- 寺 山 だ よ り -

冬至
【No.1530】 2020年12月21日

12月21日
 冬晴れの空に輝く大き柚ていねいに捥ぐ明日は冬至湯
 
 濡れ縁に柚置かれをりけふ冬至
 京都ては冬至の日に「ん」の付く物を食べるとのこと。「ん」は「運」に通じるから。南京カボチャ、うどん、ゼンザイ、蜜柑、林檎等々。
 

道祖神の講演会
【No.1529】 2020年12月18日

12月17日
 午後1時30分から「道祖神ワンダーワールド・千姿万態」の講演会を鶴巻公民館で。コロナ禍の中、しかも師走。12名の参加はありがたかった。その顔ぶれは、私の道祖神講座によく顔を出してくれるM.M、T、I、Yさんはこの日も来てくれた。Mさんは東中学校の教え子、以前ご夫婦で来てくれたが今日は一人なのがちょっと気になる。鶴巻中での教え子の保護者Kさんの顔は懐かしかった。六月に入院した折お世話になった看護師Eさんのお母さんSさんは初参加。Sさんは市内の野仏を訪ねるのが趣味とか。最後列の席に妹夫婦の顔も。
 この日の資料として、長野市上大岡の「道祖神もなか」と仙台の二柱神社の「アマビエの御朱印」を準備した。どちらも喜んでもらえた。

 ☆参加してくれたMさんから〈速攻〉のメール
 今日は思った通り楽しんで講座を聴くことができました。ありがとうございました。2回目の受講になりますが、先生の引出しの多さに、またまた感激です。でも換気が良すぎて、先生が風邪引かないか、気がかりでした💓 お話ができたらとも思っていましたが、先生を囲んでいる人が大勢いたので、ご挨拶だけで失礼しました。寒いので気をつけてお帰り下さい。M
 
 今年2020年の講演・講座はこの日が最後。

道祖神の講演
【No.1528】 2020年12月12日

12月11日 
 秦野市地域婦人団体連絡協議会の研修会で講演。演題は「ふるさとを知り ふるさとを愛し ふるさとを育てる〜秦野の道祖神とトッケダンゴ〜」。会場は秦野市立本町公民館で60名ほど集まってくださった。紙芝居二本も上演。資料に「道祖神もなか」を配った。夜、参加者から「楽しかった」、「もなか、おいしかった」との電話をもらった。「疲れた」けど私にも充実した二時間だった。 

12月8日
【No.1527】 2020年12月08日

 今日は「師走八日」《目一つ小僧》がくる日。12月8日の夜、丹沢の山から目一つ小僧が村に下りてくる。「さあ子どもは早く家の中に入んな。下駄は家の中にしまってな。目一つ小僧に判子を押されちゃうぞ」と母は言った。

 30年くらい前の話。授業中に「今日は12月8日だけど何の日かな」と尋ねた。太平洋戦争の開戦日を意識させたいと思ったからだ。だがその答えは出て来なかった。「先生の誕生日」「先生のボーナスの出る日」等々。それで宿題にした。翌朝早く職員室に答えを持ってきた子は「12月8日はお釈迦様が悟りを得た日です」と言った。お寺の子だった。私は彼女から「成道会」ということを教えてもらった。

 12月8日は「こと納めの日」農作業は今日で終わりという日。「針供養の日」でもある。お針の仕事(縫物をする)も今日でお終い。そして今日は「こと始め」の日で新年を迎える準備を始める日。

道祖神の講演会
【No.1526】 2020年12月06日


「道祖神ワンダーワールド・千姿万態」の講演会を開きます。

 主催  秦野市立鶴巻公民館
 日時  12月17日(木)13:30〜15:30
 会場  鶴巻公民館 コミュニティ室
 定員  18名
 参加費 資料代 200円
 申し込み先  鶴巻公民館 電話0463-76-0463

よろしかったらご来場ください。

12月1日 師走
【No.1525】 2020年12月01日

 なにかに足早やに追われるような日々の暮らし。早や師走。
 信楽から来年の干支の焼き物が届いた。創刊からの「エコー」の読者・倉田さんから。今回で35回を数える。
 「みちしるべ」の横山会長から「まだ記録されていない五角柱の地神塔を西地区で見つけた」と、写真がメールで送られてきた。こういう情報は嬉しい。見てみたい。17日に行う「道祖神ワンダーワールド」の講座のPPTの流れを確かめる。年賀状の校正が出できた。

「トオカンヤ・十日夜」
【No.1524】 2020年11月23日

 「トオカンヤ・十日夜」
 旧暦の10月10日は「十日夜(トオカンヤ)」。今年は今日・11月24日がその日。「十日夜」の日は、刈り取った稲わらを束ねた「ワラ鉄砲」で子どもらが地面をたたく。田畑を荒らすモグラを追い出し、田の神を起こして山にお帰りいただく意味があるという。
 農耕を中心とした生活をしてきた日本人にとって、初冬は収穫した作物を春まで貯蔵するための大切な準備の時期。そしてこの頃、農耕の神や山の神に感謝と翌年の豊作を祈る。長野などでは役目を終えたカカシを田畑から引きあげる日と定ているそうだ。
 「十日夜」を過ぎると、漬物を作ったり庭木の雪吊りをしたりと、本格的な冬支度が始まる。こたつやストーブなどの器具を出すのもこの時期。(三陸新報・11月18日)

 これは宮中で今も行われている新嘗祭と同じ趣意だろう。 私が国民学校の生徒だったころ、新嘗祭の日は式があって、校長先生の話を聞きその日はそれで下校だった。中学生時代は「勤労感謝の日」は学校で男子は「縄綯い競争」、女子は「雑巾縫い競争」が行われた。そのあと全校で、学校農場で収穫をした農作物の会食会が開かれた。

