- 寺 山 だ よ り -

日本の〈緑〉を私も楽しんでいます
【No.1499】 2020年05月29日

5月27日
Aさんから電話をもらった。
 脚の筋力の衰えを痛く感じウオーキングに出ているとのこと。「この季節、散歩の道連れは《木々の緑》です。370号に『日本の緑色は81色』と書いてありました。〈我が意を得たり〉の思いです」ということで電話をくださったのだ。
「田舎だし外出自粛だから行き交う人はほとんどいません。樹々の様々な緑が目に染みいるようです。その緑色と言葉を交わしながら歩いています。私も若葉の緑色の違いを楽しんでいます」。

望月国男著『西嶋が生んだ偉人笠井重治』
【No.1498】 2020年05月19日

 かつて一緒に仕事をした望月国男先生から、この度上梓された『西嶋が生んだ偉人笠井重治』を頂いた。この書を執筆・上梓されたことについて先生は次のように述べていらっしゃる。
 この度、私の故郷・山梨県身延町西崎が生んだ偉人♀}井垂治先生方の生涯を一冊の本にまとめてみました。私は18年間西嶋にお世話になりました。古希を過ぎ、後期高齢者の仲間入りを間近に控えた頃、お世話になった故郷・西嶋に何か報恩できることはないかと考えました。「そうだ、笠井重治先生のことを調べて、まとめることはできそうだ」と思いました。重治先生は今や遥か遠い存在になっており、私はお目にかかったことはありませんが、多くの関係者から聞き取り調査や資料収集を行い、ようやく書籍化の運びとなり、重治先生の生涯を概観することができました。  令和2年5月

 
 望月國男先生でなければ成しえない研究・探求の書が生まれたことを心から喜んでいる。

ホームページの更新
【No.1497】 2020年05月16日

5月16日 
 久しぶりの本格的な雨。一昨日植えたサツマイモの苗はこの雨で大丈夫だろう。それで一日かけてホームページの更新をした。かなりの分量なので、自分としては《納得》の仕事ができたとと思っている。

コロナ禍 今中学生は
【No.1496】 2020年05月13日

コロナ禍 今中学生が思っていること・感じていること
                H中の「学校だより」(5月11日発行)から
  
☆休校になっていることをどう思いますか
・勉強とか遅れていると思うから心配 ・感染拡大を止める為には必要なことだと患う
・多分、1学期くらいは自粛になると思う ・勉強ができないから大変、すごく嫌です

☆家ではどんなふうに過ごしていますか
・毎日勉強頑張ってます。 ・勉強している? ・妹と遊ぶ ・絵を描いたり 音楽を聴いたり、お菓子を作ったり ・ユーチューブやゲーム、TVでジャニーズ鑑賞
・ストレッチ 筋トレ ランニング

☆今、思っていることは何ですか?
・3年生のこの時期にコロナが来て、この先心配 ・休校中で予習が大変 ・3年生なので進路が心配 ・友達と遊びたい! ・買い物に行きたい!! ・早く学校に行きたい ・来年はどうなるの、怖い!!

☆学校が再開されたらどうしたいですか
・部活をしたい ・しっかり勉強したい ・友達と楽しく学校生活を送りたい ・今までどおりの生活がしたい ・体を大切にしながら学校生活を楽しみたい

コロナ禍の余波
【No.1495】 2020年05月09日

 5月8日
 静岡のKさんから二回目の手作りのマスクが届いた。以下は添えられた便り

 生活様式が変わりつつあります。@洋裁はすっかりマスクづくりに……。100枚以上作り、親戚、友達、ご近所の方々に使っていただいております。A孫の《ランチ担当》は接触感染・「三密」に当たるということで《解雇》! 塀越しにマスクして家族と話すとは、距離感を強く感じています。B車のナンバーが「相模」のままなので「県外からの来た」といじめられる怖さがあり? 急いで変更の手続きに走ったのですが、連休もあり、20日以降とのこと。それで大きな《紅葉マーク》をつけてゆっくり走っています。(笑い)
 道祖神は疫病を防いでくれる神様。コロナから私たちを護ってくださるはず。道祖神さんに会いに行けません、先生の道祖神の本を開き全国の道祖神さんにお願いしています。日本では今道祖神が見直されているのではないでしょうか。
 草取り 頑張り過ぎないでください。

憲法記念日 
【No.1494】 2020年05月04日

5月3日 憲法記念日 
 中学生のころの思い出。五月の連休中に「日本国憲法」の全文を書き写す宿題があった。今日の新聞は憲法についてかなり書いているが「コロナ禍」に比してどれだけ読まれているのだろうか。
 バラ農家のIさんが深紅のバラをたくさん持ってきてくれた。深紅は慶事にしか使えないので、今は需要がほとんどないらしい。少し萎れた感じがしていたが、ガラス製の大きい花瓶に挿したら生気を取り戻したような気がした。植物にも心はある。与えられた使命を全うすることができることを喜んでいるのだ。
 夕顔、朝顔の播種をする。

五月
【No.1493】 2020年05月02日

5月1日 
 それぞれの彩際立たせ木の芽雨
 楠大樹空展かんと芽吹きたり
  5月になった。日本の伝統色としての「緑」は「若葉・若緑・若芽・黄浅黄」色など81種あるらしい。周囲の樹々の若葉を見比べ楽しんでいる。外出自粛令が出てからは庭や畑の草むしりに注力している。だが一雨来ればたちまち雑草は芽吹く。頑張っても所詮《負け》だが、陽光を浴びながら草と格闘するのも悪くはない。妻も同じような暮らし。
 今朝の「声」の欄で「コロナと私 どちらが先に終息するか」という文を読んだ。「そうだな」としみじみ納得。与えられた時間は精一杯使いたい。     
今 日から370号の編集に取り掛かる。五月で「エコー」は創刊36周年。

畑 狭庭
【No.1492】 2020年04月29日

4月28日 
 Mさんにお願いして畑を耕してもらった。それでの野菜づくりを始めることができた。今年はスイカやキュウリは育てないことにした。落花生も被害に遭ったので止める。ハクビシンとカラスには勝てないから。
 里芋を50粒ほど植えた。長ネギは100本。カボチャ2株、トマト4本。これだけでは耕地の半分も埋まらない。あとはサツマイモ。
 今、庭はツツジ、藤、花水木、あやめで彩られている。ウチの藤棚の遠景に富士山が見える。今年の藤は例年よりその花房が長いように思える。

