドレークがノビス向けに水晶発振のCW専用送信機2−NTとともにペアでリリースした受信機です.当時JAでは高1中2がスタンダードの時代てすが,このリグは入門用とはいうもののトリプルスーパー. レストア中,彼我の差をしみじみ感じさせられました.
レストアの模様はこちら→ |
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なんとも味気ないネーミングのリグですがなかなか存在感のある電信専用送信機です.前出の 2−C の相方ですがノビス準拠の構造のためVFOは無く水晶発信専用. |
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