良いお年を
【No.1523】 2020年11月21日

 11月19日
 T病院で三か月毎に定期検査を受けている。この日の診断は「ワーファリンの調薬は適正。血圧が少し高めだがこれも想定内」ということ。問診が終えたので席を立つ私に、担当医のN先生から「武さん、よいお年を」という言葉を頂いた。思いがけないことで、私は「ありがとうございます」としか返せなかった。
 N先生のこの言葉は年末の挨拶だが、私には「病を気にしないで、今までどおりの生活をしなさい。今年の年越しは大丈夫だから」という嬉しい言葉のように思えた。
 あと40日ほどで今年も終わる。コロナ禍だが元気で越年しよう。

古道大山道を案内
【No.1522】 2020年11月15日

11月13日 
 東公民館事業「古道大山道を歩く」の案内を「みちしるべの会」でおこなう。 
 この日は大山道蓑毛通と羽根尾通が通っている寺山地区の遺跡や道祖神、庚申塔、地神塔などの石造物を見て歩いた。私は「波多野城(波多野氏一族の居住地)」の所在地を寺山に伝わる地名から推測できることを現地で紹介した。秋晴れの下のウオークを楽しめた。

茅ケ崎市立南湖公民館の壁新聞展 
【No.1521】 2020年11月10日

 茅ケ崎市立南湖公民館から次のようなの嬉しいたよりが届いた。
 今年度は壁新聞講座がありませんでしたが友貴くんが「6年生でも作ると決めていたから」と壁新聞を作ってくれました。「2枚作る予定!」と張り切っていましたが「夏休みが短かかったので1枚しか作れなかった」と、少し残念そうでした。『双六新聞』という壁新聞は、小学校入学から6年生までの行事を双六にしています。それで今年は「壁新聞展示会」は予定していなかったのですが、友貴君の壁新聞展示会を開くことにしました。でも「一人展」では淋しいので、私もこれから壁新聞を作り展示します。来年7月に『双六新聞』を読みに来てください。お待ちしています。 菅沢

文化の日
【No.1520】 2020年11月04日

11月3日 
 北上から極上の秋の味覚が届いた。柔らかくて甘〜い渋柿。「さわし柿」と呼ぶらしい。
 夜7時 権現山から花火が打ち上げられた。今日は「文化の日」。秦野では「市民の日」。例年なら水無川の河川敷で催される「私の個店」にたくさんの市民が集まるのだが、今年は中止。その代わりに花火ということ。7分という短時間に100発ほどか。月齢17日の月も東の空に在った。良夜の花火。
 

十三夜のお月見
【No.1519】 2020年10月30日

10月29日
 午後4時40分ころ、東の空にはもう白っぽい月が掛かっていた。今宵は「十三夜のお月見」。庭の花ススキとコスモスを茶色の瓶に挿したらなんとなく活け花の風情。十五夜には間に合わなかったウチの里芋も掘ることができた。柿は今年は豊作だからやや小粒なので十数個を。豆腐も供える。お月見に欠かせないのが団子。だが我が家は団子ではなく饅頭。この辺り月見は昔から小麦粉の皮であずきの餡の手作りの大きな饅頭だった。だがこの手作りの饅頭も母の代で終わった。
 饅頭を買いに本町の老舗の和菓子屋に行ったが饅頭は無かった。店主が言った。「かなり前から月見饅頭は作ってない。お月見をする家がなくなったからねえ。いいねえ十三夜をやるお宅は。続けてやってよ」。褒められたのに求めたのは三個の「田舎饅頭」。老い二人で十三個は食べきれない。「田舎饅頭」は岩肌に雪が吹きつけられたような姿から「吹雪饅頭」とも、「破れ饅頭」ともいうらしい。帰りにスーパーに寄ったら「月見団子」が並んでいた。
 十時ごろ庭に降りもう一度月を眺めた。薄い雲に包まれた月齢十三の月はもう中空にあった。

 山際に月を預けて芋洗ふ

護符「アマビエ」
【No.1518】 2020年10月29日

 373号で疫病退散の護符「アマヒコ アマビエ」を載せ、「切り抜いてお守りに」と書いた。昨日、読者の小関さんから「早速切り抜いてお守りにしました」と《エコー》が返ってきた。その小関さんの便りは、なんと「アマビエ」のポストカードだった。あちこちに「アマビエ」さんは出現しているのだ。

「秦野落花生みくじ」
【No.1517】 2020年10月24日

 秦野は我が国の落花生発祥の地と言われ、今も生産地で、落花生菓子を作る店も多い。その「秦野名産落花生」にちなみ、秦野市内の曾屋神社(守山文夫宮司)がご当地みくじ『秦野落花生みくじ』の頒布を始めた。「鞘の落花生」を模した形の入れ物におみくじが入っているもの。
 『ご当地みくじ』は、その土地の名産や名物、神社の由来などをモチーフにしたお御籤のことで、この頃御朱印集めと同じように収集家が増えているらしい。
長谷寺(鎌倉市) 、貴船神社(京都市)、大宰府天満宮(福岡)、椿大社(鈴鹿市 猿田彦大神の本宮「道祖神の里巡り」で参拝している)などのものが人気があるようだ。

 東中生 
【No.1516】 2020年10月22日

 昨日、東中学校の広報委員長さんが学校・学級新聞を持って訪ねてきた。今、校内学級新聞コンクールの審査が行われているとのこと。厳しい環境の中で全クラスが出展している。その中に4号発行というクラスもあった。頑張っているな、と嬉しくなった。全紙の紙面クリニックをして明日お返しをする。「東中新聞」は1161 号。体育祭の特集号。その体育祭SDのスローガンは『体遠くとも心は密に』。こんな東中生を心から応援したい。

  二学期
                    勝 美
 嬉しさと心配を詰め込んだバッグが急ぐ今日から二学期
 新涼を深く吸い込み新曲に挑む二学期のチューバの輝き
 ありったけの声を集めて球を追う子等に渡り来る青田風
 野球帽達の家路は楽しメロディチャイムに和唱などして
 メロディチャイムの「朧月夜」口ずさみながら帰る野球帽
 ピーマンは日毎に太り放課後の学校菜園子等で賑やか
 無観客・演技はソーシャルディスタンス それでも嬉し体育祭
 折々の若き息吹を書き継ぎし『東中新聞』千百号を超ふ