 地名「富士山」は「フジ」が由来とか長き裾野は長き花房

年度第一号の「学校だより」届く
【No.1491】 2020年04月21日

4月21日
 東中の小澤校長先生が今年度第一号の「東中だより」を持って来訪された。保護者に届くのは次の登校日になるが、地域協力者に今年度の学校運営の概要を知ってもらうことは大切なこと。この学校だよりに小澤校長先生の着任の挨拶状も添えられていた。
 「新一年生は2クラス、全校で278名なので『東中family』として子供たちを育てたい」との先生方の願い(「学校だより」の中の一文)は、東地区に住む一人として嬉しかった。

春の味覚満載の食卓
【No.1490】 2020年04月16日

4月15日
 庭に道祖神を祀るKさんから季節のたよりが届く。咲き乱れるシャクナゲを眺めている肩組み握手の道祖神さんの写真のはがき。
 所用でNさん宅を訪ねたら「ウチの玉ねぎとキャベツを食べて」とその場で取り持たせてくださった。さらに「竹の子の煮たのがあるから持って行って」と。春の味覚いっぱいの夕食のテーブル。
 コロナ禍。五月に予定されていた東中の新聞づくり講座は延期。今夏の新聞大会も中止の連絡が入った。
 

 現実
【No.1489】 2020年04月15日

  ◇外出自粛要請 
  ペット抱きソファでくつろぎ「こうすれは命が救える」との動画
 
 「わたし テレワーク」と言う女(ひと)の続く言葉は「仕事無いので」

『自由の声』欄
【No.1488】 2020年04月14日

4月12日 
 神奈川新聞の『自由の声』欄に「思い出深いトッケッコ」という文が掲載されていた。海老名にお住いの井上幸雄さん(84)の投稿だった。神奈川新聞が2月25日付で紹介してくれた「チーム竹の子」の紙芝居「トッケダンゴ」を読んで子供のころの遊びを懐かしく思い出したという内容。
 地域の歴史や民俗を次世代に伝えたいと思っている「チーム竹の子」の願いがこのような形で継承されたことをとても喜んでいる。
 井上幸雄さん ありがとうございました。

春祭りもコロナウイルスで
【No.1487】 2020年04月11日

4月10日 
 4月10日は寺山のお祭りの日。今年は新ウイルス禍で中止。子供のころの楽しみだった東秦野村の祭礼は東田原神社の3月18日から始まった。次が西田原の八幡神社の3月28日。そこから寺山の鹿島神社の4月10日、八幡神社(落合)は4月14日、御嶽神社(蓑毛)が4月19日、名古木は御嶽神社で4月20日と目白押し。さらに東田原の朝日神社は夏祭りで7月14日に行った。
 どのお宮にも神楽殿があるので旅の一座の芝居が奉納された。三番叟を見た記憶もある。夜店の当て籤が楽しみだった。アセチレンガスの匂いも嫌いではなかった。
 神輿が県道を練り歩いた。   路線バス止める法被や春祭り 勝美 

 コロナ禍で「馬鹿っ囃子」と呼ばれているあの甲高い秦野の祭り太鼓が聞こえてこない。

いよいよ新学期
【No.1486】 2020年04月07日

4月6日
 お隣の小学校の校庭から子供の声が聞こえてきた。長い「一斉休校」の中での入学式、待ちに待ったこの日。私もこの賑わいを待っていた。だが明日からまた休校。
 午後二時ごろ、「こんにちは」の声が庭でする。出てみたら男の子が「桜を描かせてください」と言う。学年は三、四年生くらいか。学童保育の子だろう。「どうぞ。ウチの桜を描いてくれるの。うれしいよ」と私。彼は桜の花を見上げる位置にひざまづき、地面に置いたスケッチブックに覆いかぶさるような姿勢でデッサンを始めた。
 子供がいなければ学校じゃない!

「みちしるべの会」にどうぞ
【No.1485】 2020年04月03日

4月2日
 午後3時から「みちしるべの会」の総会の準備会を四人で持つ。場所は私宅。 
 総会は今月末に開く予定だったが予約した会場の使用は難しそうなので「中止」と決め、審議は紙面で行うことにした。そのための資料作りが今日のこの会。年度計画を立てるのだが、昨年まで行ってきた市内各公民館の事業『古道大山道を歩く』(主管・まほら秦野みちしるべの会)は、現在ではその事業の実施が確定しない公民館が多く、会としての年間活動計画も未定になってしまう。それで月例の会員研修会の充実を意識した年間計画を作った。
 発足して14年目に入るこの会。ここで新しい会員も迎えることができたので、さらに充実した活動の一年にしたい。
 この日記を読んでくださった皆さんの入会を歓迎します。

新しい一年が始まる
【No.1484】 2020年04月01日

3月31日
 新聞で教員人事が報じられた。教え子の二人が校長先生に昇進。かつて一緒に働いた何人かは退職。歳月の流れを噛み締めた。
 東中の石川校長先生が退職のご挨拶にみえた。「東中新聞」の指導で頑張った倉持先生も転任の挨拶に。夜、全新研の田村先生から「38年務めあげました。お世話になりました。コロナが収まったらお伺いします」と電話をもらった。
 きょう、湯河原町のPTA会長さんからいただいた手紙に「出会いの意義を知った一年だった」とのPTA活動のまとめが述べられていた。そして私のためにお嬢さんが作ってくれた「健康お守り」が添えられていた。
 神奈川新聞の歌壇・俳壇に挑戦を始めて二か月が過ぎた。結果は短歌4首、俳句2句が採られた。この二か月は毎週投稿できたが、4月以降も続くかどうか。
 
 新しい一年が始まる。

お便り 二通
【No.1483】 2020年03月27日

3月26日 
 秋田の畠修さんから「こども館新聞『ふしぎ・ワクワク』」が送られてきた。能代市こども館の館長を務めている畠さんは「新聞づくり」指導のエキスパート。秦野で開いたれ全国新聞教育研究大会にも講師として秋田から来てくださった。
 『ふしぎ・ワクワク』には畠さんのその力が十分発揮されている。能代の子供たちはこの新聞を通して様々な世界に足を踏み入れていてるのだろう。

3月25日
 気仙沼の渡邊さんが先ごろ長野に旅した折、喫茶店で偶然手にされた季刊『「Skima2020』を届けてくださった。「信州のスキマを好きで埋める」と地域活性を願うこの号は「双体道祖神の魅力」の特集が組まれている。それで、私にということ。
 特集は「池田町の道祖神巡り」。池田町は4年前の夏に訪れている。八幡神社の三基、相道寺のオヤスで葺かれた道祖神など懐かしみながら、この夏の「里巡り」に思いを馳せた。

 新型ウイルス禍の中、お二人のお心は身に染みた。

春彼岸
【No.1482】 2020年03月20日

 三日前に咲きはじめた紅枝垂が今朝は三分咲き。この桜は市内のある寺院の枝垂の直系。実生から育ったもので樹高3メートルくらいまで伸びた。
 染井吉野の樹齢は70年は超えているだろう。根回りはおおよそ3メートル。いつの日にか「秦野の名桜」と言われたら…。里桜は2017年4月、高遠に道祖神を見に行った折に求めたもの。去年数輪花を着けた。

 桜二首
 紅枝垂染井吉野里桜と桜前線狭庭も通り
 濃き紅は蕾にありし紅枝垂ふふめば淡き紅に染まりぬ

 今日は彼岸の中日。仏壇に「小豆飯」を供える。9時過ぎに墓参りに行く。そして午後、ホームページの更新。新型ウイルス禍と3.11については書かざるを得ないと思った。稲吉さんから双体道祖神の絵手紙が届いた。それを「マンスリーエッセイ」のページにアップ。コップ酒で《ご機嫌》の一枚も。

PTA広報紙『陽光』
【No.1481】 2020年03月18日

 気仙沼市で発行されている地域紙『三陸新報』のコラム欄に西中PTA広報『陽光』のことが書かれています。ウエブ版で読めます。3月14日の「立ち読み」の『萬有流転』です。感想などお聞かせください。

3.11を忘れない
【No.1480】 2020年03月11日

 2011年3月11日の東日本大震災を詠み続けている美原凍子さん(福島)の短歌を朝日歌壇から書き抜きました。独特の五感とリズム感は心をゆさぶります。
 (2011年4月から2019年6月まで発表順)
 生きてゆかねばならぬから原発の爆発の日も米を研ぎおり  美原凍子
 原発の空のしかかるふるさとのここにいるしかなくて水飲む
 搾乳するナカレ耕すナカレ種蒔くナカレふくしまの春かなし
 それでも春は巡り来てけぶるがに咲くふくしまのうめももさくら
 さよならへさよならとふる細雪去るも残るもつらきふるさと
 そこかしこまっさらな土敷かれいて他人顔なる除染後の街
 満月は海より上がり原子炉と人無き街と村とを照らす
 東京ゆ二百五十キロにて汚染水タンクは増えてゆくばかりです
 全村避難の村の桜はさみしからしいんと咲いてしいんと散って
 ほろほろと木通の花のこぼれいて空き家ずっと空き家のまんま
 フレコンバッグ撤去の土手にニリンソウアズマイチゲとカタクリの花
 汚染水八十九万トンのタンク群上空には八年目の秋雲
 廃炉までなお遠からむおぼろなる令和の月が建屋を照らす

 返歌
  秦野西中学校PTA広報『陽光』に寄せて
 「祝卒業」号に「3.11を忘れない」も組み入れしPTA新聞  勝美





続々新型ウイルス禍 
【No.1479】 2020年03月10日

 地域紙の記者さんから聞いたことだが「一斉休校」の影響で飲食業界から広告はほとんど出ないようだ。紙上に「歓送迎会承ります」の広告はあまり見られないのが現状。私も三月に二つの宴席があったが、いずれも無期延期。幹事とすれば「終息」にならなければ会は持てないだろう。
◇新型ウイルス禍
 「後手後手」と責められて打ちし先手は「一斉休校」「入国規制」
 受け継ぎし鼓笛デビューは卒業式「一斉休校」五年生は解け

続新型ウイルス肺炎の影響
【No.1478】 2020年03月02日

新型ウイルス肺炎の影響
・中止 上公民館主催「上地区の古道を歩く」(主管みちしるべの会)  秦野ゆとりの会三月例会  「林家たい平落語会」

新型ウイルス
【No.1477】 2020年02月29日

新型ウイルス肺炎の影響
・中止  全国学校新聞コンクールの表彰式  東公民館主催「冨士道を歩く」(主管みちしるべの会)    秦野ぶらり会の公開講座「秦野の近代を語る」(主管みちしるべの会)   「JAはだの」観劇会
・延期  異年齢女性交流会での講演   教え子の同窓会  「西のいぶき7」の懇親会  
・辞退  卒業式への臨席  

梅 五本
【No.1476】 2020年02月20日

梅咲いて目白二羽来るまた二羽と
 梅光る二月。我が家の五本の梅の木はいずれも古木。
 玄関の前の立つのは樹齢100年超、二階建ての家屋を背にし日当たりが良い。そのためいつも開花は一番乗りだが三日前の雨で樹下は無残にも花びらで敷き詰められた。
 母屋と離れの間の狭庭の花は七分咲きくらいか。花に勢いがある。ここは日当たりはよいが午後3時には日陰ってしまう。
 離れの前の植え込みには小木。ここも日当たり、日照の条件は良いので、もう数輪しか残っていない。
 桜大樹の裏の梅は樹齢に比して太らない。花のつき具合も疎ら。それだけに咲かせる花はしっかりとしたもの。五分咲き。
 車庫の前の古木。いつの日か玄関前の梅の代替わりするときのため庭師が手入れを丁寧にしてくれている古木である。この場所は東西南北、どの風もよく通るので、まだ二分咲き。

おめでとうございます 頑張りましたね
【No.1475】 2020年02月18日

第69回全国小・中学校・PTA新聞コンクールの結果(2月15日発表)
PTA新聞の部  【優秀賞】西中PTA 【努力賞】南小PTA  南中PTA
学校新聞の部 【佳作】東中学校 
学級新聞の部 【努力賞】東中学校3年2組

30数年を隔てて母娘で広報づくり
【No.1474】 2020年02月11日

2月7日
 今日は市内中学校のPTA広報委員会の来訪。翌日が出稿とのこと。拝見したが完成度は十分。それで話は一年間の活動の評価反省に。
 一人が言った。「母は私が小学生の時に広報委員をやったそうです。で先生の講座で強い刺激を受けたと言っていました。きょう武先生のところに行くと言ったらそのことを伝えてと言っていましたので」。「そして今度は私が広報委員になり ご縁でいろいろ学ばせていただきました。広報づくりで充実した一年を過ごせました。有難うございました」。
 30数年を隔てて母娘がPTA広報づくり。「新聞・広報づくり」という《一樹》が私にあったことを喜んだ。

如月
【No.1473】 2020年02月05日

2月1日
 我が家は2月1日が「お棚納め」。昨夜、燈明を点し温かいご飯を神仏に供えた。そして今朝、正月飾りなどを下す。下したものは初午の日に畑でお焚き上げする。
 床の間の掛け軸「双鶴」は「早春」に、玄関の中野啓次郎の「津軽凧絵」(これは私には《お宝!》)も「岐阜・松倉の絵馬」に掛け替えた。