ブーメラン
【No.1515】 2020年10月11日

 台風14号は「チャンホン」という名だそうな。その進路はブーメラン。チャランポラン(チャンホン)なのであまり影響は受けず一安心。昨日一日かけてHPの更新。

【No.1514】 2020年10月08日

10月8日 我が家の庭の秋
金木犀。金木犀の香が流れる朝。
 金木犀の朝が好きだから今日から午前六時のウオーク
 隣との垣無く住みぬ金木犀

コスモス。7月から咲いたコスモスの子が花をつけ始めた。一年に二度その花を楽しめる。今日は秋雨前線の風が強い。
 それぞれに揺れ風となる秋桜

山茶花。祖父(武力三郎)がこの地に住み着いたときに植えられたもの(百年を悠に超えている)。ひっそりとうす桃色の花を二、三輪咲かせている。 
 山茶花にお隣の灯の届きけり

柿。どうやら今年は成り年。柿が大好きな義弟に食べてもらおう。
 手庇が柿の稔りを数へをり

夕顔。季語は「晩夏」なのだが、まだ頑張って昨夜も三つ咲いた。大輪で10pは優に超えている。濡れ縁に座り眺める。まだ蕾はかなり付いている。
 夕顔を低く咲かせて端居かな 

花ススキ。十五夜、十三夜のお月見に飾る。秋を感じさせるススキの花。
 日暮まで日の射す庭や花薄 

中秋の名月
【No.1513】 2020年10月02日

10月1日
今日は「中秋の名月」「十五夜」なので「月見の棚」を設えた。メインのススキは庭から切りとる。サツマイモと落花生は自前のもの。月見団子、豆腐は秦野産。それに梨も供えた。この梨はは昨・30日に訪ねてきたReikoさんから頂いたもの。「GO TO 」で山陰地方を旅したそのお土産。お神酒は気仙沼の「蒼天伝」。六花亭の「バターサンド」と各地の銘品が並んだ。晴れていたので黄色い満月が見られた。

彼岸中日
【No.1512】 2020年09月23日

9月22日
 彼岸の中日・秋分の日。午前6時の気温は12℃だった。すっかり秋。朝食は「中の中日あずき飯」。今夜から雨らしいので落花生の収穫をした。今年はハクビシンに荒らされることなく今日を迎えることができた。30株ほどだがしっかりとした実が付いていた。過去最高の品質と量。この出来は山口さんの大きな力による。感謝したい。 
 気を良くしてサツマイモも掘ってみた。こちらはよく太っている。それで里芋も試掘… ところがこちらは不作。ほとんど子芋が付いていない。付いてもまだまだ小さい。10月1日は「中秋の名月」。別称「芋名月」、サツマイモや里芋の「でき秋」収穫の時季なのだが、ウチの里芋は十五夜には間に合わない。
 栗、落花生、サツマイモを仏壇に供えた。「みちしるべ」の田中さんが故郷の梨「二十世紀」を持って来訪。ありがたい。午後には千葉・市川から特産の梨・「新高」が届いた。大きな梨で一個が1s弱。菅原さんのご厚意。仏壇に二種類の梨が加わった。実りの秋。

「豆ぶち」
 私の子供の頃は、落花生を収穫することを「豆ぶち(打つ)」と言っていた。畑の落花生を扱いて(扱ぐ=コグ・根のついたままそっくり引き抜くこと)数日畑で天日干しする。ある程度乾燥したら畑に空の四斗樽を持ち込み、その樽の縁を落花生の根の部分、実の生っている部分で「ぶつ(打つ)」。と実が樽の中に落ちる。だから「豆ぶち」。この「豆ぶち」はお百姓の知恵。手で捥ぐより効率がよい。

アマヒコ アマビエ(ヱ)
【No.1511】 2020年09月14日

 無病息災、縁結び、子孫守護、豊作などのご利益で知られている宮城県の二柱神社は、この四月から新型ウイルスの終息を願う御朱印を貰うためにぎわっているとか。その御朱印をラベルにした『疫病退散』という日本酒をK酒造が販売している。お盆に帰省したYukiさんが、このお酒を私のために買ってきてくれた。「コロナ」と「腰痛」の終息を願ってのお神酒。感激、もったいない。

※「二柱」とは「アマヒコ」「アマビエ(ヱ)」という半人半魚の妖怪。気仙沼では御朱印、凧絵、キイホールダー、Tシャツの柄などに取り入れられ「コロナ退散」を願っている。「男女双体道祖神」から派生した神とも思える。

妻の頑張りに感謝
【No.1510】 2020年09月11日

 畑仕事をまったくしなくなった、出来なくなった私に代わり妻が頑張っている。今日も午前中栗園に一人で栗拾いに行った。妻には農業の経験は全くない。今までは私を手伝うという形で畑に出ていたが、今年の六月以降(私の入院中)は草むしりなど畑の管理にも精を出してくれた。
 今日の栗の収穫は5sほど。今年の初収穫は7日で、その日は8s強。車は出ないのでリュックで背負い、袋で抱えて持ち帰ってきた。歩く距離は片道1qくらいだが帰りは坂道。真夏日だけにかなりの重労働。拾った栗の選別をしようとしたら、右の人差し指に山ビルが食いついていた。去年までの彼女なら《動転》なのに、きょうは「どこで拾ったのかしら」と平然としていた。今年の栗はふっくらと丸みがあり大きい。妻の頑張りに感謝。ありがとう。本当に申し訳ない。

 今朝4時ごろ、ヒィーンィィ ヒィーンィィと三声、鹿の鳴き声が聞こえてきた。我が家の栗園の方角とも思えた。妻の話では「7日は一個だけだったが、今日は20数個、鹿が食べた栗の皮かあった。きれいに剥いて食べている」とのこと。庭続きの畑の落花生が収穫期になっている。ハクビシンに荒らされるか。
 