2月2日
 庄屋で「みちしるべの会」の新年会。10名の出席。昨年はウオーキングマップを三図発行できた。次年度も三図の発行を目指す。小さな会だがその活動は充実している。

2月3日
 市内の小学校のPTA広報委員が来訪。年度末号の企画の相談。「卒業おめでとう」だけでなく「卒業・進級おめでとう」号に、と話した。委員の一人が「東中新聞を作った」という。当時お世話になった先生と「メル友」していると言う。その時の新聞づくりの苦しさを今年再び味わったので、来年も広報づくりをやり、もう一度新聞づくりの楽しさを味わいたい、と表明。嬉しいね。

2月4日
 今日は立春。「JAはだの」の組合員講座の修了式に参列。修了祝いに一句を謹呈。 
 春立つ日JA講座修了す  勝美

落合地区で紙芝居の公演
【No.1472】 2020年01月29日

1月26日
 落合ボランティアの会の活動「いきいき落合」の1月例会で「道祖神祭り」の紙芝居二編「目一つ小僧」と「トッケダンゴ」を「チーム竹の子」で公演した。
 「マックスで30名」と聞かされていたが44名が観に来てくれた。小学生の8名が嬉しかった。
 公演の後、地元の小沢さんから「この地区はトッケダンゴじゃなく、取り上げダンゴ」ということを聞いた。私には初耳の風習。興味深い中身だった。
 過日訪ねてきた母娘が「ウチの地区では、どんど焼きは豚汁やお汁粉が食べられる会と思っている子がいる」話した。役員がダンゴを作って子供たちに焼かせているという自治会もあるとか。環境問題から火を燃やすこと自体が難しく「どんど焼き」を止めたところもある。
 どんど焼きは隣人と触れ合う場でもある。紙芝居で道祖神祭りの持つ意義を多くの世代に伝えていきたい。

飯山のどんど焼きに飛び入り
【No.1471】 2020年01月20日

1月19日 
 今年は遅れたが飯山観音・長谷寺に初詣。寺の境内の一角に佐藤家(妻の実家)の墓地があるので墓参も兼ねている。
 帰りは県道60号線で清川村に向かった。その途中、飯山・尼寺地区を走っていたらどんど焼きが行われていた。「道祖神の落穂拾い」をしているから見過ごせない。斎灯の写真を撮らせてもらった。太い孟宗竹で組み立てられた斎灯の高さは優に5bはある。竹の弾ける大きな音が火勢を表していた。
 三人の世話人が近づいてきて「ご苦労様です。お神酒を」と紙コップを差し出された。通り掛かりの者だから、と言ったが「それじゃあ尚」と勧められた。飲めない私ではないので「そうですか」とご相伴に預かった。野外でのコップ酒はうまい。
 三々五々竹竿に団子を吊るした人が集まってくる。カラフルな団子を一杯刺したコナラの木を手に走ってきた女の子が私の前で躓いた。
 「昔はダンゴは三つ焼いて、交換して食べた」とのこと。「トッケダンゴ」の風習がここにもあった。立ち寄ってよかった。大きな収穫。
 どんど焼きの会場から少し走った道路脇に舟後光単体道祖神が祀られていた。

 俳句・短歌 「どんど焼き」 
【No.1470】 2020年01月19日

どんど焼き    

恵方より火入れの斎灯勢よし
旧民で守るどんどの火勢かな
頬かむりが仕切る小さきどんど焼き
どんど火を守り来し顔一つ消へ
音捨てし村にどんどの竹爆ぜる
団子も尻も炙りぬどんど祭
焼き過ぎのどんどの団子持て余し
山峡の里をちこちに斎灯の火
残り火で小さき宴やどんど祭
山峡に月昇り来てどんど果つ

 恵方より火入れされたる斎灯が燃え崩れ落つ〈子〉の方角に
 どんど焼きに初お目見えの母子黒焦げの団子を咥えて自撮り
 汁粉甘酒豚汁と大盤振る舞いのどんど焼き団子はすっかり脇役に
 

清水のどんど焼きに長野からお客さん
【No.1469】 2020年01月13日

1月12日
 清水庭の今年の「どんど焼き」(団子焼きや道祖神祭りとも呼称)は今日1月12日。昨年までは14日だったが、一人でも多く参加してほしいということで14日の前の日曜日に行われることになった。どんど焼きは「小正月」の行事(「小正月」は14日の夜から15日にかけて)。
 この清水・東ノ原自治会の「どんど焼き」に長野・富士見町から下平武さん・「信濃路てくてく会」の代表・が参加してくれた。下平さんは私の「道祖神ワンダーワールド」を読み、秦野の道祖神に強い関心を持ち、清水のどんど焼きを見たいと連絡してきた。
 寺山清水が来訪の目的の一つとなったのは「目一つ小僧」の伝承である。 
 午後二時に下平さん到着。先ず「みちしるべの会」の横山会長と田中事務局長を交え、道祖神など野仏信仰などについて情報交換をした。
 3時過ぎに下平さん、横山・田中さんとどんど焼きに参加。甘酒、お汁粉、豚汁で歓待された。我が家の団子を焼き四人で食べた。どんどの火の側で団子を食べたのは何年ぶりだろうか。
 午後4時ころ「あずま荘」で開かれる清水・東ノ原子供会の「道祖神祭りと天神講」へ。12年前から子供たちに道祖神の話を聞いてもらっている。今年は道祖神祭り(だんご焼き)にまつわる紙芝居二話を鑑賞してもらった。第一話は「目一つ小僧」、第二話「秦野の道祖神祭り トッケダンゴ」。これは「チーム竹の子」がこの1月9日に完成させた作品。それを私が《本邦初公演》。観客は40名ほど。
 午後5時半、下平さん「みちしるべの会」との再会を約束し離秦。

安曇野の道祖神
【No.1468】 2020年01月06日

1月5日 
 根倉喜美江・修さん母子の来訪。「叔父の遺作ですが、道祖神なら武さんだから」と、古谷正一さん制作の銅板レリーフ「神の集い 安曇野の道祖神」(8号)を恵与していただいた。作品は常念山脈を背景に、酒器像、肩組酒器像、袖中酒器像、肩組握手像、そして文字碑の五基が彫られているもの。この安曇野の風景が私の「道祖神の里めぐり」のきっかけだった。

「道祖神の里めぐり」の再開 どんと焼き
【No.1467】 2020年01月04日

1月3日
 今年も二宮の山西の道祖神場で箱根駅伝応援。昼食の後、小田原・曽我の瑞雲寺で義兄の墓参。
 帰りに二宮町の「道祖神の落穂ひろい」をする。昨年六月、沼津を訪ねて以来の「道祖神めぐり」。四か所を巡ったが、川勾の道祖神に「どんと焼きは午後二時頃火入れ」との案内が掲げられていた。ここでは「どんど焼き」ではなく「どんと焼き」と言っているらしい。「どんと焼き」は東北地方、特に宮城県で広く使われている呼称。気仙沼地方の各神社では「どんと祭」は神社の「年祭」になっている。貴重で、しかもうれしい「落穂ひろい」ができた。

去年今年
【No.1466】 2020年01月01日

  ◇初富士              勝美
 初富士の広き裾野や道祖神
 残雪の富士を遥かに道祖神
 夏草や魂抜かれしか道の神
 塞の神より始まる虫送り
 旧道は花すすきばかり道の神
 彫り深き文字をなぞりぬ薄の穂
 夫婦神の微笑み今年の大稲田
 秋驟雨み手をつなぎし夫婦神
 夕雨や落穂拾いのまだ動く
 田仕舞の煙の中に道祖神
 豊年の貢の雪の降り積めば永正二年の夫婦神笑む  

  ◇筒袍絆纏
 青空へ押し込むやうに柿を捥ぐ  
 日の没りてなほ陽の色や木守柿  
 阿夫利嶺の初冠雪や潔し
 母の遺した綿入れまとい年送る  
 亡き母の仕立てた筒袍絆纏で大根煮ている妻を見ている
 もう居ない母が仕立てた筒袍絆纏(つっぽう)でのっそり動けば春ものそりと

あと一週間
【No.1465】 2019年12月25日

12月23日  阿夫利嶺の初冠雪や潔し
 
12月24日
 西中(3名)と東中(1名)のPTA広報委員の来訪。どちらも年度末号の企画の相談。そのヤル気と元気、そして明るさが頼もしい、嬉しい。

「田舎から送ってきたので」と田中さんが丸餅を持って来てくれた。田中さんは豊岡市の出身。「東の角餅 西の丸餅」と言われているが、角餅・丸餅の文化圏は関ヶ原を境目としてちょうど東西に分けられるとされる。

ダーマン原田さんからのメール
 Merry Christmas and Happy New Year
南の島シキホール島に住んで15年が経ちました。たった5軒のリゾートが120軒にもなっていますが何とかトリップアドバイザーで1番人気を保っています。毎日学生とテニスをして、昼も夜もサンミゲルビールとモリンガ茶を飲んでいるおかげで健康な毎日を送っています。時々、お客様と学校を訪問して鍵盤ハーモニカを指導しながら子どもたちから元気をもらっています。今、島中に鍵盤ハーモニカを広めるために鍵盤ハーモニカのボランティアを募集しています。
 リゾート生活をエンジョイしながら子どもたちに鍵盤ハーモニカを教えに来ませんか?
 Villa Marmarine シキホール島日本親善大使 ダーマン原田 

 今年もイギリスとニュージーランドとオーストラリアからクリスマスカードが届いた。 後一週間で今年も終わり。そろそろ大掃除に取り掛からなければ。

一陽来復
【No.1464】 2019年12月23日

12月22日
 老舗の豆峰商店に行った。小さなその店の入口は、昔ながらのガラス戸の引き戸。商品は畳敷きの部屋に無造作に置かれている。その部屋の上がり框に紙製の小箱が置いてあり、柚子が10個ほど入っていた。そして傍に「きょうは冬至です。よろしかったらお持ち帰り下さい」。会計を済ませ「一個頂いていきまーす」と私。外は冷たい冬の雨。でも私の心は暖かかった。柚子湯とかぼちゃの煮物 で「一陽来復」。

桜 りんご
【No.1463】 2019年12月20日

12月19日 
次は 12月18日の朝日新聞のコラム「多事奏論」の出だし部分である。 筆者は高橋純子編集委員。書き出しに惹きつけられた。

  桜鍋に舌鼓をうち、黄桜のパック洒を飲みつつドラマ「同期のサクラ」を見て主題歌「さくら(二〇一九)」を口ずさみ、さくらももこの「ちびまる子ちゃん」に癒やされ、こうの史代の「夕凪の街 桜の国」に目頭を熱くし、さあ、これだけ桜を注入すればイケるだろうとパソコンの前に座ってみるけどやはりだめ。「多事奏論」、全く筆が進まない。仕方ない。寝ようーーこのところ、そんなような毎日を送っていた。(以下略)


 笠井さん(364号で紹介している)が鶴田町のリンゴを持ってきてくれた。「ふじ」と「王林」の二種類。紅玉の「ふじ」は生産量と人気で「リンゴの王様」と言われ、黄緑色の「王林」は、その甘さと香りで「リンゴの王様」という意味のネーミングだそうだ。 
 

道祖神 そして新聞
【No.1462】 2019年12月14日

12月13日
 鶴巻公民館主催の講座「道祖神ワンダーワールド」に出かける。定員20名に13名が集まる。「秦野の道祖神」がこの日のテーマ。紙芝居「目一つ小僧」を「チーム竹の子」の伊東さんに公演してもらった。館長Kさんと講座の担当者Oさんは東中での教え子。聴講者の一人Yさんも同じく東中での教え子。「みちしるべの会」から4名の応援も。
 講座終了後「小さな集まりを持っていますが、きょうのお話をみんなに聞かせたいので来て頂けますか」と申し出があった。講座で紹介した丸髷の双体道祖神を見たいので、その場所を教えて欲しいとの相談も。この講座が今年最後の講座。
 四時半ごろ、東中広報委員会の三名が新聞コンクールの結果を報告に来てくれた。東中の新聞づくりの伝統はしっかりと引き継がれていた。西中学校のPTA広報「陽光」が届いた。A4判12ページという大作、内容はまさに力作・秀作。六時過ぎ、『エコー』の読者Uさんの来訪。「鶴の舞橋に行ってきました」とニコニコ。そして「その証拠に?」と真っ赤なリンゴが差し出されたのだった。
 嬉しい一日に献杯、そして乾杯!
 ビールを口にしながら講座の中身などを振り返ってみる。話の途中で言葉が続かず《立ち往生》のような状況にニ、三度陥った。老化現象が著しいことを再確認させられた。

事納め 事始め
【No.1461】 2019年12月09日

12月8日
 きのう帰宅したら部屋にリンゴの香りが漂っていた。津軽から真っ赤なリンゴがどっさり届いていた。「エコー」の読者のKさんからだ。364号で書いた「津軽とわたし」が引き金になったのかも知れない。甘〜い、リンゴらしい食感。おいしい!  嬉しい! ありがたい! 申し訳ない!
 そして今朝、Tチャンネルの「小さな旅」を観たら「津軽」、しかもリンゴの話。リンゴの香り一杯の居間で、「津軽とリンゴ」。どうしてもKさんの声を聞きたくなり電話で話す。
 今日は「事納め」の日。農作業は今日で終わりにする。畑に出て、トマト、ナスの支柱、インゲンの網を整理した。妻は年賀状を書き始める。そう、今日は「事始め」の日。お正月を迎える準備を始める日でもある。