「実りの秋」に
【No.1509】 2020年09月02日

9月1日
七月は雨、八月は猛暑。この夏は私にとって腰痛の《酷暑》だった。
 今日から九月、秋。「みちしるべの会」の横山会長さんの来訪。十月以降、四つの公民館から「大山古道を歩く」の講座のガイドを依頼が来たと報告してくれた。歩くことは難しいので何かサポートをしなければ、と思っている。個人的には十二月に「道祖神の里巡り」の講演の話も進んでいる。「実りの秋」にしたいので体調管理を十分心掛けたい。

八月尽
【No.1508】 2020年08月31日

8月19日 「喉元」を過ぎて四十日 鋸(のこ)など手にし腰痛再発。
8月31日 目下自宅静養中。この夏は十分《休めた》が、気力の減退は著しい。

誕生日
【No.1507】 2020年08月29日

8月18日、頂いた誕生日メッセージカード。「古い年齢は必ずお捨てください。自分の年齢をよく確かめてください。新しい年齢を使用せずに放置しても、自動的に移行されますので、ご承知おきください。耐用年数は一年です」 

浜松市船明
【No.1506】 2020年08月17日

 昨日8月16日 国内の最高気温40,9℃の地は静岡県浜松市天竜区船明(ふなぎら)。テレビで報じられる「浜松市船明」という文字に(ふなぎら)と振り仮名で付けられる。地名「船明」を「ふなぎら」と読むのは難しい。だが私には読めた。浜松市天竜区船明を今年2月の終わりに訪ねているから。
 船明の長養寺の双体道祖神にお参りしたからだ。観音堂内に祀られている男女双体酒器像で「兄妹道祖神」は呼ばれ「兄妹相契」の悲話が伝えられている。穏やかでふくよかな表情だ。造立した村人の兄妹に寄せる心の表れだろう。だから「縁結びの道祖神」で、心願が叶うと赤と白の小石を供えられる。

 春光を酌む兄妹道祖神   勝 美

「喉元過ぎれば」はいけません
【No.1505】 2020年08月04日

 退院されたようで、でも「喉元過ぎれば」はいけません。くれぐれもご留意を。不謹慎なようですが短歌日記はニヤリ😏としました。このユーモアと暖かさ。何度も読みました。ECHOは楽しみにしています。なので無理はしないでくださいね。 政子


 「ECHO」のHP、なんとか更新できました。 勝美

この状況下だからこそ
【No.1504】 2020年08月01日

コロナ禍で今年度のPTA活動は低迷・混乱しているようです。特に広報づくりは「三密」になるのでその活動は厳しいようです。でも、こういう状況だからこそ保護者の声が学校や行政に届かなくてはいけないと思います。
 送られてきた秦野市内の二紙(中学校)は《コロナ》に関わる保護者の悩みや心配事を記事にしています。がんばっているなあと頼もしく思いました。

学校再開一か月 中学生now 
【No.1503】 2020年07月28日

1年生
・注意しないといけないことが多くて大変だけどクラス全員が揃ったのはうれしかった。
・マスクをいつもつけてないといけないから、熱がこもって暑い時が多かった。
・小学生の時と比べて勉強量が増えました。勉強でわからないところは友達同士で協力しながらやりました。
・普通の毎日がだんだん戻ってきてよかったです。でもまだウイルスが残っているので気を引き締めたいです。
2年生
・久しぶりの学校で授業を受けて勉強できることが楽しく、友達とも一緒に部活動をしたり話すことができとても楽しいです。
・休みの間はあまり外に出ていなかったので、学校が始まり通学で歩いたり、部活が始まったしたので運動不足を解消したいです。
3年生
・ずっと休みだったので、朝早く起きることや、6時間授業が大変だろうなと思っていましたが、その生活にも慣れ、友達と話せることがすごく嬉しいです。部活も始まったので、これから頑張りたいと思います。
・毎日友達と話せて嬉しいです。授業も始まりだんだん元の生活が戻ってきたのでリズムを戻したいです。部活も始まったので後輩を引っ張っていけるように頑張ります!!。
・生活リズムを元に戻すのが大変でした。体力をつけたり、休校中より早く起きたりしなくてはいけないためです。受験の心配です。受験の範囲はどうなるのか、授業が追いつくのかなどの心配があります。(「東中だより」より)

夏 到来
【No.1502】 2020年07月25日

7月24日
 赤い大輪の朝顔が一つだけ咲いた。河原なでしこも淡いピンクの花を開いた。キキョウ、コスモスも咲いている。朝顔を絡ませた垣根の天辺にアブラゼミがとまっている。動かないのは羽化したばかりただからなのだろう。
 市内の小・中学校は25日から夏休みに入る。一挙に《夏》。
 だが梅雨明けはまだ。Go Toなどという気分にはなれない。「みちしるべの会」の活動もほぼ停滞。Y会長と相談し、会報誌上で研修をする(講座を持つ)ことにした。最初の講座は私が担当することに。

十本の向日葵
【No.1501】 2020年07月19日

 十本の向日葵を胸に咲かせ吾(あ)の退院を言祝ぎし朋友(とも) 

 腰椎圧迫骨折で緊急入院した私が「寝たきりなった」という噂を聞いたと、Yさんが訪ねてきてくれた。そして私がパソコンの前にいるのを見て「大丈夫ですか」と驚いた様子。
 Yさんは花卉園芸を生業にしている。それで向日葵の花持ってきてくれた。「お見舞いにと思って持ってきましたが、退院祝いにします」と喜んでくれた。

嬉しい出会い
【No.1500】 2020年05月31日

5月30日
 368号に掲載した美原凍子さんの短歌のことでMさんから電話を貰った。私が美原さんの短歌を書き残していることを知り「どうしても電話をしたいと思った」とのこと。Mさんも朝日歌壇の美原さんの作品に魅かれているようで、「さくらさくらという歌が印象に残っている」とも話された。
 私が368号で掲げた美原さんの作品は「3.11」に関わるものだったので、Mさんの推す「さくらさくら」の歌は入っていない。だが私のノートには2019年4月の入選歌「老ゆることなき死者と見るさくらさくら生者は老ゆるほかなきさくら」が書き抜かれていた。Mさんが言う「さくら」の歌はこれだろう。
 「エコー」でこんな出会いができたことが嬉しい。