12月7日 
 秦野市市民活動サポートセンターの事業「はだの雑学大学」の講座「Katsumi in 道祖神ワンダーワールド」のpartXを秦野保健福祉センダーで行う。
 この講座は4年間・五回にわたった。五回の内容は、T秦野の道祖神 U道祖神の里めぐり「神奈川の道祖神」 V道祖神の里めぐり「群馬・長野編」 W道祖神の里めぐり「静岡・山梨・新潟・鳥取編」 X千姿万態「日本の道祖神」
 きょうが最終回なので@秦野の「マラセの神」の「マラセ」の語源 A「道祖神盗み」B「道祖神とワラ馬」など道祖神信仰について少し深入りした。
 この日受講者は29名。センターのまとめでは五回で250名ほどの参加者とか。皆出席の方も数名。受講して下さった皆さん「ありがとうございました」。
 講座を持たせてもらったことで、私自身もそれぞれの道祖神を再訪できたように思う。サポートセンターにも心から「ありがとうございました」と申し上げる。
 講座の最後に大きな拍手をいただき感激。出来れば再会したい、とお別れの挨拶をした。

ご案内
【No.1460】 2019年12月03日

「21&35展」の様子を「最新」のページにアップしています。ご高覧をお願い申し上げます。

 7日(土)の「道祖神の里めぐり・その5」の席は『若干の余裕』があるとのこと。興味と 時間がございましたらご来場を。
 問合せ先 秦野市民活動サポートセンター 0463-83-1760


きっぱりと冬が来た
【No.1459】 2019年11月29日

11月29日
 昨日までの天候が一転、快晴の朝を迎えた。だが寒い。それもそのはず、大山そして丹沢連峰は初冠雪。
 高村光太郎は「冬が来た」で、「きっぱりと冬が来た 八つ手の白い花も消え 公孫樹の木も箒になった」と詠った。今朝の冷気は「きっぱりと冬」。庭の公孫樹は箒になったが、八つ手の白い花は今が盛り。暖を求めて網戸にしがみ付いている蟷螂は動けない。食堂のガラス戸にムクドリが激突。今年この事故は2回目。脳震盪だろう、私の手の中に納まっても動かない。
 東中の広報委員の二人が相談に来た。その一人は白のブラウス姿。「元気だね、寒くないの」と聞いたら「寒いです」と言って笑う。ここにも「きっぱりと冬が来た」ことが見えた。

マニュアル
【No.1458】 2019年11月28日

11月27日
 作ってもらった老眼鏡を受け取りに行った。弦が少しきついので修正をお願いした。オープンカウンターだから、担当の店員さんがその作業しているのが見える。その作業中に電話が入った。すると彼は、作業の手を止め電話に対応した。彼の視界には私が入っているはずなのに延々と商品の説明をしている。その時間は10分くらい。私とは商談中なのに、飛び入りの電話に対応。店内には手の空いた店員もいた。
 電話を終え、弦の作業の続きが始まった。しばらく経って、彼は私に「お待たせしました」。それだけの言葉しかなかった。そして、やおら眼鏡のメンテナンスについて印刷物で説明をし始めた。(普通は、先ず「試読」はするのだが、ナシ!) 一通りの説明が終わると、彼は私の眼鏡の入った袋を持ち、私を店の入口まで先導。そこで「ありがとうございました」と頭を下げる。笑顔だったが、温かさニコヤカさは感じなかった。
 午前10時に店を開けたばかりなので、まだ心身ともに《全開》ではなかったのか。それとも、「もう商売は成立してしまったのだから」ということか。声だけは大きかったが、それは私が老人だから。そして、もしかしたら視力が弱っている老人を救ってやっている、という上から目線? 今回の老眼鏡の作るとき、2週間前だが、視力検査をした折り、担当の店員が、いきなり「免許更新、ムリかも知れませんよ」と言った。私は眼鏡を作りに来たのであって、免許更新の視力検査のために来店したわけではない。親切心、それとも警告? 私にはかなりのショック。
 この店は大手の眼鏡チェーン店。明るい店作り、商品のディスプレイもそのセンスを感じる。だが、商いをする店員に明るさ、笑顔はあまり見られなかった。マニュアルで動く優秀な社員だから私への対応はマニュアル通りされたのだろう。数年前にこの店でお世話になったと時の店員と今回の対応の店員の対応を思い比べるとき、その違いを感じた。「マニュアル」はベースであって、それから進化・発展するために必要とされるものだ。
 10年以上お世話になったこの店に、足を踏み入れることはもうないだろう。

今年の師走は
【No.1457】 2019年11月25日

11月25日 
 ウチの庭の樹木は桜、梅、イチョウ、モミジ、青桐、センダン、藤、そして垣根はドウダンツツジ。いずれもかなりの年輪を持つ木々で四季の移り変わりを彩り、季節を感じさせてくれる。その木々の葉が数日前の強風ですっかり吹き散らされ、あちこちに吹き溜まっている。
 カレンダーを眺め「来週は師走か」などと思うと、しなければいけないことが目に付く、思い浮かぶ。
 体力が戻っていない中での畑仕舞い、年賀状の用意、庭掃除など不安になっている。そんな焦りの中、昨日はHPの更新。一昨日「エコー」364号の出稿した。 とにかく目の先のことに集中することで今年の「師走」を乗り切ろう。

久しぶりの秦野
【No.1456】 2019年11月21日

※「21&35展」にご来場いただいた菅原澄子さん(市川市)からのメール

 久しぶりの秦野 (^^♪  
 「21&35展」に250名強のご来場、本当におめでとうございます。
 14日は突然お邪魔してお騒がせしました。12時過ぎに家を出たので秦野駅に着いたのは15時近く。明るく爽やかで相変わらず空気の清らかさと水の美味しさが感じられます。
 武先生の「ECHO創刊35周年展」の1〜363号までの展示に感激いたしました。厚子さまの「第21回さをり織り展」の作品は綺麗で心和みました。
 「さをり織展」には、厚子さまの70歳になる教え子さん三人も賛助出展。会場が明るい声で包まれていました。本当にすばらしい教え子さんたちです。
 私は2001年3月から『ECHO』をいただいています。それ以前の号を今回初めて拝見。1号から見せていただき、内容の広さ・深さ、工夫されたレイアウトなど《流石》と感嘆いたしました。
 先生ご夫妻の生き方に感動を覚えた「秦野訪問」でした。ありがとうございました。