 午後4時ごろ「寺山の道祖神を見に来た」とという女性の突然の来訪。久保の道祖神に並置されている石造物が何であるのか教えてほしいとのこと。タブレットで撮った写真なので拡げて見る。一基は地神塔 もう一基は庚申塔。双体道祖神もあるはずだがこの写真ではそれは識別できなかった。

日本の〈緑〉を私も楽しんでいます
【No.1499】 2020年05月29日

5月27日
Aさんから電話をもらった。
 脚の筋力の衰えを痛く感じウオーキングに出ているとのこと。「この季節、散歩の道連れは《木々の緑》です。370号に『日本の緑色は81色』と書いてありました。〈我が意を得たり〉の思いです」ということで電話をくださったのだ。
「田舎だし外出自粛だから行き交う人はほとんどいません。樹々の様々な緑が目に染みいるようです。その緑色と言葉を交わしながら歩いています。私も若葉の緑色の違いを楽しんでいます」。

望月国男著『西嶋が生んだ偉人笠井重治』
【No.1498】 2020年05月19日

 かつて一緒に仕事をした望月国男先生から、この度上梓された『西嶋が生んだ偉人笠井重治』を頂いた。この書を執筆・上梓されたことについて先生は次のように述べていらっしゃる。
 この度、私の故郷・山梨県身延町西崎が生んだ偉人♀}井垂治先生方の生涯を一冊の本にまとめてみました。私は18年間西嶋にお世話になりました。古希を過ぎ、後期高齢者の仲間入りを間近に控えた頃、お世話になった故郷・西嶋に何か報恩できることはないかと考えました。「そうだ、笠井重治先生のことを調べて、まとめることはできそうだ」と思いました。重治先生は今や遥か遠い存在になっており、私はお目にかかったことはありませんが、多くの関係者から聞き取り調査や資料収集を行い、ようやく書籍化の運びとなり、重治先生の生涯を概観することができました。  令和2年5月

 
 望月國男先生でなければ成しえない研究・探求の書が生まれたことを心から喜んでいる。

ホームページの更新
【No.1497】 2020年05月16日

5月16日 
 久しぶりの本格的な雨。一昨日植えたサツマイモの苗はこの雨で大丈夫だろう。それで一日かけてホームページの更新をした。かなりの分量なので、自分としては《納得》の仕事ができたとと思っている。

コロナ禍 今中学生は
【No.1496】 2020年05月13日

コロナ禍 今中学生が思っていること・感じていること
                H中の「学校だより」(5月11日発行)から
  
☆休校になっていることをどう思いますか
・勉強とか遅れていると思うから心配 ・感染拡大を止める為には必要なことだと患う
・多分、1学期くらいは自粛になると思う ・勉強ができないから大変、すごく嫌です

☆家ではどんなふうに過ごしていますか
・毎日勉強頑張ってます。 ・勉強している? ・妹と遊ぶ ・絵を描いたり 音楽を聴いたり、お菓子を作ったり ・ユーチューブやゲーム、TVでジャニーズ鑑賞
・ストレッチ 筋トレ ランニング

☆今、思っていることは何ですか?
・3年生のこの時期にコロナが来て、この先心配 ・休校中で予習が大変 ・3年生なので進路が心配 ・友達と遊びたい! ・買い物に行きたい!! ・早く学校に行きたい ・来年はどうなるの、怖い!!

☆学校が再開されたらどうしたいですか
・部活をしたい ・しっかり勉強したい ・友達と楽しく学校生活を送りたい ・今までどおりの生活がしたい ・体を大切にしながら学校生活を楽しみたい

コロナ禍の余波
【No.1495】 2020年05月09日

 5月8日
 静岡のKさんから二回目の手作りのマスクが届いた。以下は添えられた便り

 生活様式が変わりつつあります。@洋裁はすっかりマスクづくりに……。100枚以上作り、親戚、友達、ご近所の方々に使っていただいております。A孫の《ランチ担当》は接触感染・「三密」に当たるということで《解雇》! 塀越しにマスクして家族と話すとは、距離感を強く感じています。B車のナンバーが「相模」のままなので「県外からの来た」といじめられる怖さがあり? 急いで変更の手続きに走ったのですが、連休もあり、20日以降とのこと。それで大きな《紅葉マーク》をつけてゆっくり走っています。(笑い)
 道祖神は疫病を防いでくれる神様。コロナから私たちを護ってくださるはず。道祖神さんに会いに行けません、先生の道祖神の本を開き全国の道祖神さんにお願いしています。日本では今道祖神が見直されているのではないでしょうか。
 草取り 頑張り過ぎないでください。

憲法記念日 
【No.1494】 2020年05月04日

5月3日 憲法記念日 
 中学生のころの思い出。五月の連休中に「日本国憲法」の全文を書き写す宿題があった。今日の新聞は憲法についてかなり書いているが「コロナ禍」に比してどれだけ読まれているのだろうか。
 バラ農家のIさんが深紅のバラをたくさん持ってきてくれた。深紅は慶事にしか使えないので、今は需要がほとんどないらしい。少し萎れた感じがしていたが、ガラス製の大きい花瓶に挿したら生気を取り戻したような気がした。植物にも心はある。与えられた使命を全うすることができることを喜んでいるのだ。
 夕顔、朝顔の播種をする。

五月
【No.1493】 2020年05月02日

5月1日 
 それぞれの彩際立たせ木の芽雨
 楠大樹空展かんと芽吹きたり
  5月になった。日本の伝統色としての「緑」は「若葉・若緑・若芽・黄浅黄」色など81種あるらしい。周囲の樹々の若葉を見比べ楽しんでいる。外出自粛令が出てからは庭や畑の草むしりに注力している。だが一雨来ればたちまち雑草は芽吹く。頑張っても所詮《負け》だが、陽光を浴びながら草と格闘するのも悪くはない。妻も同じような暮らし。
 今朝の「声」の欄で「コロナと私 どちらが先に終息するか」という文を読んだ。「そうだな」としみじみ納得。与えられた時間は精一杯使いたい。     
今 日から370号の編集に取り掛かる。五月で「エコー」は創刊36周年。

畑 狭庭
【No.1492】 2020年04月29日

4月28日 
 Mさんにお願いして畑を耕してもらった。それでの野菜づくりを始めることができた。今年はスイカやキュウリは育てないことにした。落花生も被害に遭ったので止める。ハクビシンとカラスには勝てないから。
 里芋を50粒ほど植えた。長ネギは100本。カボチャ2株、トマト4本。これだけでは耕地の半分も埋まらない。あとはサツマイモ。
 今、庭はツツジ、藤、花水木、あやめで彩られている。ウチの藤棚の遠景に富士山が見える。今年の藤は例年よりその花房が長いように思える。

 地名「富士山」は「フジ」が由来とか長き裾野は長き花房

年度第一号の「学校だより」届く
【No.1491】 2020年04月21日

4月21日
 東中の小澤校長先生が今年度第一号の「東中だより」を持って来訪された。保護者に届くのは次の登校日になるが、地域協力者に今年度の学校運営の概要を知ってもらうことは大切なこと。この学校だよりに小澤校長先生の着任の挨拶状も添えられていた。
 「新一年生は2クラス、全校で278名なので『東中family』として子供たちを育てたい」との先生方の願い(「学校だより」の中の一文)は、東地区に住む一人として嬉しかった。

春の味覚満載の食卓
【No.1490】 2020年04月16日

4月15日
 庭に道祖神を祀るKさんから季節のたよりが届く。咲き乱れるシャクナゲを眺めている肩組み握手の道祖神さんの写真のはがき。
 所用でNさん宅を訪ねたら「ウチの玉ねぎとキャベツを食べて」とその場で取り持たせてくださった。さらに「竹の子の煮たのがあるから持って行って」と。春の味覚いっぱいの夕食のテーブル。
 コロナ禍。五月に予定されていた東中の新聞づくり講座は延期。今夏の新聞大会も中止の連絡が入った。
 

 現実
【No.1489】 2020年04月15日

  ◇外出自粛要請 
  ペット抱きソファでくつろぎ「こうすれは命が救える」との動画
 
 「わたし テレワーク」と言う女(ひと)の続く言葉は「仕事無いので」

『自由の声』欄
【No.1488】 2020年04月14日

4月12日 
 神奈川新聞の『自由の声』欄に「思い出深いトッケッコ」という文が掲載されていた。海老名にお住いの井上幸雄さん(84)の投稿だった。神奈川新聞が2月25日付で紹介してくれた「チーム竹の子」の紙芝居「トッケダンゴ」を読んで子供のころの遊びを懐かしく思い出したという内容。
 地域の歴史や民俗を次世代に伝えたいと思っている「チーム竹の子」の願いがこのような形で継承されたことをとても喜んでいる。
 井上幸雄さん ありがとうございました。

春祭りもコロナウイルスで
【No.1487】 2020年04月11日

4月10日 
 4月10日は寺山のお祭りの日。今年は新ウイルス禍で中止。子供のころの楽しみだった東秦野村の祭礼は東田原神社の3月18日から始まった。次が西田原の八幡神社の3月28日。そこから寺山の鹿島神社の4月10日、八幡神社(落合)は4月14日、御嶽神社(蓑毛)が4月19日、名古木は御嶽神社で4月20日と目白押し。さらに東田原の朝日神社は夏祭りで7月14日に行った。
 どのお宮にも神楽殿があるので旅の一座の芝居が奉納された。三番叟を見た記憶もある。夜店の当て籤が楽しみだった。アセチレンガスの匂いも嫌いではなかった。
 神輿が県道を練り歩いた。   路線バス止める法被や春祭り 勝美 

 コロナ禍で「馬鹿っ囃子」と呼ばれているあの甲高い秦野の祭り太鼓が聞こえてこない。

いよいよ新学期
【No.1486】 2020年04月07日

4月6日
 お隣の小学校の校庭から子供の声が聞こえてきた。長い「一斉休校」の中での入学式、待ちに待ったこの日。私もこの賑わいを待っていた。だが明日からまた休校。
 午後二時ごろ、「こんにちは」の声が庭でする。出てみたら男の子が「桜を描かせてください」と言う。学年は三、四年生くらいか。学童保育の子だろう。「どうぞ。ウチの桜を描いてくれるの。うれしいよ」と私。彼は桜の花を見上げる位置にひざまづき、地面に置いたスケッチブックに覆いかぶさるような姿勢でデッサンを始めた。
 子供がいなければ学校じゃない!

「みちしるべの会」にどうぞ
【No.1485】 2020年04月03日

4月2日
 午後3時から「みちしるべの会」の総会の準備会を四人で持つ。場所は私宅。 
 総会は今月末に開く予定だったが予約した会場の使用は難しそうなので「中止」と決め、審議は紙面で行うことにした。そのための資料作りが今日のこの会。年度計画を立てるのだが、昨年まで行ってきた市内各公民館の事業『古道大山道を歩く』(主管・まほら秦野みちしるべの会)は、現在ではその事業の実施が確定しない公民館が多く、会としての年間活動計画も未定になってしまう。それで月例の会員研修会の充実を意識した年間計画を作った。
 発足して14年目に入るこの会。ここで新しい会員も迎えることができたので、さらに充実した活動の一年にしたい。
 この日記を読んでくださった皆さんの入会を歓迎します。