「21&35展」に250名強のご来場
【No.1455】 2019年11月18日

11月17日
「21&35展」が終了。おおよそ250名ほどのご来場は予想をはるかに超える数で、感謝、感激の6日間だった。「ECHO」の読者、かつての同僚、教え子の親子、PTAでお付き合いいただいた方など大勢と話の花が咲いた。その中で海老名市の梅子さん(98歳)のご来場(お嫁さんと小田急で)は、私たちに大きな勇気を与えてくださった。賛助出展、そして手伝ってくれた5名にも心からお礼を申し上げる。

「21&35展」始まる
【No.1454】 2019年11月13日

11月12日
 12日〜17日で開く「21&35展」。きょうはそのスタートの日。「武厚子の第21回さをり織展」には70歳になる教え子三人が賛助出展。綾瀬市のTさん、愛川町のKさん。そしてSさんは菊川市から。そのSさんは秦野に泊まりこんで。教師は教え子たちに支えられ、教えられ生きているのだ。
 40年ほど前の同僚や「エコー」の読者、現PTA広報委員さんなど50名ほどの来場。嬉しい初日になった。

秋日好天
【No.1453】 2019年11月06日

11月5日
 穏やかな秋晴れの一日、私も会員である教員OBの会が企画した「ふるさと再発見 鶴巻地区を歩く」のガイドを「みちしるべの会」で務めた。15人の参加者を会の横山、浦田さんが案内した。私は今の時点では歩行は難しいので、昼食後「鶴巻・大根地区の地名の由来」というミニ講座を持たせてもらった。地元のSさんが「ここに生まれ住んで70年にもなるのに、今日初めて知ったことがたくさんあった」とニコニコ。そして、大根川でしじみ、フナ、オイカワ、ウナギを獲った子どもの頃の暮らしを楽しく話すのだった。

11月4日
 40数年前、西中に席を置いていた頃、新採用で入って来たKさんとMさんが訪ねて来てくれた。定年まで勤めた二人、今は古代史に惹かれ、遺跡や博物館、講座などでその世界をひろげているらしい。わが家への来訪は、Mさんが、縄文人の奇石信仰が道祖神信仰に繋がることを知り、道祖神について私の話を聞きたいからだった。おおよそ二時間、三人で楽しい、充実したときを持てた。幸せである。

柿の実
【No.1452】 2019年10月29日

10月29日
朝から雨。好天の日はほとんどない今年の秋。台所のガラス戸越に隣の家の柿と柚子の木が見える。柚子の実の黄色が目立つ。鈴生り。いつもならヒヨドリがうるさい柿の木が今年は静か。2本の木に三個しか付いていない。ウチの柿の木では実は見られない。日本の秋の風景に柿の実は欠かせないのに。
 
 里古りて柿の木持たぬ家もなし   松尾 芭蕉
 一村がそつくり柿の色となる    水上 未子
 この里を守りて吊るす柿簾     松崎不二男
 ふるさとや変わらぬものに柿日和  友藤八重子
 空の中透明になる柿の色      坂田恵理子
 手のひらの柿より重き入日かな   酒井 大岳

 青空へ押し込むやうに柿を捥ぐ   勝美
 日の没りてなほ陽の色や木守柿 

今年の菊
【No.1451】 2019年10月26日

10月26日
 きょうは東公民館祭り。20年ちかく参加していた「ゆとりの会」の菊花展。今年は健康面からも不参加と決めていた。ところが、7時ごろ会員のTさんが菊をとりに来てくれた。茎は細いし、蕾は小さい。菊花といえるようなものは一点もないが、Tさんの厚意に応え出展した。
午前中は秋晴れ。気分も体調も少しばかり上向き。それで庭の落ち葉掻き。

ふるさとを知り ふるさとを愛し ふるさとを育てる
【No.1450】 2019年10月22日

10月20日
 私の住む大字「寺山」は8つの庭(自治会)で構成されている。その寺山自治連合会は「文化講演会」という事業を毎年開催していて今年で25回となる。その記念すべき講演会で話をさせてもらった。
 午後4時から二時間『寺山ものがたり』というタイトルで「寺山の文化的遺産、地名の由来、民話や伝承」などを話した。話の骨組みは「みちしるべの会」が作った「ウオーキングマッブ・寺山編」である。参加者は30人ほどか。
 きょうの会の主客は8自治会の正副会長さん。地元・東中学校に通算20年勤務した私。会場には見覚えのある教え子が10人ほど。数名が始まる前に寄ってきて「病気したって聞いてるけど、だいじょうぶ?」とか「免許 返納した?」など気遣ってくれた。前年度の会長さんの顔を見られた。この寺山を第二の故郷にしてくれる女性も三人(外見で判断すれば40、50、60代か)来場。マップを作った仲間・田中、綾部さんも来てくれた。
 自治会の役員さんは「寺山」これから引っ張っていく人たち。その人たちにより広く深く寺山を知ってもらい、寺山を育ててくれることを願い精一杯がんばった(?) つもり。


10月19日
  NPO法人「自然塾丹沢ドン会」と秦野市の共催で「名古木ウオーキング&道祖神と庶民の暮らしを学ぶ」の講座が開かれた。ウオーキングは「みちしるべの会」の横山さん田中さんが先達。私はウオーキングの後の講話を担当。「チーム竹の子」の関さんが紙芝居「目一つ小僧」の公演で私の話に色合いをつけてもらった。参加者は26名。

一挙に冬!
【No.1449】 2019年10月16日

訪ねてきたTさんが「秋が来ないうちに冬になたったみたい」と言う。寒い! 被災地の皆さんの生活に寒さという大きな苦しみが一つ加わった。高齢者や乳幼児には精神的身体的な最大のケアが必要。
 HPの更新をした。

台風19号
【No.1448】 2019年10月15日

台風19号

12日 19号台風の進むコースに秦野もはいっているということで雨戸を全部立てた。こんな対応をしたことはほとんど記憶にないこと。夜8時半頃、台風の目に入ったのだのだろう、風雨は鎮まった。そしてそのまま時間は過ぎていった。そのころ東日本の各地で甚大な災害が発生していたのだ。

13日 そんな状況の中、ラグビーの対スコットランド戦は行われた。スポーツの試合を通して「勇気づける」とか、「元気をもらえる」と言う人がいる。物心両面の厳しい条件下の人たちに対して安易過ぎる言葉ではないだろうか。
 台風で釜石でのナミビア戦が中止になってしまったカナダの選手たちのことを「カナダ代表、釜石で泥かき」と朝日新聞が報じた。カナダの選手たちが被災した家の「泥かき」を手伝ったのだ。これがラガーマンの心だと感じた。

ラグビーワールドカップ
【No.1447】 2019年10月08日

10月7日
 12月に行う講座の打ち合わせにみえた「JAはだの」の担当者が「先生、ラグビーが好きらしいから持ってきました」と笑いながら差し出された物。それは「ラグビーワールドカップ」のピンバッジ。驚きました、そして感激です。さっそくジャージの左胸に着け、夜、日本のサモア戦の再放映を観た。この試合はライブを含め三回観ている。

 三日前、北上の渡邉さんからCD「ECHO」Little Glee Monsterが送られてきました。「『ECHO』362号 届きました。ありがとうございます。封筒に貼ってあったのがラグビーワールドカップの記念切手。嬉しくて「ワアッ」と思わず声を上げてしまいました。ラグビーはずっと応援していましたから。NHKのワールドカップのテーマソングが「ECHO」(Little Glee Monster)と知り、すぐにCDを申し込みました。武先生の「ECHO」がずっと続いていくことと、日本が勝ち進むことを願って先生にCDを送ります」>。

「21&35展」のチラシ
【No.1446】 2019年10月07日

10月7日
 11月に開く「21&35展」のチラシが出来た。「西のいぶき6」のメンバーに制作してもらったもの。P広報づくりに見せた実力がこのチラシでも遺憾なく発揮されている。《素晴らしい》の一言に尽きる作品。ありがとうございました。
 HPの「エコー最新号」のページにアップしてあるので見てください。

◇10月の私の講座
・10月19日 「名古木の野仏を見て歩く」丹沢ドン会
・10月20日 寺山自治連合会の文化講演会「寺山ものがたり」
・10月28日 東公民館祭り・ミニ講座「金目川は加奈比可波」まほら秦野みちしるべの会

ラグビーは好きです
【No.1445】 2019年09月21日

9月20日 
 ラグビーは好きなスポーツの一つ。シーズンになるとテレビの前によく座る。
 ラグビーのワールドカップの日本対ロシア戦をテレビで観戦。愉しかった。

 東中で野球を指導していた頃、根倉というキャッチャーがいた。彼は相模台工高校に進み、ラグビーを始めた。
 ラグビー部に入った理由は、入試の手続きに行った折、当時のラグビー部の名監督・松沢先生から「ラグビーをやらないか」と声を掛けられた。まだ入学していないのに声を掛けられたということで決めたのだ。
 1995年、花園ラグビー場(花園、秩父宮はラガーマンの聖地)で開催された第74回全国高校ラグビーフットボール大会で、彼の学校・相模台工(通称・台工は優勝した。そのチームのNO8は根倉君だった。ラグビーの経験など全く無い彼がフォワードの要NO8というポジションを得た。その努力は並大抵のものではなかったはず。画面に躍動する黒いジャージの彼を辺りかまわず応援した。
 根倉君は私と同じ寺山の住人。後日、全国制覇の報告に来てくれ、優勝校だけが購入できるミニチュアのラグビーボールをプレゼントしてくれた。
 

新モノのサンマ
【No.1444】 2019年09月20日

 夕食の食卓にサンマが登った。大きさは20センチ超。市内のスーパーに並んだこのサンマは「新モノ」と誇らしげの文字が掲げられていた。
 公海での乱獲、或いは潮流の変化によってサンマの漁場は遠くなっているらしい。14日付の「三陸新報」の一面のトップ記事の見出しは「気仙沼 サンマ水揚げようやく2度目」。記事は「漁場は気仙沼から1500キロ離れた北太平洋の公海」で「二昼夜半かけて運んできた」とある。四日前には北海道のサンマ漁の船の事故が報じられた。
 香ばしいサンマの身をほぐしながら、今この時も北の荒海でサンマ漁に携わっている人たちの苦労に思いを馳せた。

熱暑に負けない熱い講座
【No.1443】 2019年09月11日

9月10日
 伊勢原市P連の「広報紙づくり講座」に出かける。
  今年度2回目の講座は一学期に発行された広報紙の紙面クリニック。市内14校のPTA広報委員60名の参加があった。9時半から12時半までのロングラン。他校の広報委員との交流を兼ねたグループディスカッションでは広報づくりの課題など共有でき実りある講座になった。 
 10年前に「全国コンクール」で最優秀賞を得た高部屋小の広報委員長Mさんが飛び入り参加(驚いた。嬉しかった)。そのMさんから後輩への励ましのメッセージをもらった。
 台風の置き土産の熱暑に負けない熱い講座だった。

台風接近中だが研修会
【No.1442】 2019年09月09日

9月8日
 台風が秦野を目指している中だが、まほら秦野みちしるべの会の定例研修会は予定通り開かれた。会場に向かう途中ゲリラ豪雨に見舞われ、帰り少々気になった。
 定刻午後2時の開会。きょうは私が講師で「地名と苗字の由来」の話を聞いてもらった。地名は、先人の暮らし、風土、自然の地形を知ることが出来る遺産である。
 秦野の地名にもかなり興味深いものがある。きょうは、大字名の蓑毛、三廻部、名古木、鶴巻、菩提、菖蒲、千村。小字名では塩貝、雑敷、踊宮、舞ケ久保、舞台、地名は、先人の暮らし、風土、自然の地形を知ることが出来る遺産である。踊場、落幡、紀伊守、大椿、一ノ尻などを採り上げた。
 出席は8名。午後5時までがんばった。
 夜になり緊急避難情報が何度も届いた。

34日間の夏休み
【No.1441】 2019年09月01日

 7月30日に腰痛を発症。診てもらったが「日柄モノだから」と湿布だけの治療。こうして今日まで34日間ゴロゴロ。 そろそろ動かないと筋肉が固まってしまう。不自由な身だが、今日HPの更新をした。
  茅ヶ崎の壁新聞の第二日は出かけられなかった。そうしたら受講の子どもたちからお見舞いの手紙が届いた。「元気になって10月の新聞展示会に来てくださいださい」。これは絶対行かなければ、という強い思いにかられる。
 来週は伊勢原でPTA広報紙のクリニックがある。クルマで行く! 
 小冊子は7月中旬に出稿していたので8月18日に上梓できた。挨拶文に「83歳の夏」と記したのは、8月18日が83回目の誕生日だから。

きょう 上梓
【No.1440】 2019年08月18日

8月18日
 きょう、小冊子『この道 〜新聞教育〜 子育てご一緒に・PTA広報と歩んだ50年』(A4判50P・私家版)を上梓しました。「はだのP連だより」へのレクイエム?

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