新しい一年が始まる
【No.1484】 2020年04月01日

3月31日
 新聞で教員人事が報じられた。教え子の二人が校長先生に昇進。かつて一緒に働いた何人かは退職。歳月の流れを噛み締めた。
 東中の石川校長先生が退職のご挨拶にみえた。「東中新聞」の指導で頑張った倉持先生も転任の挨拶に。夜、全新研の田村先生から「38年務めあげました。お世話になりました。コロナが収まったらお伺いします」と電話をもらった。
 きょう、湯河原町のPTA会長さんからいただいた手紙に「出会いの意義を知った一年だった」とのPTA活動のまとめが述べられていた。そして私のためにお嬢さんが作ってくれた「健康お守り」が添えられていた。
 神奈川新聞の歌壇・俳壇に挑戦を始めて二か月が過ぎた。結果は短歌4首、俳句2句が採られた。この二か月は毎週投稿できたが、4月以降も続くかどうか。
 
 新しい一年が始まる。

お便り 二通
【No.1483】 2020年03月27日

3月26日 
 秋田の畠修さんから「こども館新聞『ふしぎ・ワクワク』」が送られてきた。能代市こども館の館長を務めている畠さんは「新聞づくり」指導のエキスパート。秦野で開いたれ全国新聞教育研究大会にも講師として秋田から来てくださった。
 『ふしぎ・ワクワク』には畠さんのその力が十分発揮されている。能代の子供たちはこの新聞を通して様々な世界に足を踏み入れていてるのだろう。

3月25日
 気仙沼の渡邊さんが先ごろ長野に旅した折、喫茶店で偶然手にされた季刊『「Skima2020』を届けてくださった。「信州のスキマを好きで埋める」と地域活性を願うこの号は「双体道祖神の魅力」の特集が組まれている。それで、私にということ。
 特集は「池田町の道祖神巡り」。池田町は4年前の夏に訪れている。八幡神社の三基、相道寺のオヤスで葺かれた道祖神など懐かしみながら、この夏の「里巡り」に思いを馳せた。

 新型ウイルス禍の中、お二人のお心は身に染みた。

春彼岸
【No.1482】 2020年03月20日

 三日前に咲きはじめた紅枝垂が今朝は三分咲き。この桜は市内のある寺院の枝垂の直系。実生から育ったもので樹高3メートルくらいまで伸びた。
 染井吉野の樹齢は70年は超えているだろう。根回りはおおよそ3メートル。いつの日にか「秦野の名桜」と言われたら…。里桜は2017年4月、高遠に道祖神を見に行った折に求めたもの。去年数輪花を着けた。

 桜二首
 紅枝垂染井吉野里桜と桜前線狭庭も通り
 濃き紅は蕾にありし紅枝垂ふふめば淡き紅に染まりぬ

 今日は彼岸の中日。仏壇に「小豆飯」を供える。9時過ぎに墓参りに行く。そして午後、ホームページの更新。新型ウイルス禍と3.11については書かざるを得ないと思った。稲吉さんから双体道祖神の絵手紙が届いた。それを「マンスリーエッセイ」のページにアップ。コップ酒で《ご機嫌》の一枚も。

PTA広報紙『陽光』
【No.1481】 2020年03月18日

 気仙沼市で発行されている地域紙『三陸新報』のコラム欄に西中PTA広報『陽光』のことが書かれています。ウエブ版で読めます。3月14日の「立ち読み」の『萬有流転』です。感想などお聞かせください。

3.11を忘れない
【No.1480】 2020年03月11日

 2011年3月11日の東日本大震災を詠み続けている美原凍子さん(福島)の短歌を朝日歌壇から書き抜きました。独特の五感とリズム感は心をゆさぶります。
 (2011年4月から2019年6月まで発表順)
 生きてゆかねばならぬから原発の爆発の日も米を研ぎおり  美原凍子
 原発の空のしかかるふるさとのここにいるしかなくて水飲む
 搾乳するナカレ耕すナカレ種蒔くナカレふくしまの春かなし
 それでも春は巡り来てけぶるがに咲くふくしまのうめももさくら
 さよならへさよならとふる細雪去るも残るもつらきふるさと
 そこかしこまっさらな土敷かれいて他人顔なる除染後の街
 満月は海より上がり原子炉と人無き街と村とを照らす
 東京ゆ二百五十キロにて汚染水タンクは増えてゆくばかりです
 全村避難の村の桜はさみしからしいんと咲いてしいんと散って
 ほろほろと木通の花のこぼれいて空き家ずっと空き家のまんま
 フレコンバッグ撤去の土手にニリンソウアズマイチゲとカタクリの花
 汚染水八十九万トンのタンク群上空には八年目の秋雲
 廃炉までなお遠からむおぼろなる令和の月が建屋を照らす

 返歌
  秦野西中学校PTA広報『陽光』に寄せて
 「祝卒業」号に「3.11を忘れない」も組み入れしPTA新聞  勝美





続々新型ウイルス禍 
【No.1479】 2020年03月10日

 地域紙の記者さんから聞いたことだが「一斉休校」の影響で飲食業界から広告はほとんど出ないようだ。紙上に「歓送迎会承ります」の広告はあまり見られないのが現状。私も三月に二つの宴席があったが、いずれも無期延期。幹事とすれば「終息」にならなければ会は持てないだろう。
◇新型ウイルス禍
 「後手後手」と責められて打ちし先手は「一斉休校」「入国規制」
 受け継ぎし鼓笛デビューは卒業式「一斉休校」五年生は解け

続新型ウイルス肺炎の影響
【No.1478】 2020年03月02日

新型ウイルス肺炎の影響
・中止 上公民館主催「上地区の古道を歩く」(主管みちしるべの会)  秦野ゆとりの会三月例会  「林家たい平落語会」

新型ウイルス
【No.1477】 2020年02月29日

新型ウイルス肺炎の影響
・中止  全国学校新聞コンクールの表彰式  東公民館主催「冨士道を歩く」(主管みちしるべの会)    秦野ぶらり会の公開講座「秦野の近代を語る」(主管みちしるべの会)   「JAはだの」観劇会
・延期  異年齢女性交流会での講演   教え子の同窓会  「西のいぶき7」の懇親会  
・辞退  卒業式への臨席  

梅 五本
【No.1476】 2020年02月20日

梅咲いて目白二羽来るまた二羽と
 梅光る二月。我が家の五本の梅の木はいずれも古木。
 玄関の前の立つのは樹齢100年超、二階建ての家屋を背にし日当たりが良い。そのためいつも開花は一番乗りだが三日前の雨で樹下は無残にも花びらで敷き詰められた。
 母屋と離れの間の狭庭の花は七分咲きくらいか。花に勢いがある。ここは日当たりはよいが午後3時には日陰ってしまう。
 離れの前の植え込みには小木。ここも日当たり、日照の条件は良いので、もう数輪しか残っていない。
 桜大樹の裏の梅は樹齢に比して太らない。花のつき具合も疎ら。それだけに咲かせる花はしっかりとしたもの。五分咲き。
 車庫の前の古木。いつの日か玄関前の梅の代替わりするときのため庭師が手入れを丁寧にしてくれている古木である。この場所は東西南北、どの風もよく通るので、まだ二分咲き。

おめでとうございます 頑張りましたね
【No.1475】 2020年02月18日

第69回全国小・中学校・PTA新聞コンクールの結果(2月15日発表)
PTA新聞の部  【優秀賞】西中PTA 【努力賞】南小PTA  南中PTA
学校新聞の部 【佳作】東中学校 
学級新聞の部 【努力賞】東中学校3年2組

30数年を隔てて母娘で広報づくり
【No.1474】 2020年02月11日

2月7日
 今日は市内中学校のPTA広報委員会の来訪。翌日が出稿とのこと。拝見したが完成度は十分。それで話は一年間の活動の評価反省に。
 一人が言った。「母は私が小学生の時に広報委員をやったそうです。で先生の講座で強い刺激を受けたと言っていました。きょう武先生のところに行くと言ったらそのことを伝えてと言っていましたので」。「そして今度は私が広報委員になり ご縁でいろいろ学ばせていただきました。広報づくりで充実した一年を過ごせました。有難うございました」。
 30数年を隔てて母娘がPTA広報づくり。「新聞・広報づくり」という《一樹》が私にあったことを喜んだ。

如月
【No.1473】 2020年02月05日

2月1日
 我が家は2月1日が「お棚納め」。昨夜、燈明を点し温かいご飯を神仏に供えた。そして今朝、正月飾りなどを下す。下したものは初午の日に畑でお焚き上げする。
 床の間の掛け軸「双鶴」は「早春」に、玄関の中野啓次郎の「津軽凧絵」(これは私には《お宝!》)も「岐阜・松倉の絵馬」に掛け替えた。

2月2日
 庄屋で「みちしるべの会」の新年会。10名の出席。昨年はウオーキングマップを三図発行できた。次年度も三図の発行を目指す。小さな会だがその活動は充実している。

2月3日
 市内の小学校のPTA広報委員が来訪。年度末号の企画の相談。「卒業おめでとう」だけでなく「卒業・進級おめでとう」号に、と話した。委員の一人が「東中新聞を作った」という。当時お世話になった先生と「メル友」していると言う。その時の新聞づくりの苦しさを今年再び味わったので、来年も広報づくりをやり、もう一度新聞づくりの楽しさを味わいたい、と表明。嬉しいね。

2月4日
 今日は立春。「JAはだの」の組合員講座の修了式に参列。修了祝いに一句を謹呈。 
 春立つ日JA講座修了す  勝美

落合地区で紙芝居の公演
【No.1472】 2020年01月29日

1月26日
 落合ボランティアの会の活動「いきいき落合」の1月例会で「道祖神祭り」の紙芝居二編「目一つ小僧」と「トッケダンゴ」を「チーム竹の子」で公演した。
 「マックスで30名」と聞かされていたが44名が観に来てくれた。小学生の8名が嬉しかった。
 公演の後、地元の小沢さんから「この地区はトッケダンゴじゃなく、取り上げダンゴ」ということを聞いた。私には初耳の風習。興味深い中身だった。
 過日訪ねてきた母娘が「ウチの地区では、どんど焼きは豚汁やお汁粉が食べられる会と思っている子がいる」話した。役員がダンゴを作って子供たちに焼かせているという自治会もあるとか。環境問題から火を燃やすこと自体が難しく「どんど焼き」を止めたところもある。
 どんど焼きは隣人と触れ合う場でもある。紙芝居で道祖神祭りの持つ意義を多くの世代に伝えていきたい。

飯山のどんど焼きに飛び入り
【No.1471】 2020年01月20日

1月19日 
 今年は遅れたが飯山観音・長谷寺に初詣。寺の境内の一角に佐藤家(妻の実家)の墓地があるので墓参も兼ねている。
 帰りは県道60号線で清川村に向かった。その途中、飯山・尼寺地区を走っていたらどんど焼きが行われていた。「道祖神の落穂拾い」をしているから見過ごせない。斎灯の写真を撮らせてもらった。太い孟宗竹で組み立てられた斎灯の高さは優に5bはある。竹の弾ける大きな音が火勢を表していた。
 三人の世話人が近づいてきて「ご苦労様です。お神酒を」と紙コップを差し出された。通り掛かりの者だから、と言ったが「それじゃあ尚」と勧められた。飲めない私ではないので「そうですか」とご相伴に預かった。野外でのコップ酒はうまい。
 三々五々竹竿に団子を吊るした人が集まってくる。カラフルな団子を一杯刺したコナラの木を手に走ってきた女の子が私の前で躓いた。
 「昔はダンゴは三つ焼いて、交換して食べた」とのこと。「トッケダンゴ」の風習がここにもあった。立ち寄ってよかった。大きな収穫。
 どんど焼きの会場から少し走った道路脇に舟後光単体道祖神が祀られていた。

過去の日記へ1234567|8|9101112131415161718192021222324252627282930313233   [管理]


-- トップページに戻る --